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2023年11月13日

SPECIALIZED AETHOS COMPインプレ(追記アリ)

SPECIALIZED AETHOS COMPインプレ(追記アリ) おかのした!

どうも、タマゴヤです。

先日納車となったスペシャライズド エートス、500kmほど走ったのでインプレを。

※気づいた事等、随時追記していきます。

まずは簡単に車体の仕様を




先日、ホイールを完成車付属DT SWISS R470(鉄下駄)から手持ちRoval CLX50へ交換。

AETHOS COMP完成車 サイコン、ペダルなし…7.7kg
サドル交換、サイコン、ペダル取付後…8kg
ホイールをCLX50(ハッチンソンFusion5+TPUチューブ)交換後…7.5kg




コンポはSRAM RIVAL eTap AXS
自身初の電動コンボ。
チェーンリングは48/35T
ペダルはシマノPD-9000




カセットは10-36T
かなりのワイドレシオで、富士あざみラインもサクッと上れそう?

RIVAL eTapの変速スピードは基本RED eTap AXSとあまり変わらず。
シマノDi2の電光石火の変速スピードと比べるべくもなく、まったり変速。手持ちの機械式アルテデュラの方が速いくらい。




COMPグレードはエートスのラインナップ中、セカンドグレードに相当。Fact10Rカーボンが使用されていて、この上にはFact12RカーボンのS-WORKS、下には今年から追加された9RカーボンのSportグレードが追加。
フレーム重量は600g切りのS-WORKSから順に100gずつ重くなっていく。




カラーリングはグロスクレイパール…パール?ライトで照らしてもキラキラせず、ソリッドカラーなのでは…
おそらく、フレームカラーがクレイ、ロゴのカラーがパール、と言う事だろう(笑)
メーカーロゴは真横からのシルエットには無く、トップチューブのココとフォーク内側に車名がはいる。




アルピニストシートポスト付属、かなり軽量。ヤグラのセットバックは数値的には他のスペシャシートポストと同じだけど、後退幅はやや少なめ
サドルは後退幅を確保するため、手持ちのカーボンレールのS-WORKS POWER ARCへ交換。金属レールではポジション出ず…
謀らずも軽量化に。








ハンドルとステムはごく普通のアルミ製のやつ。軽くはない…
ワイヤー類も丸出し、流行りのフル内装ではないのでポジション調整も楽々。
S-WORKSは電動専用だけど、10Rカーボン以下は両対応。


・実走インプレ

まずは完成車の状態、ホイールはDT R470で走らせてみた。


見えます?車名ロゴはフォーク内側に


平坦が意外と悪くなく、付属のTurbo PROタイヤもそれほど重くない感じ。
ソコソコのお値段で耐パンク高めで、トレーニング用にはイイかも。今はコンパウンド改良されてサイズも増えたようです。





1.8kgの鉄下駄の割に加速は軽く感じる。
フレーム重量700g切りは伊達じゃない?
太めのトップチューブが効いてる感じ?
S-WORKSグレードの方が軽くてフレーム剛性高いので、当然もっと加速は鋭いですが…脚に感じる硬さが強く、乗り心地も意外とハード。
このFact10Rカーボンのフレームはソコが巧くバランスしていて、脚に優しく快適な乗り心地。
AETHOSは軽量フレームだけど、華奢でヒラヒラしてるのではなく、割としっかりしたフレーム剛性がある。




ダンシング時は、バネ感を感じる踏み味。
ココがAETHOSの真骨頂なのかなと。
シッティング時にもまろやかな漕ぎ味を感じられる。
同じタイミングで発売されたS-WORKS TARMAC SL7のような、ペダルの踏み下ろしがスコーンと速いタイプ(ハイパフォーマンスのフラッグシップ特有の感覚)ではないけど、重いギヤでもなんとか踏めてしまう優しさがある。




cannondaleの新型supersix EVOに近い前後剛性バランスのようで、リアはかなりしなやか…むしろ柔らかいと言ってもいいかも。
ダラダラとしなる感覚はないけど、パリパリに硬くない(いわゆる春巻系ではない)フレームなので、ラフに加速してもリアタイヤは跳ねずに追従してくる。
本当に後ろ三角は柔らかく、写真のようなスタンドに掛けると、フレームが変形して後輪のローターがパッドに擦れて回らないほど。

それでも体重をかけたり、力を掛けるような乗り方をしてもヨレたフィーリングは無い。

平坦巡航はエアロと比べてはいけないが、鉄下駄の慣性で意外に悪くない。が、やはり鉄下駄なので向かい風はツライ…



CLX50に履き替えるとさすがに一転して、普通に速く走る普通のオールラウンダーになった。
しかし乗り味はレース機材っぽい雰囲気になるので、AETHOSのキャラクターにはあまり合わないように感じた。
高強度の朝練でも、走れるんだけど楽しい感覚とは違うというか、AETHOSでなくてもいいのでは…と感じた。
加速時もそうだけど、AETHOSにはレース系のフレームのような「硬いモノが突き進んでいくような推進"感"」は希薄で、「軽いモノがストレスなくスピードに乗る」感覚の方が勝る。
ガツッとした加速感はないものの、スピード自体は出ている、みたいな。
AETHOSはメーカーの売り文句通り、「レース向けではない」「ライドクォリティに重きを置いている」、軽快なロードバイク乗り味を追求したモデルと感じる。ペダリングフィールに味を感じられるが、洗練されているスッキリ系で、ピナレロの様な濃厚さとは異なる。


上りは…普段がゴチゴチエアロのSYSTEMSIXなので、圧倒的に楽チン。踏み込んでも回しても進む。上りでダンシングすると、リズムはそこまで早くないものの、グンッ…グンッと進んでくれる。が、問題は乗り手に上りの適性が皆無な事だ…🥺
それでも脚を極端に削られる事なく、平坦も上りもこなせるので、ロングライドには最適。下りもエアロでない事が功を奏して、程よいスピードで下りやすい。フレーム剛性が低くないので、怖さも無い。


かなり細身のフォークなのに、剛性は高くて下りの安心感や不足ない加速に寄与してるかも。
ちなみに、このグレードでも前後スルーアクスルのシャフトは専用の軽量タイプが標準装備。




ほぼ丸チューブで構成されてるせいか、乗り心地も角が取れていて快適。
ディスクブレーキ化スルーアクスル化で「乗り味が強い(剛性高い)」傾向にディスクロードの大半が当てはまるのではないかという昨今、AETHOSはこの剛性バランスが絶妙で、高度な設計を感じさせる。剛性を落とさず軽くした結果、シンプルなフレーム形状になったのかも。おかげで整備性も良くて掃除が楽👌

AETHOSはハッキリ言って、ビジュアル的にはカッコ良いフレームではない。
デビューのタイミングも悪く、速くてカッコイイTARMAC SL7と同時だったし、価格も見た目からすると割高だったのもあって、売れてる印象がなかった。
自分もS-WORKS AETHOSを試乗した時は、「クロモリの乗り味ををカーボン化して超軽量に仕上げた乗り味追求モデル」と感じて、まだ自分には必要ないなと思ったけど、よもや購入に至るとは(笑)
サブなので、最初はエンデュランスのTREK DOMANEを考えたけど、良いタイミングでお手頃なタマに出会ったのがデカかった。


・S-WORKS AETHOSと比較して




S-WORKS AETHOSはフレーム単体で600gを切る超軽量モデル、Fact12Rカーボンで高い剛性も確保されている。

完成車にはRoval alpinist clx+ S-WORKS TURBOコットンタイヤが組み合わされる。

圧倒的に軽い乗り味、しなやかな踏み心地で最も設計者の意図が反映されてる感じ。
が、この官能的なフィーリングを感じさせるのは、ホイールの軽さとタイヤの柔らかさが大きい。




フレームそのものは軽さは確かに効いてるが、剛性の方が乗り味としては本来強く伝えてくるタイプ。
ただ、純粋なクライミングバイクと比べて、カンカン脚に響くようなフィーリングではなく、しなやかさはある。
LOOK785HUEZ RSやCerveloR5とは異なる。
メーカー完成車の完成度は高く、タイヤを別のモノに交換することさえ躊躇う(笑)




写真の個体は、メーカー完成車ではなくRoval TerraCLと S-WORKS TURBO28C TLRの組み合わせ。

ホイールが1408gと比較的軽量で、組み合わされるタイヤも28Cのチューブレスレディ。

これが乗り味に大きく影響していて、グラベル用のTerraはかなり頑丈なホイールのようで、alpinist clxよりも突き上げに硬さを強く感じる。28C TLRタイヤのクッション性を持ってしても隠せないほどに。
これは、フレーム自体が高剛性である事も影響してるはずで、フレームが硬いホイールをダイレクトに伝えてくる。走りもあのメーカー完成車の楽しさは薄まっている感覚。

COMPグレードのFact10Rカーボンフレームはというと、剛性の高い同じく1400gのCLX50+25Cクリンチャーの組み合わせでも、角が丸い振動&衝撃吸収性がある。
相性の良いホイールの組み合わせの選択肢の幅が、S-WORKSよりも広い可能性があるかも。
某ITさんも「S-WORKS AETHOSにリムハイトの高いディープリムは相性良くない」的な事を仰ってらしたので、きっとソレ。
Fact10RフレームにCLX50はギリ、マッチしている範疇。レーシーなキャラになるのは、個人のお好みで…

S-WORKS AETHOSをソフトに乗るなら、ホイール等パーツのチョイスを考える楽しさもあるかも。

※2024/5/28 追記



新たなホイール、Roval Alpinist clxを投入。
コレは初期モデルなので、クリンチャー専用(と公称)
前後セット1248gの軽量カーボンホイール。
S-WORKS AETHOS完成車にも付属してたやつ。
結論から言えば、このFact10rカーボンのAETHOS COMPとの相性はバッチリ👍
(cannondale systemsix HMにも履かせたが、お互いの長所を潰し合うような感覚になった)

25Cレース用タイヤと28Cエンデュランスタイヤを試したが、タイヤの重量が軽い方がやはりキャラに合うようだった。厳密に言うと、ソフトな印象のタイヤがベスト。

空力ゼロのAETHOSにヒルクライム用とも思えるalpinist clxの組み合わせ、このホイールは案外巡航が悪くなく、ツーリング的な走り方なら全然こなせた。28Cだったが思ったより減速が少なく、普通にサイクリング出来た。
ホイールの剛性バランスが良いのか、ヒラヒラし過ぎずカンカン脚に響くような硬さもなく優等生な組み合わせで、自分の脚には丁度イイ感じ。乗り心地も良い。COMPグレードFact10Rカーボンフレームとalpinist clxの相性はバッチリ👌


以上、追記でした。



乗れば分かる、乗らないと分からないのがAETHOSというモデル。
TARMACも良いけど、乗り比べるとやはりTARMACはハイスピードなレースに必要な特性で、ハンドリングはエアロに近くなってきていた。
AETHOSは何年か前のリムブレーキの軽量オールラウンダーの動きに近い。最新のエアロも全部やってあるレース用モデルのような直進性の強さよりも、右へ左へ車体全体が自在に動く感覚。

まさに「中の人が同じ」初代supersix EVOや初代ADDICTの現代版。
今度の新型TARMAC SL8も、この中の人が手掛けているので、軽くてしなやからしい…速さもライドクオリティも高い、ますますAETHOSの肩身が狭く…?

戦わなくてもいいというのがAETHOSの魅力なので、純粋にロードバイクの走りの軽さやシンプルさを求める人には、特にディスクロードへの以降1台目にイイかもです。もちろん、アガリのバイクとしても👌
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Posted at 2023/11/13 09:30:25

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