
ラリホー
どうも、タマゴです。
そんなわけで行ってきましたシマノ鈴鹿ロード。
今年もエントリーはなしで、出展ブースを見学、試乗車荒らしがメイン!
とにかく自転車祭としては最大級なので、それだけでも楽しいんデス!
今回はいつものモイスチャーと、まこちさんをフィハイ(フィットハイブリッド)で回収して現地へ。
遊園地側の入場開始時間を狙っていきました。 天気も心配でしたしね。
さて、前置きはこのくらいで、サクサクと試乗インプレる!
私は初めてパナソニックの試乗車を見ました。展示はあっても乗れないって事がありましたので。
まずはフラッグシップのチタンフレーム『FRT07』から。
このFRT07は2種類の剛性を持たせたフレームがそれぞれラインナップされており、太いチューブを持つ高剛性のバージョンH、細身の普通剛性なバージョンLからチョイスするカタチ。
今回の試乗ではこの2つのバージョンを比べる事が出来ました!
まずはバージョンHから。
体格の大きい、パワーのあるライダー向けとのことですがまさにその通りで、剛性が高く「硬いなぁ・・・自分の脚力ではフレームを反応させられない」と感じるカーボンフレームに近い印象でした。
フレームをしならせるために、強く踏み込むとバイクが豪快に加速していきます。
脚への反発は痛くないのですが、やはり強い加速と速い巡航を維持するには、かなりパワーを掛け続けていないとダメで、脚力より体力をジワ~ッと削られる印象。
振動吸収性などは優れていて、いたって快適な乗り心地!
数値よりも、手に持った感じと走りは軽いです。
軽快な走りと十分言える範囲ですが、後述のバージョンLと比べると疲労度が違います。
バージョンLはベツモノ!
私の体格だと、こちらの方が合っていますね~
しなりを楽に発生させられて軽快にバイクが推進していきます。
しなり⇒返りのリズムが脚や身体にフィットして、絶品の漕ぎ味です!
フォークの出来も申し分なく、もがいてもしっかりと金属フレームらしいダイレクトな加速!
乗り心地はさらに良く、よく出来たクロモリとアルミのいいとこどりみたいなフィーリング!
デローザ・チタニオに続く、「チタンらしさの活きた」バイクでした^^
クロモリフレーム『ORC06』(ORC07?)
パナソニックのクロモリ、「パナモリ」の定番モデル。
アンカーのネオコット乗りとしては、超気になるモデル!!
パッと乗った瞬間から、「うわっちゃべー!」と驚き・・・!
イヤな予感がしたんですよね・・・これ・・・ めちゃくちゃイイ!(笑)
出来のいいクロモリフレーム感てんこ盛り!
乗り心地良し、スムーズな走行感&軽快感、踏み込んだ時の上質なしなりを生み、余分にたわんでしまうような弱さもなく、かと言って脚を攻撃するような”鉄硬さ”も感じない!
下ハンダンシングでスプリントしても、こりゃなかなかええぞぉぉぉ~
クロモリフォークも問題なし!
嫌な言葉ですが、「スペック」で言えば同じクロモリレーサー『コルナゴ マスターX-LIGHT』には到底敵いませんが、『アンカー RNC7』とは”クロモリフレームの魅力”で見ると、実力伯仲!バッチバチ!?
価格は断然ORCが安く、マジでこれ魅力コストレシオに優れまくりです!
しかも・・・
カラー、デザインがカスタムオーダー可能!(アップチャージあり)
圧倒的にアンカーより豊富なバリエーションでもって、自分だけの1台が作れちゃう^^
クラシカルにキメるもよし、最新のパーツてんこ盛りも良し!
どなたにもオススメ出来る、素晴らしいバイクでした^^
ナウなバイクも。 ピナレロ 『ドグマF8』
記憶に新しい今年のツールドフランスでチームSkyが使用していた新作ドグマ!
イギリスのお車メーカー・ジャガーの空力技術が使われた、エアロフレームに生まれ変わりました!
ドグマと言えば、「軽く硬く速い」ですが、この形状が大きく変化したF8もまさにドグマのそれ!
大げさに言えば、目隠しして乗ってもドグマと分かるくらい(笑)
ただ、今回のドグマには”やさしさ”というか、乗り易さが結構加味されており、「貧脚お断り。」の門前払い感は鳴りを潜めました^^
フレームの硬さは相当なモノですが、乗り心地は結構快適方向へ”折れてくれた”感じです(笑)
それでもやはり、私ごとき脚力ではドグマF8の真の実力の片鱗も垣間見れず、ただただ軽量高剛性なフレームが前へ前へと推進していくのを感じるのみ!
前述の”やさしさ”が、多少なりとも”楽しさ”に感じはするんですが、やはり「官能性<推進力」という感覚が優ってます。
私的には、このドグマF8の楽しさは「乗りこなせるか分からない高みに挑む!」に思えました。
以前だと、「硬くて全然乗れまへ~ん!」と泣き言しか出ませんでしたが、F8は「いつかは・・・」とか思っちゃいます(笑)
完成車重量4.65kgの超軽量バイク TREK『EMONDA SLR10』
噂のエモンダSLR乗ってみました!
MADONEが現行のKVF形状になったとき、カッチリ系な高剛性バイクになったので、依然のMADONEのしなやかさや軽い走りが好きな方には「アレ~!?」な感じだったらしいですが・・・
エモンダは「おかえりなさい!昔のマドン!」と呼べるらしいインプレだったんですよね。
で、実際に乗ってみると・・・確かに似ている感じ。 でもちょっぴり違うかも?
まず軽さに目がいきますが、薄肉フレームがソフトさに繋がっているので、パッと乗った感じだと「普通?」な感覚。
バイクを振ってみると確かに軽い。上りはスルスルいく感じ。
しなやかさをかなり感じる剛性感と乗り心地、乗り味も。
TREKらしく、踏み込みもスッと軽いんですが、フレームがややホワッとした感じというか・・・
私の体重だとフレームが軽すぎるみたいで、推進力をそれほど感じませんでした。
50mmハイトのディープリムと組み合わせるとスピードが死ににくいので、オールラウンドに使っていけそうな気配はあったんですが・・・
いかんせん乗り味はやや薄味・。 以前のマドンにあった「驚きの万能感」は感じませんでした。
フォークはやや芯が残る硬さがあり、素早い下ハンダンシングでスプリントすると、しっかり動きについてきてくれます。
「爆走感」が希薄な気がします・・・ 速いは速い、けど速く感じない?
ストレスは少ないので、攻め続けることは可能でしょうね^^;
もしかしたら、イッコ下の『EMONDA SL』の方が、自分にしっくりくるかもしれません!
SCOTTアディクトの時もそんな感じだったので!
デローザ『PLANET』・・・復活した名前ですが、モノはエントリーのカーボンフレーム。
・・・試乗したのはこのプラネットではなく、2014年モデルの『IDOL』です^^;
コレですね(*´з`)
「アイドル」なんてカワイイ名前ですが、デローザの事なのでどうせ(?)レーシーに決まっている!と思って試乗に臨みましたが・・・
「大丈夫、なんでもいける!」でもあり「ガンガン攻めるぜ!」でもある、乗って楽しいバイクでした!
強いバネが芯にあって、でもカツーンと脚に跳ね返るのではなく、グオッグオッと加速していきます。
スプリントっぽくもがいても、ちょうどいい塩梅で動きについてきてくれるので、波長が合うというか・・・
乗って走って楽しむ!という点では難しさはないですね!
乗り心地も想像していたより快適で、ホントにオールラウンダー^^
久々に、デローザの良いカーボンフレームに乗れました!
・・・というところで、鈴鹿サーキットの最終コーナー辺りに「今まさに大雨」なゲリラ豪雨が・・・ どんどんこちらの出展ブースに近づいてくるじゃぁ~ないですかッ!
「あれ・・・雨すごくない?」
「やばくない?コッチくる?」
「キタキタキタキター!!」
「キャァアアアアアアー!」
ボタボタと大粒の雨が出展ブースを襲う! 逃げ惑い、出展テントに避難する参加者ほか(笑)
バケツをひっくり返したような──とはこのこと。
三重県の本気キター!
テント下に逃れても、地面を跳ね返る雨粒で靴はビッショビショァ!
せっかく、テニスラケットでお馴染みの「ヨネックス」のカーボンフレーム『カーボネックス』に試乗しようと思ったのに~!(ノД`)・゜・。
超絶イイらしいですよ、ヨネックス。 チックショー
雨脚が弱くなったスキに(試乗は無理な雰囲気だったので)、ブースを見学・・・
しかしまたも、大雨の第2波が。
もうかなりズブ濡れてしまっていて、しんどいばかり。
引き揚げたくてもテントから出られない・・・が、雨の中をOGKカブトのデカい傘をさして歩く人が。
「ズルい! それイージャン!」
OGKブースで傘ゲットォォ!
・・・でもやっぱビショ濡れには違いなし! 何をしても無駄だと言わんばかり!
水たまりを超えた川が、鈴鹿サーキット内のいたるところに降臨あそばれました。
強烈な雨音が、私たちのぼやきを掻き消しつつ・・・ 撤収。
その帰り道、高速のICまで路面が冠水しまくってました@@
オマケェ
雨の中、見て回って目についたヤーツ。
ハイハイ高い高い! 高級ホイール、”究極の回転体”こと「Lightweight」のホイールに合わせて作られたという、Lightweightのカーボンフレーム『URGESTALT』(ウルグシュタルト)。
ホイール810,000円+フレーム610,000円+コンポ200,000円+もろもろで・・・170万超えて来る感じ?(笑)
乗って・・・みたい?(゚Д゚;)
ちょっと気になった、2年前くらいに日本に入ってきたベルギーのブランド「トンプソン」。
ベルギーと言えばリドレーですが、自転車を国技とするベルギーではトンプソンは老舗中の老舗で、なんと創業90年!!(リドレーは20年くらい)
石畳に鍛えられまくってきた、ベルギーの一大ブランドなんですねぇ。
フラッグシップのエアロフレーム『FORCE』は結構硬めのインプレみたいですが、オールラウンダーの『SIRIUS』はフレーム重量も900gを切っており、かなり楽しそう!
残念ながら大雨で乗れませんでしたが、色々説明が聞けました^^
とくにこれ、カスタムカラーのオーダーが出来ちゃう点!
全部FORCEですが、様々なカラーリング!
高校生?のヒルクライムチャンプのバイク。なんとエアロで軽くないFORCEを使って勝ったんだとか。
色も派手だけど、成績も派手!
配色パターンは各車種1パターンのみですが、アップチャージ2万円で豊富なカラーから選択出来ますし、なにせ塗装のクオリティが高そう!!

ブラックの塗装とカーボン生地そのまま、なんてシブいカラーリングも!
色の境目って、指で触れるとクリアの下でも塗膜の「段差」を感じるんですが、トンプソンは段差なし! 境目によくある塗料の欠けも見当たらず!
同じベルギーで、しかも塗装屋のリドレーより格段にクオリティ高いのでは・・・?(笑)
ミドルクラスのカーボンフレームい以上であればカスタム可能なので、お得かもです!
惜しむらくは、乗れなかったこと!( ;∀;) トンプソン、気になります。誰か買って!(笑)