
すごーい!たのしー!
どうも、タマゴヤです。
ん?更新頻度?へーきへーき!
忘れたころに更新するのが得意なフレンズだから!
さてさて、先月・・・一カ月近く前の話題でアレですが、インプレを久しぶりやりたくてやるので、「名古屋サイクルトレンド2017」的な内容です!
今回はロード以外を中心に乗るぞ!・・・と思ったんですが、やはりメインはロード!
トレンド・・・いや、話題の渦中のディスクブレーキのロードバイクを狙って試乗してみました!
まずは普通のロードから。
コルナゴ CONCEPT
コルナゴのエアロフレームらしいエアロな新作。
エアブラシ塗装された美しいデザインが話題でしたが、試乗車は通常ペイント。
80mmハイト?のディープリムMAVIC CXRを履いてましたが、予想を裏切る加速の鋭さ!
乾いた剛性感で、軽く走り、コルナゴのカーボンフレームの中でも、ハッキリと分かりやすい速さを持ったバイクでした!高いけど、このコルナゴなら欲しい。
ARGON18 ガリウムPRO
やや乾いた、軽量フレームらしいカチッとした乗り味。加速は当然ながら良く、クセもなかったです。
試乗コースは平坦なので、このバイクの特性を引き出すには・・・狭すぎる!
調整式のヘッドチューブを持つARGON18ですが、特に重さを感じないのでトリッキーなギミックという感じがないんですね。
パナソニック FRTC01
従来のパナチタンのフラッグシップ、ORTCver.HとLの中間の剛性レベルを持たせ、さらに軽量に仕上げたレース志向モデル。
乗り味はまさに触れ込み通りで、チタンの軽くて強い乗り味が強烈に主張してきて、しなやかで快適な「おもてなしチタン」とは明らかに違い、「機材」を感じさせる乗り味でした。
味を求めるならORTC11ver.LかORTC21がいいですね・・・
FUJI SL Elite
FUJIの軽量モデルのフラッグシップ。
あまりピンと来なかったメーカーでしたが、乗ってビックリ!!こいつぁ・・・ヤバい!w
軽く、しなやかで、よく進み、快適!! ホイールがややインチキですが、フレームにクセはなくフォークの出来もバッチリ!
しかも、フレームセット価格は・・・驚きの24万円!安い!!
ヴィジュアルは「アバンギャルド」シリーズと銘打った、メーカーロゴ控えめのマットブラック、フォークとチェーンステーにアイコニックなグラフィックを配置というシブいデザイン。
コレは、やばい。
アンカー RL9
RL8後継のエンデュランスモデルの新作。
より推進力を追求し、さらなる快適性・・・との事でしたが、確かに進む。
RL8よりも洗練されたため、味を少し感じにくいですが、乗りにくさや鈍重さを一切感じさせない、乗った瞬間から乗りこなせてしまうスッキリ快適なモデル!
エンデューロなら問題なく走れてしまうので、サイクリングやツーリングだけでなく、レースやヒルクライムもイケまっせ~
フェルト FR5
ザ・オールラウンド。 クセなし、軽く快適で自在なガシガシ乗れるオールラウンダー。
リアブレーキをダイレクトマウントにした狙い通り、シートステーが仕事をしやすく、快適で暴れない特性がちゃんと出てます。
フェルトは相変わらず本当にお買い得ですね~
ニールプライド NAZARE
これすごく分かりにくいんですが、NAZAREには4モデル存在していて、フラッグシップのNAZARE SL、その廉価版のこのNAZARE、前作NAZARE2、前前世のNAZARE1も併売するという・・・w
エアロフレームのクセがモロに強かったNAZARE2と比べると、取扱いもクセも普通になった印象。
ゼロ発進はやや腰高な印象ながら、一度加速に入ってしまうと、スピード乗りがなかなか良くて◎
デザインがお気に召したら、迷わなくて大丈夫なやつですw
CUBE AGREE C:62 SL
新しく入ってきたメーカーですが、プロロードレースでワンティ・グループゴベールというチームが仕様するCUBEは記憶に新しいです。とくにハンドル回りの蛍光ピンクのワンポイントが印象的でした。
試乗車のAGREEはエンデュランスモデルのようですが、あまりに乗り易くてオールラウンダーかと!
加速も軽く、乗り心地もよく、脚に優しいので乗っていて、たのしー!w
R9100デュラエース完成車で、たったの44万円!
「これ、フレームいくらですか!?」
「・・・CUBEは、創業者が”うちは自転車屋だから完成車でしか売らん!”という事で、フレーム単体売りがないんですよ~」
との事!! なんでや!_(:3 」∠)_
ビアンキ オルトレXR4
オラは人気者~のビアンキ。乗ってるだけでモテる(偏見)そんなビアンキのめちゃモテ新作モデルのXR4・・・
完成度の高さに驚き!微振動を吸収するカウンターヴェイルが、先代モデルのスパルタンな乗り味の角を見事に丸くして、ペダリングがスムーズにいくのか、効率よく推進力に変換される!
もちろん、快適性は格段に向上。見た目はエアロフレームですが、ハイスピードなレースも上りも楽しめそうな仕上がり。
BOMA VIDEルミエール
とにかくラインナップが多いBOMA、どのモデルがどういう乗り味なのか予想がしにくい印象w
値段が高ければ高性能という感じでもなく、脚に合うモデルを見る付けるのが大変そうですが・・・
このVIDEルミエールは非常に乗り易く、エンデューロ等のレースもイメージしやすいかなと。
お値段はBOMA価格なので、かなりお手頃。 1本目のカーボンフレームにもイイですね。
ちょいと休憩。
今年から入ってきた新しいメーカー、FACTOR
プロチームAG2RがFOCUSからこのFACTORに変わりましたね。
試乗車はなかったんですが、ものすごいヴィジュアルのエアロモデルONEを拝見。
ヒンジ式のフォークもスゴイですが・・・
ダウンチューブがパック2本に分かれている、双胴フレーム!
1本のダウンチューブで空気を掻き分けると、両脚に当たる空気抵抗が大きいらしく、このスリットで脚に当たる空気を分断するんだとか!マジか・・・
雨のレースでは、フロントタイヤが掻き上げた水でドロドロになりそうだけどw
サーベロ P5X
とんでもねぇヴィジュアルを放つ、トライアスロン専用バイク!
分かりにくいですが、シートチューブの無いYの字フレームに、ディスクブレーキ、ハイドレーションボトルや各種工具や補給食を収納できるストレージボックスをフレームに一体化!まるでオートバイのカウルのよう・・・
カッコイイですが、我々ロード乗りには関係のない自転車ですね^^;
ここからディスクブレーキ車!
今回ディスクブレーキに着目したのは、これからのプロロードレースでも使われる事が増えるであろう事と、ロード自体がディスクブレーキに完全に切り替わると、まずバイク自体がどう変わるのか?
以前は、まだ手探り状態で、
「既存のモデルをディスクブレーキ化すると、フレームの印象が過剛性になり大きく変わってしまう。」
そんなモデルが珍しくなかったので、比較的ハズレの無さそうなディスク専用設計モデルと、既存のモデルをディスク化したモデルを検証していきやす。
サーベロS3ディスク
こちらは既存のモデル、S3をディスクロードに仕立てたモデル。
で、当然のことながら疑って掛かったんですが・・・ かなり完成度が高い!
エアロフレームなので、25Cを超えるような太いタイヤは必要ない=ディスクの高い制動力を活かせるか不明、でしたが見事なマッチング!
ブレーキフィールはごく自然でコントローラブル、タッチ自体はさすがにディスクでカッチリしていました。
前後スルーアクスル化、シートステーを面で繋ぐ等の改良が施され、横剛性が縦に対して不足していたS3が見事にバランス!
横剛性がしっかりしたので、加速が鋭い!
全体の剛性が上がってるので、やや手強いですが仕上がりはバランスしています。いきなり素晴らしい1台!
BMC Roadmachine03
GF系に代わるエンデュランスロード、ごく低速ではフォークにクセを感じます。
乗り心地はしっかりめで、全体的に剛性が高い。速度が乗るとクセはなく、路面からの衝撃も丸くしてくれますが、ビシッとした印象が強いです。
コンフォートというよりは、スピードと堅牢さに振った感はあります。
FOCUS PARALANE
こちらもエンデュランスロード。カタログやPVではグラベルロード的な使い方をしてますが、説明ではエンデュランスとのこと。
これもまた、強い系ディスクロードで、屈強なドイツ人の体格に合わせてあるのか、しなやかなフラッグシップ・イザルコMAX(ディスクは過剛性でイマイチ)と比べるとギャップがあるかも?
完成度自体は高く、クセもなく安定性が高いです。
ただこれもやはり、剛性がかなり主張してくるので、やや腰高の”乗せられてる”系かなと。
TREK ドマーネSLRディスク
ヘッドチューブとシートチューブに”しなるシステム”ISO SPEEDを備えたキングオブエンデュランスロード。
そのディスクブレーキバージョン。
フォークがかなり強くなっているせいか、ドッシリ感が凄い。安定感と重量感が主張してきますが、ひとたびスピードが乗ると、まるで大型クルーザーのような走りっぷり!
快適なんだけど、ドーンと走る。 剛性は高いですが、乗り心地がかなり良いので、脳が混乱しますw
28C辺りを履いていたようですが、それでもスピードが勝手に出るのには驚き・・・
ロードらしい軽快感よりも、とにかく路面からのハーシュネスを避けて、ロングライドしたい方向けかな?
JAMIS RENEGADE
アルミフレームが面白い事になっているJAMIS、そのグラベルロードがレネゲード。
シクロクロスのようなトップチューブ上側にワイヤーが配されてますが、どちらにも使えるとの事。
・・・ですが、シマノ・クラリスコンポを備えた廉価グレードゆえか、持ち上がらないほどに重たい!!
こんなのロードバイクじゃない、ドロップハンドルを付けたクロスバイクだろうと思いました。
「まずは、乗ってみてください(^ω^)」
跨って、ひと漕ぎすると・・・うぉっ!?走る!?意外にゼロ発進が速い!w
ガッチリはしてるけど、乗り心地は意外に良い!なにこれ、おもしろーい!
ホイールがめたくそに重たいんでしょうけど、フレームはよく進みますね!そしてアホみたいに安い!
こりゃオモチャとしてはアリだな~!w
STRiDA
三角形フレームの折り畳み自転車!一応ディスクブレーキ車w
サドルとハンドルの位置、切れ角や支点の違いに、クイック過ぎて怖い!!
変速は、クランクを一度止めて、反対に回すと段階的に3段変速するシステム!!おもしろーい!
ペダリングを止めて、ちょっと戻す、カクッと変速、さらに少し戻す、もう一段変速・・・こんな感じ!
世の中にはこんな自転車もあるんですねぇw
ブロンプトン S6L
ややスポーティな6段変速モデル。
これまたジャイロが小さいので、ハンドリングに慣れないw
乗り心地はやや重めか?ミニベロの451タイヤより小さい、16インチくらい?なかなかハードな乗り物だなぁ・・・
スピードとか変速の使い勝手は、BD-1(birdy)の方がイイかなぁ。
クラシカルなカワイイ見た目がウケてるのかも?もしくは、あの紳士の公式ワンメイクレース?w
リア側だけをガッチャンと畳んで、自立させられるので、折り畳み自転車としては押さえてあるんですねぇ。
とまぁ・・・こんな感じでした!
ディスクロード、まだまだ全然乗れてませんが、ここまでだと今まで試乗したものすべて含めると、スペシャライズドの新型ルーベが軽やかで一体感高くて乗り易い。ギミックも楽しいですし!
個人的にはパナソニックのORCD04、クロモリエンデュランスロードがお気に入り。ポストマウント・9mmクイックの古い規格ですが、乗り心地も加速も気持ち良く、ロングライドに使いたくなる1台。
今回乗った中だと、サーベロS3ディスクが際立ってますが、こちらはゆるゆる走るのは許されず、ハイペースな乗り方でこそ光るモデルかなと。
以上、簡単インプレですが、久々の更新でした~。ではまた近いうちに!ウソじゃないよw