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2013年11月16日 イイね!

本物のエアロ 後編

本物のエアロ 後編ほほいほいほいっ

更新急げー! 前回の続きッス!


前回は「クルマのエアロ(空力)って・・・」ってな感じで、後付けエアロパーツではどうにもならないくらい、純正状態はすごく考えられている、体感出来るかどうかは・・・的な内容でしたっけ!?

むおっ いつの間にやら拙者が質問者!南無。


前フリなしに本題です。



「自転車、エアロロードバイクなら体感でける!?」


が、後編のテーマです!(概ね100%脱線する自信、ありますよ!)



なお、タイトル画像はロードバイク・・・ではなく、TTバイクの風洞実験の模様。
TTではこのような、ゴツいエアロフレームにピッチピチのエアロジャージ、エイリアンのようなヘルメットで、空気抵抗と戦ってるワケですね~。


んじゃ! 様々なシチュエーションに対応するロードバイクの場合はどうなのォ~!?ってワケで、最新のトレンドなう!




各エアロ~なポイントと、バイクを色々見ていきやしょう。




エアロなロードバイクと言えば、永らくラインナップされ続けたコチラ、




サーベロなんかも息の長いモデルありますが・・・エアロエアロしさで言えばこの『FELT AR』シリーズですね^^

ミニベロからロードバイクに切り替えようとしていた頃、すごくリーズナブルな『FELT F5』をチェックしていた時に目に付いていたモデルで、実物を目の当たりにするとすごく迫力があるな~って思ったものです。

残念ながら乗った事はないんですが、このARの元になったFELTのTTバイク『B16』に似た?乗り味だったとか。

重量がソコソコあり、縦剛性が強い傾向でキツい登りにはあまり向かないモデルだったみたいです。
ヒルクライムなら、オールラウンドなFシリーズやZシリーズがあるわけで、割り切ったんでしょうね。

空力っぷりも、取り立てて話を聞かなかったですが、TTバイク生まれと見るとエアロ形状なりに空気抵抗に対するフレームワークは成立してたのかなと。




2014年モデルでは、新型フレームになったARシリーズ
コチラは先代と比べてかなりシンプルなフレーム形状になり、軽量化とトレンドを押さえてきたのかな!?って感じですね^^
なんだか強そうですし、きっとメチャ走ってくれそうです!



チラッと出しましたが、サーベロも忘れちゃイカンですね。



登れるエアロロード!『サーベロ S5』

スロープしたトップチューブ、ダウンチューブはフロントタイヤに当たるんじゃないかってくらいのボリューム!
そのため、ヘッドチューブはやや長く、ハンドルをかなり下げたポジションは難しいみたいです。
それ故に、むしろ「ヒルクライムもイケる」仕様ともとれるんですねぇ~
実際にもプロが登りでもガンガン使ってましたしね^^
 
エアロロードらしく、真横から見るとボリューミーなフレームも跨ってみると、各チューブの、フレームの薄さに驚きます!
真正面から見ると、前面投影面積がいかにも小さく、まさにエアロ!

エアロ効果の程は、



TTバイク(トライアスロン)で好評の『Pシリーズ』を擁しているだけに、サーベロの空力に対するノウハウは相当なモノかと!

実際にS5に乗った感じは、「とにかく速い!」の一言に尽きます(笑)
剛性がかなり高く、加速の仕方が重厚かつ鋭い! 縦剛性を強く感じましたが、ダンシングの振りは軽く、本気マシンの迫力を感じました・・・。
「自分にはムリw」と!(笑)






私はS5までの「剛エアロ」まではちょっと・・・なんで、コッチがイイです^^
2014年モデルで新型フレームになった『S3』ですね~。
コチラの方が、乗り手に優しそうなヨカンがしますね!そして、S5ほど高価ではないので(笑)








オールラウンダーなエアロロードで話題を掻っ攫ったと言えば、『スペシャライズド ヴェンジ』も忘れちゃいけませんね!

レーシングカーでお馴染み「マクラーレン」と共同開発したバージョン(使用するカーボンが違う)も存在し、フレームの開発には5年も掛かったエアロの意欲作!?

カッチリしたイメージの同社の『ターマック』とは、ややキャラが違って、(縦)剛性が高くなりがちエアロフレームなのにソフトなフィーリングという『ヴェンジ』。

フラッグシップの『S-WORKS ヴェンジ』もそこまで硬くなく、乗り心地も普通!(いい意味で)
ヘッドチューブが長さもありますが、フレームの剛性バランスに優れ、登りも問題なくイケるそうです。

実際に乗った感じでは、かなり軽やかな印象で、オールラウンダーなバイクと言えます。
ヘッドチューブが長いフレームなので、ステムをすぐにでスペーサーなしで取り付けてカッコよく出来ます(笑)
あと、ヘッドキャップ(ヘッドチューブとステムの間)がエアロ形状のフレームにピタッと形が合わせてあり、なんだかカッコイイ・・・!

グレードのラインナップも多く、クセがなく乗り易い、手頃なエアロの決定版ですね!




最近のエアロフレームの傾向に、「斜め横方向からの風にも対応する」ってのがあります。

従来のエアロフレームは横から見ると、各チューブが「翼断面形状」で面積が広いため、横風はちょっとニガテって感じでした。




『スコット フォイル』はソコを狙ったエアロフレーム!

一見すると、フツーのロードバイク。よくある多角形の断面のチューブを組み合わせてあるカーボンフレームですが・・・

翼断面形状の尾ひれ部分をズバッとカットしたカムテール形状のチューブ、軽量化とあらゆる方向への高い剛性、加えて尾ひれカットで”指向性”をなくし、斜め横からの風でも空気抵抗を抑えられる効果を発揮!
TREKのマドンシリーズにもパクられた採用されたくらいなので、実際に効果が認められたんでしょう!)

先日のスコット試乗会で、改めて乗ってみてそのスゴさを垣間見ました。
先代アディクト並に軽量で、さらに高剛性なので、走らないワケがない!
ひと踏みして加速させると、ぶっ飛ぶような加速フィール、猛然と疾るッ!!
しかも(プロモデルだから当然)、伸び感もかなりのもので、ココにエアロも効いてるんだな~って思うと、ことさら納得デス(゜.゜)

シンプルで、トリッキーなギミックなしで、この「爆走感」・・・ エアロロードは速い!!っつー感じです(笑)






一方で、トリッキーなタイプも続々増えてます・・・ヽ(`▽´)/



トリッキー1号




『リドレー ノアFAST』

元々の『ノア』自体が、エアロばりばりの曲線ぐりぐりのフレーム形状で、ノアと言えば空気を整流するザラザラ鮫肌テープを各チューブに貼り付け、ベンチ穴の開いたフロントフォークとシートステーが唯一無二!(ノアRSはフォークのみ)

『ノアFAST』では、さらにこの穴が開けてある部位に、「一体型ブレーキ」・・・インテグラルブレーキを装備して、さらなるエアロを達成!

一見ブレーキが装着されていないように見え、オマワリサンに停められそうです(笑)
それはなくても、この特殊なブレーキ・・・ あんまり止まってくれない様です(;・∀・)
Vブレーキと同じ構造ですが、ブレーキを開かせるのにバネではなく、カーボンフォークのカーボン自体の弾性におまかせしていている、というなんだか不安になってくる構造!)゜0゜( ヒィィ

エアロのためならブレーキ一体じゃい!の先駆け的(ロードでは)モデルっす!





トリッキー2号




『BMC TMR01』

コチラもブレーキが・・・です(笑)
フロントフォーク前部分に、フォーク一体型Vブレーキを内蔵。
リアブレーキはBB後ろ。TTバイクみたいです。
やっぱりオマワリサンに・・・(笑)
 
 



これまた不安になる・・・ そこまでしてブレーキ隠したいのか!と(笑)
ヘッドチューブからフォークに掛けて、ケーブルの取り回し(の一部?)を隠したいカバーが付いてます・・・
電動コンポで組むとかなりスッキリですが、機械式だと横方向にビヨーンとお邪魔しまんにゃゎ!

フロントもですが、リア側のブレーキ・・・メンテ性はかなり問題が。
クランクを外さないと、シューやカートリッジにアクセス出来ないっぽい!?むおお・・・

乗ってないので分かりませんが、どうやらコレもまた「は、速いー!」ってバイクらしいです!
もちろん、何かしらを犠牲にしてスピードを得てる・・・はずです(笑)
当然ソコには「しなやか~^^」なフレームの印象はきっとありまっせん!><

曲線ではなく、シャキーンとした直線貴重のエアロフレーム、カッコイイぜ~。




トリッキー3号




『LOOK 695 エアロライト』

さすがLOOK! LOOKのやる事には間違いはない! ソコにシビれる!憧れるッ!

個人的には超グッと来てるフレームです(。・ρ・)




やっぱりブレーキ! 内蔵ブレーキこそ、ロードの正しい姿!!・・・なのか!?
フロントフォークのど真ん中にガッツリ内蔵されてるじぇ~
クイックリリースはブレーキケーブルの途中に「リドレー製のクイックリリース」を装備しており、ブレーキを開く事が出来ます!そう、ノアFASTで使われるヤツ(笑)

心配なのはメンテナンス性・・・
が、LOOKは考えているッ! ちゃんと見える部分に工具が掛けられる様になってるそうです^^




リアはTMR01のようにBB後ろ。 TRP製のVブレーキでした。クイックリリースも付いてます。


天下のLOOK様が、まさかの内蔵ブレーキ!?って感じですが・・・
エアロという要素はやはり無視出来ないという事なのかー

何でも、この内蔵ブレーキ化でスッキリした、フォークとタイヤの周辺・・・ココをスッキリさせると、かなり空気抵抗を低減出来るらしく、その効果は無視出来ないんだそうです。

走行風だけでなく、タイヤやホイールのスポークが起こす乱気流も関係してそうです。

ココが、各社のエアロロードがこぞって(?)ブレーキを一体化してくる要因なんでしょうね。





ファイナルトリッキー






『ジャイアント プロペル』


世界のジャイアントからエアロロードが出た! 2014年モデル最大のニュース!?

様々なロードバイクのスタンダードを放ってきたジャイアント、中でも斜めったトップチューブの「スローピングフレーム」の言いだしっぺが、それを捨ててホリゾンタルフレーム」で新型を送り出して来たってんだから、タダゴトではない!?


そして、例に漏れず




フロントブレーキはフォークと一体に。
しかも、ただVブレーキを付けただけではなく、専用にエアロ形状になっているッ
ブレーキが「フィン」になっていて、いわゆるスプリッター的な効果を狙ったモノ?


 



リアブレーキはシートステーに。 BB後ろにはしなかったんですね。
メンテナンス製は問題なさそうですが、トップグレードはカーボン製ブレーキゆえに、ちょっとクセが強いようです。


 





コチラの下位グレードはアルミ製ブレーキでフィーリングには問題なしみたいっす。
ISPではなく、専用シートポストで調整出来るし、コッチでイイんでないの~?
当然、ジャイアントはお買い得感高い価格設定~!ムホホー

 



ただ、上位モデルには、こんなステキアイテムがッ!
さすがは世界のジャイアント・・・ 何でも自社製です。(ブレーキはTRP製)
エアロ形状のハンドル一体型のエアロ形状ステム、さらにヘッドパーツの規格自体も専用品?コラムスペーサーの形状もエアロ形状の様になっていて、こちらも専用品!Σ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!


このプロペル、エアロロードとしては最新で「最強」を謳っております・・・

上記のエアロロード(新規のLOOK以外)を名指しでベンチマークに表記し、加えてスペシャライズドに対し、


「おたくんトコのエアロロードのヴェンジ? アレとウチのプロペル、どっちが風洞で空気抵抗小さいか勝負せぇへん?(・∀・)ニヤニヤ」


と、挑戦状を叩き付けたんだとか!? (スペシャはスルーしたらしい)


さっすが、世界のジャイアント・・・恐るべし(゚A゚;)ゴクリ








はい!長々と書きました! もうぶっ倒れそうです!




要するに・・・ トレンドとなりつつあるエアロロードは、間違いなく本気でエアロ効果を追求して作られており、ソコには嘘もまやかしも(たぶん)ない!!
レースで勝たなくちゃいけないバイクで、”ファッションエアロ”はいくらなんでもないですもんね^^;


何より、実際に乗ってみたエアロロードのほとんどは「速い!!」です^w^
プロロードレースではなく、一般サイクリストの普段のサイクリング中の単独走破性にも効果を発揮するはずですし、集団走行なら間違いなくアドバンテージになってくれると思います!


冬の”重い風”も、きっと幾分ラクになる!! ・・・はず?(笑)
Posted at 2013/11/16 18:50:41 | コメント(6) | トラックバック(0) | みんチャリ | 日記

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「例の排気システム表示から、高速乗る機会あれば一万一千回転までキッチリ回すようにしてる。」
何シテル?   07/12 18:09
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