
異次元ストーリー!
どうも、タマゴヤです。
今年の初めに右膝をオーバーワークで痛めて、病院にMRIを撮りに行ったり、膝の安定性を高めるためにシューズを替えたり、ライディングポジションの見直しをしてきましたが・・・
両膝の内側が痛くなる
という、新しい痛みがインカミング。
オーバーワークでの痛みはほとんど解消、ちょっぴりだけチクチクしますが。
新たな痛みは、鵞足炎(がそくえん)というヤツで、ペダリング時に内股(膝が内側に入る)になっているのが主な要因だそうで。
これが、アレ以降常に出るかと言うと、イベント時は大丈夫だったり、ポジション変更やクリート調整を繰り返した最近になって出ているので・・・
バイクのポジション変更、シューズのクリート調整が上手くいっていない・・・というのが現状でした。
強度の高いライドの後に、鵞足炎が出る感じでした。
どうしたらいいだろう? クリート調整で内股にならないようにしているつもりでも、上手くいかず・・・
以前、膝を痛めた我らがエース、りょーさんはバイクフィッティングサービス
『BGフィット』を受けて改善されてたので、悩みに悩んで私も受けてみる事にしました!
カミハギサイクル小牧本店の
『BGフィットwith RETUL』、スペシャライズドのBGフィットにRETULの計測器具によるバイクフィットが組み合わされたモノ。
BGフィットの料金とRETULでのフィッティングをそのまんま合計するよりは、安く設定されてます。
内容、フィッティングの流れは・・
・リンクを参照です^^;
・カウンセリング
私の場合は膝の内側の痛みについて相談、もちろん今年初めのオーバーワークの事も申告。
バイクのポジション合わせの方向性の決定など。普段の乗り方や走行距離や参加しているレースイベント等も申告。
・身体の特徴(骨格・筋力・柔軟性)の測定
その場で足踏み、脚の動きや構造上のクセなどを目視で確認。
触診で身体の前後の筋肉、左右のバランス、体幹の発達度を診断。
坐骨幅の測定、現在使用のサドルが坐骨幅に合ったものかどうかを診断。
足裏、土踏まずのアーチの高さの測定。温度に反応するプレートの上に立って計測。
片脚立ちバランス屈伸で、足裏の安定性の測定。
顔を上、下に限界まで向けて、首の柔軟性を診断。
前屈して柔軟性を診断。
椅子の上に跪いて、足の傾きを診断。
ベッドに寝そべって、股関節の柔軟性を診断測定。
足を思い切り引っ張って、両脚の長さの違いを測定。
結果、私の場合は
土踏まずのアーチが中程度の高さ(偏平足ではない)、体幹や背筋の発達が良好、上半身の柔軟性は問題なし、股関節の柔軟性がやや硬い、
左脚の脛が右脚より2mm長い、等々の事が分かりました。
股関節の柔軟性を上げるためのストレッチをレクチャーされました。
・RETULのサイジングバイクMuveに現状のバイクのポジションをセット、
Muveに乗って、現在の状態でのペダリングを動画と目視にて診断。
膝自体の軌道はそれほどブレておらず、まっすぐ回せているとのこと。
上半身?腰だっけ?にブレがあるとのこと。
・クリート調整
計測した土踏まずのアーチや足の傾きに合わせて、インソールにアーチサポート(私のシューズには純正で2種類付属)を追加、さらに足の爪先側の傾きを補正する
カント付のスペーサーをインソール下に追加。
2mm長い左脚に合わせて、
右足シューズのクリートに1mmスペーサーを追加して補正。
クリートの位置、向きを膝の動きを正しくする位置まで調整。
・身体にセンサーを取り付けて、Muveに乗りモーションキャプチャーでポジション出し。
現状ポジション、新クリート位置でペダリング、測定診断。
Muveの各部を調整して、ハンドル高さ、ステム長、サドル上下前後等を、現状から±10mmほどのポジション変更から、±50mm以上の極端な状態のポジション変更も体験。
レース志向ポジションとロングライド向けポジションをテスト。
クランク長も170、165、167.5をテスト。
このポジション出しは様々な説明やレクチャーもしつつ、Muveのローラー台の負荷を自然に上げていかれるので、汗だくでペダリング(笑)
ハンドル幅、ステム長、クランク長は現状でOK。
ハンドルの高さは10mm上げ、サドル高は5mm下げ、サドル前後は10mm後退、とあまり大きくは変更されず。
(後にハンドルは無調整に)
自分で合わせたポジションと導き出されたポジションとの差が小さかったのは、ちょっぴり嬉しかったですね^^
・Muveで導き出されたポジションをバイクに反映。
専用ツールでフィッティング後のMuveの各部位の状態を読み取り、PC上で数値化しバイクのポジションを調整。
センサー?の付いた無線のツールの先端部分をサイジングバイクMuveの指定ポイントに触れさせたり、ハンドル径やサドル上面形状をペンのようになぞったり、PCが連動して各部データーを保存していく作業、見ていると不思議な光景です(笑)
・ペダリングのアドバイス等
作業終了後、膝への負担を軽減するペダリングの練習法などのアドバイスを頂きました。
ここでは書けないくらい、内容の濃いアドバイス・・・ ネット等であれこれ言われる「引き足」の本当の意味などなど・・・!
「今更聞けない!」的な(ポジションとは関係ない)質問にも、フィッティングのプロの意見として聞くことが出来ました!
朝10時半から午後3時くらいまで、缶詰め状態マンツーマンでのフィッティングでした(笑)
時計がないので、こんなにも時間が経過してるとは思いませんでした^^; 腹ペコでしたがΣ(゚Д゚)
慣れない事なので、実走よりも疲れたくらいでしたが、得るモノが多かった!という感触でした。
BGフィット後の実走
モイスチャーwithまこちさんとで、あじさい咲き乱れる三ヶ根山をまたもヒルクライム。
出発直後に、フィッティングしたサドルのクランプがしっかり出来ておらず、サドルの角度が乗っている内に動くというトラブルに見舞われる・・・
私が使っているシートポストとサドルの相性が結構悪くて、しっかり固定するのが難しいんですよね。
体重が掛かるとヤグラが緩んでいる事が多々あります。
せっかくポジション出ししてもらったのに、台無しセザンヌ。略して台ンヌ!
急遽モイスチャー邸で固定作業。 気を取り直せず再出発。
フィッティング中もですが、確実に変わったのが踏み込んだ時のシューズの安定性!
足、膝、脚全体がしっかりと”一本筋の通った”ペダリングになっている感覚・・・!
サドルを下げた事による、脚の回し易さ。 上半身も楽になりました。
・・・がッ!
三ヶ根山の上りに入ると、
坂キライ!!
キツいもんはキツい!!
上り坂なんか、やってられるか~!(゚Д゚;)
まこちさんやモイスチャーがサクサクとケイデンスを上げて登っていく中、私は・・・ギッコンバッタン、低ケイデンスなう。
モイスチャーは山仕様CAAD10、まこちさんのチネリはコンパクトクランク、ワタクシは平地大好き仕様+最重体重・・・
そらキツいわ! アカーン!!
モイスチャーには早々に千切られ、まこちさんにも前半で前に出られ・・・ これはもう・・・笑うしかねぇ!Σ(゚Д゚)エー!
苦しい、脚も結構使ってる、苦しい・・・の3K。(脚=きゃく)
意識するのはペダリング、呼吸、そして・・・
スピリットオブ
負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事、駄目になりそうな時 それが一番大事・・・
どっかで聞いた事がある気がするけど、無視! 笑え! 回せ! 狙え! 明日はホームランや!
「料金所まで100m」の看板が見えた。
絞り出しダンシングでゴール。
タイムは15'14"・・・1分以上更新^^;
やはり、まだまだ通えてないので、コースに対するわずかな習熟度だけ。
自分は遅い!ハッキリと分かる・・・。
やはり、漕ぎの重さが今の自分には合ってないというのを認めなくては!
RNC3の方がバイクは重たいものの、脚は回る。
酷かったのは、帰り道。
道中にある、すべての僅かな登り勾配で置いて行かれる始末。
なぜか、脚が回らない?元気はあるし、体力もそれほど消耗してない、脚を使い果たした?
脚は回る? だけど、前に進まない? 重たいのか?
道の駅でランチ後も、あまりスピードが出せないような?
ごく軽いスプリント未満のペースアップでも、前に進まない・・・
帰宅。
ん・・・ リアタイヤの様子が・・・
ぷにぷに気味!?
エアゲージで測ってみると、
「2.5Bar」・・・
はー、空気っていつもどのくらい入れるっけ? 確か、7.5Bar以上だよね───
2.5Bar!? 抜けてるゥゥゥゥッ!! エアが抜けとるじゃないかァ!( ゚Д゚)
なにこれ!スローパンク!? タイヤをチェックしてみるも異常なし、チューブは・・・
あ・・・
バルブだこれ。 バルブの調子が悪いなぁとは思ってたけど、虫ゴム?がしっくり来てなかったせいで、ちょっぴりずつ抜けてたんだわ、コレぇ~!
バルブコアは外せないので、バルブ緩めてイジってほぐす・・・ 大体OK!
エアを最充填して放置し、翌日様子を見て異常なし! 直った!オッケ~イ
フレンチバルブのチューブに異常を感じたら、徹底的に対処しましょう!約束だよ!
さぁ。テキスト量も自分でウンザリするくらい増えてきたので〆
BGフィット総評
翌日に響くような、以前のような膝の痛みは今のところありません!
確実にフィッティングの効果だと、現段階では言えます!
なにより、何の根拠もない自己流クリートセッティングの迷いから解放されたのが、精神的にも大きいです!
とりあえず今後も様子を見つつ・・・再調整のタイミングまで乗り込んでいきたいです。
有料サービスのこういったバイクフィット、ロードバイク始めたてで受けるのはさすがにないですが、ロードバイクに乗り慣れている人で自己流ポジションセッティングを”最初に合わせてほとんど固定”で乗っている人は受けてみる価値はあります。
痛みや局部的な疲労がまったくなくても、ロードバイクを乗り始めてからポジションセッティングをしっかりと煮詰める事をしていないケースは、きっとどこかで無理をしている可能性があります。
50kmほどのサイクリングならいざ知らず、100km以上やエンデューロ、それこそブルべなどの超長時間ライドされる方で、煮詰め等を行っていない場合は、プロのチカラを借りてみてもイイと思います。
疲れや痛みが数日で治ったとしても、もしかしたらそれは”若さ”であったり、蓄積しているダメージに気付けていないケースなんて事も。
「気合」だけではどうにもならない事があります。
個人的に細かい部分でオススメしたいプチポイント☆
コンポーネント以外のコンポーネント・・・「ハンドル」「サドル」は、
”いつでも同じモノが手に入る専門メーカー製”の使用をオススメします。
完成車からサドルやハンドルを変えていない場合、落車や劣化、乗り換え等で今まで使ってきたモノが継続して使えない場合、ポジション再セッティングが自己流orフィッテングサービスとも難しいモノになってきます。
いわゆる「定番サドル」内で、自分に合ったモノを見付けておくのは重要です!
どこのモノとも分からないサドルを使い続けるのは、オススメ出来ません><
決して安価ではないフィッテングサービスをより有効に出来る環境づくりに努めておくのは、後々きっと安心ですね!
自己流以外の選択肢・・・
プロのチカラを借りてみる、という選択肢もアリ!!
みんカラ的にクルマで言えば、DIYだけが偉いわけじゃぁない、プロのショップに任せようぜ!って事ですね^^ ・・・ん?コレはなんか違う気がする!絶対!(笑)
ハイ。オチで~す(゚∀゚)
長くなり過ぎた~! しばらく更新しなくていいスか?(笑)