
越後の米を食べないと…俺は無敵を維持出来ない…
どうも、タマゴヤです。
引き続き、
シマノ鈴鹿ネタです。
例年だと、「出展ブース巡り&試乗車乗り倒し!」のためだけに、シマノ鈴鹿に来場していましたが・・・
今年はちゃんとレースに参加ァ!('ω')ノ
・・・してたんで、1時間モッチリと走った後での試乗なので、基本ちょっぴりヘロヘロ状態(笑)
インプレ、スターツ!
この圧倒的完成度、「ジャスティス!」
『TREK MADONE9.2』
今年のツールドフランスも走った、最新ハイテクエアロロード!65万円の完成車。
ビンディングで試乗。
適正フレームサイズで試乗、ひと漕ぎ目は見た目の重々しさを裏切ってスッと発進。
ホイールがボントレガーのごく普通のアルミクリンチャーロープロファイルリムモデル。
ダンシングで加速させると、ドッシリ感のある高い安定性を強く感じるものの、振り自体は軽く踏み込みで脚へ反発してくる感覚を感じる事無く、整然と加速していきます。
ホイールの剛性がそれほど高くないと感じるものの、それをモノともしないフレームの完成度の高さたるや・・・!
シッティングもタメなどはなく、まるで高速クルーザーのような雄大な乗り味。踏んでも回しても印象はそれほど変わらず、フレームのキャパシティの圧倒的な高さを感じました。
それでいて、前後のバランスがエモンダSLRよりもバランスが良好で、素直な挙動。
スプリントっぽく強く踏み込んでも、フレームは何事もなく「爆発的な加速」というより、「整然と仕事をする」感覚に終始。
剛性のカタマリでありながら、脚への攻撃性は”表面上感じさせない”印象ですが、確実に”強い芯”を予想させます。
チューブインチューブ構造で、さらに進化した「ISOSPEED」があまりにもナチュラルというか、ホントに動いているのかどうか分からなかったです。
ただ、乗り心地が悪くなかったところを考えると、快適性は確保されているようでした。
このMADONE9のISOSPEED、本来は快適性ではなく「腰をホールドしてペダリング時の力を逃がさず伝達効率を上げる機構」という狙いがあるようです。非常に興味深い!
「超洗練」「最新鋭」「究極完成度」・・・パッションよりも、テクノロジーを感じる、そんなバイクでした!
フロントフォークに埋まるようにセットされたフロントブレーキアーチの上部「ベクターウイング」、カバーがハンドルに連動してパカパカ開閉して楽しげ!?
ここのパーツがカチャカチャと異音を立てる事もありませんでした!
『RIDLEY FENIX SL』
フラットペダルで試乗。
適正フレームサイズで試乗。
リドレーの2016年モデル。これまたグランツールを走った最新モデル!
石畳ステージを想定したモデルながら、ジオメトリーはいつものリドレーで安心!
XSサイズはバッチリ乗り慣れたサイズでした(笑)
先代FENIXよりも少し軽くなり、見た目もガラリと変わった印象。
発進加速は、軽さが前面に出ていて踏み込みもかなり優しい感覚。
フレーム重量は1000gフラットながら、軽快感はそれよりもずっと軽く感じます。
フロントフォークの出来はさらに良くなり、頑丈さから軽やかな走り&快適な振動吸収性へとシフト。
前後剛性バランス、重心のバランスも優等生的で良好。
踏み込んでも脚に感じる硬さや、まとわりつくような思ったるさもなく爽快^^
レースはもちろん、ヒルクライムやロングライドもバッチリかも!
価格もお安く、先代FENIXからの入れ替えでも損なし!!
体重の軽い方に特にフィットしそうです^^
『RIDLEY NOAH SL』
フラットペダルで試乗。
適正フレームサイズで試乗。
2015年モデルでデビューのNOAHの最新モデル。
先代NOAHはモデルサイクルが長く、また剛性がかなり高くて「硬い・・・」フレームでした。
今回のNOAH SLは、脚や身体に痛い剛性感は感じず、軽やかでほどよくウェットな感触がありつつも、熱い走りを感じさせるモデルになりました^^
フラペでひと漕ぎ目から、「これは進むぞ!!」と感じさせる、軽くて強い推進力フィール!
脚にカツーン!と反発する感じもなく、ガンガン踏める!
安定性はMADON9やS-WORKSターマック&ヴェンジのようなベッタリとした接地感ではなく、ドグマF8寄りな雰囲気。
非常に振り易く、私にはものすごく扱い易いと感じました!
トランザムしたくなる(笑)
乗り心地はエアロフレームでは快適な部類。ラピエール・エアコードよりも快適。
FFWDのホイールが優しいのか、乗り心地と踏み込みの優しさはココかも?
上り坂は苦手? 私が苦手なのもありますが上りはやや重くなる感覚が。
いつもの(スリット付)フロントフォークが軽くないですからね^^;
リドレーびいきの私だからなのか、乗った瞬間に「コレだよ!コレ!」って感じのバイクでした!
この乗り心地の良さ「ジャスティス!」
『PINARELLO DOGMA K8-S』
ピナレロの、これまた最新のエンデュランスロード!ジロ・デ・イタリア等の石畳区間のあるレースのために開発されたハイテクマシン!
ロードバイクでは考えられない!? 5mmほどストロークするリアサスペンションを採用!
チェーンステーも10mmほど変形し、「カーボンのバネ」状態なんだとか!
フラットペダルで試乗。
適正フレームサイズで試乗。
走りだすと、ベースとなったドグマF8とは明らかに違うバイクだと感じました。
ドグマF8はドライで、軽く硬く速いバイクですが・・・K8-Sは若干ウェットな印象でした。
フロントフォークはF8とほとんど同じなのか、ハンドリングはレーシーで繊細さを感じます。
若干のクセを感じるハンドリングですが、慣れてしまえば問題なし!
ダンシング時の振りは当然ながら軽く、ホイールがレーシングゼロなので加速も申し分なし。
F8と比べると・・・ほんのわずかに牧歌的な加速というか、遅くはないんですが「神経質にならなくていいダンシング」な雰囲気。
それでいて、上りではしっかりと軸足になってくれるので、ヒルクライムも問題なさそう。
肝心のリアサスペンションは・・・凄い!!
試乗コースのグレーチングを乗り越える時に、フロントで感じるショックが明らかに滑らかになっていて、超絶快適!!
フロントはカツン!リアはヌルン♪ そんな感じ?(笑)
ある種、”キメラ”みたいなフレームですが、前後バランスや重心はまったく問題なし!
それよりも、このバイクがあくまで「レース用」という事が、まったくブレのないこと!
リアサスは確かに快適、でもコレは不整地路面でのトラクションとグリップを稼ぎ、速く駆け抜けるためのギミックのはず!?
でも・・・ラグジュアリーなロングライドにも使ってよし!!な一台かも^w^
ただ、超高いのがキツいところ! フレームセットで81万円也~!( ゚Д゚)
誰か買って!!
『DE ROSA SCANDIUM』
ビンディングで試乗。
大きめフレームサイズで試乗。
デローザの新作金属フレームバイク!
アルミにスカンジウムを混合したフレームで、既存のカーボンバイクや高性能アルミバイク(CAAD10など)とどう違うのか、大変興味深かったのですが・・・まさか試乗車があるなんて!!
このモデル、BLACK LABEL(フレームサイズ フルオーダー)で、43万円と結構なお値段・・・
ダンシングで発進加速させると、伝わってくるのは圧倒的な剛性感!!
嫌な硬さ、脚への反発ではなく、キャパシティの大きさを感じさせる剛性感。
フロントフォークにクセはなく、しっかりとした軸足になってくれてコントロールもしやすい!
踏み込んだ際には、金属フレームでもここまで「しならない」か!?ってぐらいに、驚くほどにしなり感を感じさせません。
淀みなく推進力へと変換されますが、弾かれるようなパカーンとした加速とは違い、整然と静かに加速します。
シッティングだと、金属フレームなのかカーボンフレームなのか分からなくなる重量感覚。
軽くはない、けど重くもない? 前後のバランス、重心の高さもイイ塩梅にバランスしてる?
振動吸収性も悪くない部類ですが、安楽な乗り味というより、一体感を感じられる乗り心地。
とにかく乗り込みたくなる、分かりにくいんだけど奥底に「味」があり、乗っていてチャレンジしたくなるバイク・・・
「デローザらしさ」は私にはどういうものか分かりませんが、濃密な味を持つチタンフレームの『TITANIO』とも違う・・・
カーボンフレームの『KING XS』に近いかも。 『IDOL』とは全然違うー
極太フレーム、骨太で(強いという意味での)しなやかな乗り味、深みのあるカラーリング・・・このデローザなら欲しい、そう思えるバイクでした!
以上、ヘロヘロ試乗記でした!^w^
以下、展示車~
『SCOTT FOIL』
新型FOIL、新世代のエアロロードの先駆け的存在のFOILがフルモデルチェンジ!
より分かり易い、エアロな見た目になりましたね!
MADON9やキャニオン・エアロードのようなステム一体エアロハンドルバー・・・
形状はサーベロ製エアロハンドルに近いような?
『SPECIALIZED S-WORKS VENGE ViAS』
噂の最新エアロロード!先日、わざわざレース途中でコレにバイクチェンジしてサガンがブエルタで一勝してましたね^^
エアロ形状のフロントブレーキはVブレーキを寝かせたような角度、異様にデカい!!
まるで一昔前のTTバイクのような位置のリアブレーキ。整備が大変そう?
コラムスペーサーでの調整に限界があるため、エアロ形状のハンドル自体にライズ角を設定しているようです。
コチラは25mmライズモデル。サガンは0mmモデルだったような。
「ハンドル単体販売開始したら流用しようかな♪」という野望を打ち砕く、”ステムクランプ部分が楕円形状”で、専用ステムじゃないと保持できない仕組み!Σ(゚Д゚)ガーン
『DE ROSA AGE』
エイジでなく、アジェ?かな?じぇじぇじぇ!
ラグでチューブを繋ぐネオプリマートと違い、なめらかにチューブを溶接するフィレットブレイズを採用したクロモリフレームの新作。
美しいですね、はい。 ネオプリマートよりも、「本国感」を漂わせます・・・(笑)
『Cannondale SUPERSIX EVO HI-MOD』
2016年モデルではモデルチェンジした新型!そこはかとはくエアロ形状(全然見えないけど)や、ごく細フロントフォークなどなど・・・
「どうせ盤石」な間違いのない1本! カラーリングはカタログ写真で見るよりカッコイイ!
『Cannondale CAAD12』
アルミの名車CAAD10後継、11を通り越して12にフルモデルチェンジ!
フレームでなんと200gも軽量化! アルミフレームでテッペンを再度目指す、独壇場なヤツ。
本気で、「カーボンフレーム要らないよ」になることうけあい。
カラーリングも思いのほかイイ。
『Cannondale SLATE』
変態さんはコチラ(笑)
節子、それシクロクロスやない!マルチパーパスバイクや!?
グラベルロードよろしく、グラベルもOK・・・それどころか、トレイルまでもOK~!マジか!?
フロントフォークはキャノンデールらしい片持ちサスペンションの「レフティ」。ストローク量は30mm
タイヤサイズは650Bの42Cという極太スリックタイヤが装備。
・・・スリックはトレイル大丈夫じゃないでしょ(笑)
でも、超乗ってみたい1台!! 欲しいような!? けど高い!!
アルテグラ組みで47万円、105で39万円也~・・・やっぱ高い!!
・・・という感じでした!
1時間サイクルマラソンの疲れで、試乗もソコソコに退散してしまいました^^;