
信じてるぜ!信じてるよ!
どうも、タマゴヤです。
膝が本当にダメです。
痛みが引いて、ほとんど何も感じないくらいになったので、クリート調整のために10分程度ローラー台に乗っただけで違和感復活。
意味が全く分かりません。
普段の会社での仕事が嫌な事でしかないのに、さらに面倒な事をやらされて、ストレスがビッキビキなのに・・・
乗れないのが今だけなのか、今後一切乗れないのか・・・それはなくても、どのくらいで元通りになるのか不安で不安で。
後どれだけ我慢していればいい?
原因は明らかだけど、同じ症状を経験したサイクリストが周りにいない?ため、分からない事ばかり。
今感じている違和感が「痛み」とは少し違うのか、そのことさえも判断出来なくなっています。
これが軽症なのか重症なのかも判断も出来ません。
今週また病院ですが、すべてが後手という感じで、焦るばかりです。
今シーズンはとくに寒いと感じる冬ですが、皆さんは大丈夫ですか?
抑えてLSDに徹しているものだと思うんですが、ガッツリ山岳ロングライドなどの高強度?トレーニングって、故障したりしません?
分からない事だらけで、寒い時期のオーバーユースだけが原因ではないんじゃないかという疑念でもって、ポジションの変更をしましたが、
機材面で何か出来ることはないか?と最近ふと思い、新しいシューズを用意してみました。
『シマノ SH-R321』です。
サイズは、シマノの計測器を使って41のワイドサイズになりました。
今ロードで使っているシューズは、『MAVIC ゼリウム MAXI』ですが、このシューズ・・・
快適は快適なんです。
「じゃぁ、替えなくてもイイじゃん!!Σ(゚Д゚)」
ってなりますが、「快適」なのと「しっかり走れる」は必ずしもイコールではないのかなと。
ゼリウムMAXIは自分の足型に合っているようで、ソックスさえ選べば100km程度のライドやエンデューロで、足が痛くなってくるようなほとんど無いと感じています。
正確に言えば、足の甲のストラップが”当たる”感じで、走り終わった後は甲が赤くなっていました。
もっと足型に合わないシューズだと、足の親指と小指の付け根、両外側の出っ張っている部分が痛んできて、いわゆる「シューズが明らかに合ってない」と判断出来るんですよね。
フィット感に関する部分は、今回は大きな問題とは捉えておらず、私が注目したのは
「シューズの中で足が動いてるんじゃないか?」
という点です。
前後左右ではなく、爪先とかかとの中心を軸とした回転方向への”動き”です。
ゼリウムはソール剛性の高いシューズですが、アッパーやインソールはソフトになっており「快適性」が感じられます。
もちろん、足型に合っている人というのが前提で、合っていれば新品を試し履きした時点で「あ、コレいけるわ。」と感じ易いシューズです。
が・・・ アッパーの形状や剛性(生地の硬さ)がペダリングする足にフィットしていないと、「安定感」に欠けたシューズという印象になります。
これはゼリウムに限らず、ですよ~モロチン。
高い強度でのダンシング・・・スプリント気味なのを想定してもらうと分かり易いかと。
シューズの中で足が自由行動されてしまうと、膝が内外どっちかに倒れるような、不安定な漕ぎにならないでしょうか?
快適性が高いシューズがダメという事ではなく、要は使い方に合っているかどうかという事なんです。
ロングライドと呼べる距離を「サイクリングする」のであれば、私は今のゼリウムでも問題はなかったと思うんですが・・・
私はガンガンぶッ飛ばして乗りたいんです(笑)
となると、スタビリティが高い(と感じさせてくれる)シューズに移行したいなぁと。
より高いフィット感を求めて・・・!
安定感は
「土踏まずのアーチのサポート性」を高めることによって改善出来ます。
社外インソール(スぺシャなど)は、このアーチの高さ別にインソールが3種類ほど用意されてます。
シマノカスタムフィットインソールは、高さ違いの2種類アーチサポートをインサートして調整します。
黄色が薄いやつで、赤色のが厚いやつ。あとはインサートせずにそのまま、の3種類。
このシューズ、元々のソールの形状が土踏まずを圧迫せんばかりにサポートの強いシューズだったので、私はとりあえずインサートなしにしました。
この辺りはシューズ選択での判断材料としては「引っ掛かり易い」部分なんですよね。
ビンディングシューズを選ぶ時、
「試し履き」しますよね?
この「試し履き」というのがキモで、試しに履くときのソックスはもちろん自転車専用の普段使っているモノを履いておく必要があります。
「初めてのロードバイク選び」の時に、同時にシューズも買われると思うんですが、ソックスは日常用のモノのままで、シューズ(サイズ)を決めてしまう事が少なくないです。
自転車にすでに乗っていて、2足目以降を検討している方でも、あまり留意出来てない(というかほとんど無理)なのが・・・
「実際にライドしてみて、フィットするのか。」
という事! こればっかりは、そういう機会がないと判断材料とは出来ない部分です。ギャンブルっすね。
店頭在庫のシューズを箱から取り出し、サイズをまず合わせるじゃないですか。
(両足とも)履いてみて、その場で立ちあがったて体重を掛けた状態でフィット感に問題なければ、「コレにキメた!」となるわけで・・・
すが! それは、「普通の靴の選び方と変わらない」んですよね!
前述した、「土踏まずのアーチのサポート性」が強いシューズの場合、ほとんどが「土踏まずが痛いっていうか、なんかすごい主張してくるんですけど。コレ、合ってないわ。」と短絡的に考えてしまうんですよね。
クルマのサーキット用レーシングシューズなんかも同様で、
「普段履いているl靴の履き心地からかけ離れると、不快と感じてしまい選択肢から除外してしまう。」
という事が起こります。そりゃそーですよね。とくに最初の1足目だと。
実際には、アーチサポートが強いおかげで、足の裏や甲に隙間なくフィットし、ペダル操作への遅れが軽減出来るっつーシューズの性能が発揮されるんですがッ!
話しを戻して・・・^^;
ビンディングシューズにはビンディングシューズの選び方がある!というわけなんですよね。
今回のシマノシューズはそういった部分を重視して、なおかつ無難なチョイスになるようにと考えました。
さて、シューズのインプレの続きを(笑)
私が重視したい要素のひとつ、
「足の甲が痛くない構造」には、シューズに
「ベロ」がない事が挙げられます。
ゼリウムの前に履いていた『ガエルネ』は、スタンダードなシューズの造りで、ベロがあるタイプでした。
これがまぁ~足の甲が痛いのなんの(笑)
ゼリウムのようにベロなしで、アッパーで包み込むようなタイプは、そんな(甲が高い)人にオススメです。
シマノSH-R321もベロなし包み込み方式「サラウンドラップアッパー」で、ゼリウムより巧く出来ているのが、ストラップの部分的締め付け感を感じないところです。
あしゅら男爵的なカラーリングで分かりにくいですが、ストラップはごく普通の幅があるタイプです。
フィット感に関係しているのか分かりませんが、
ラチェットが通常のシューズとは逆に付いているのが特徴です。
爪先の形状はかなり違いが。
ゼリウムは中心に向って尖っていく「ドレスシューズ」タイプで、たぶんシューズにはこのタイプが多いです。
シマノは足の指の並び、やや扇形に近い形状で、足の指の置き場をしっかり確保したような形状です。
この形状に近いのは『BONT』のシューズですね。
もうひとつ、私が重要視していた要素・・・
最近のシマノシューズのソール形状
「ダイナラスト」が採用されていること。
このシューズの前に購入した、MTB用のシマノ『SH-XC61WE』がなんだかペダリングしやすい気がして、調べてみるとダイナラストというソール形状の効果ではないかなぁ~と。
足の親指の高さ方向の位置がミソらしく、この親指の位置でペダリング時に脚の動きにブレーキが掛かり、ロスが発生してしまう減少を解消する設計なんですって。
うーん、確か2011年ごろまでのシマノシューズって、ソールの反りが強くて他社製でもここまで反っているのはないんじゃないかってくらいで、「一番最初に買うシューズ」はシマノがほとんどなのに、”異様”な仕様と思ってましたが・・・
このダイナラストを採用してから、他社製と変わらないくらい履き心地が自然になったと感じました。ミドルクラス以下は)
R321はインソールがカスタムフィットなので、新品をそのまんま履くと「正直ちょっと合ってない」と感じます。
さすがにフラッグシップだけあって、ハーフサイズ(0.5刻み)とワイドサイズをラインナップするので、足型さえクリアすれば、あとはサイズだけ。
そこから先のフィット感は、履きなれる事・・・ってだけじゃないのが、
カスタムフィット!!(宣伝?)
コレですよ~ コ・レ!☆
R321はインソール、外足部、ヒールカップ、アーチ部、アッパー素材が
熱成形可能なカスタムフィットモデル!
SHIMANOのロゴが誇らしげ(?)なシマノブルーの四角い箱が専用オーブン!
コイツにシューズとインソールをぶち込んで、熱するわけです。
というわけで、実際にカスタムフィットしてもらいました^^
オーブンで2分半くらい?熱し・・・
ホカホカの状態でインソールをシューズにセットして、すぐさまシューズを履くと・・・
シューズがホッカホカ!
カカトをしっかりヒールカップに合わせて、熱したシューズのストラップをこれまたしっかり締め・・・
うわっ!チィィィッ
シューズ熱っつぅー!! 軽く火傷するレベル!? 熱々なんだし!
しっかり履いたら、専用の爪先ホルダーとコンプレッサーのホースをシューズにセットし、専用ビニール袋にシューズを履いた状態で突っ込みます(゚∀゚)
この状態で、爪先ホルダーを利用し母指球に体重を掛けるためにカカトを浮かせて直立します。
そして、
コンプレッサーON!
「圧縮祭り」開始!!(*´з`)
うおおおおおおおおぉぉぉー・・・!? なんだこの斬新な感覚ゥゥゥッ!
足がァァァァ! 強力にバキュームされるッ!!Σ(・ω・ノ)ノ!
2分間コンプレッサーで圧縮して、シューズを足のカタチにフィットさせます。
後は、シューズが常温になるまで履いたままにすれば、カスタムフィット完了~ヽ(^。^)ノ
おお・・・なんか違う。 これは、
新品シューズの履き心地の硬さが無くなり、まるで履きこなれたシューズのような自然なフィット感!
ストラップをギュウギュウどんなに強く締め付けても、足はどこも痛くないッ!
かなり高いソール剛性を感じる履き心地のはずhなのに、快適な履き心地に感じるゾ~!?
という感じで、家に戻ってからクリート位置の調整作業で10数分間ローラー台と500mほど試した・・・というレベルには達しませんが、ペダリングのしやすさと自然な踏み込みの安定感の高さの向上を感じました!
まったく別のメーカーのシューズのはずなのに違和感は感じず、中空カーボンソールでスタックハイトが高くなっているのも気にならず、サクサク乗れました。(膝はアレですが)
まだまだ「結論」を出すには足りてませんが、プロ仕様の高剛性ソールのシューズでも、とりあえずは履きやすさを感じています。
ビンディングシューズのフィット感は乗車時こそ重要!
歩くためのシューズではないですからね!
加えて、ペダルに固定し足を不自由にするシューズのため、フィット感だけでなく伝達効率やペダリング時の脚の動きへの影響は重大です!
たとえどんなにトレーニングして脚力を鍛えても、シューズの剛性やフィット感が不足していたのでは、それはロスであり、「もったいない」部分です!
機材的には、フレームの次に重要・・・と言っても、過言ではないと!!・・・思いますゥ~