
ニェット!
どうも、タマゴヤです。
ZKTSK2(坐骨神経痛)からの~軽い腰痛気味で、ワケが分かりません。
休日をどう過ごせばいいのやら、サッパリです┐(´д`)┌ヤレヤレ
加えて、増税・・・(関係ないか)
政治家というのは、貧乏した事がないんでしょうか?
ないんでしょうねぇ。 8億アジェンダ!
そんなワケで、「お金」のことを考えると、「手が出せねぇー!」ブランド・・・イタリア3大メーカーのひとつ、
コルナゴの2014年モデルをちょっこす試乗してきましたので、インプレ万歳。
試乗会には、ヘルメットとグローブとシューズ持参との事で、ペダルは用意されてるらしいとの事でしたが・・・
何と驚き、誰もが使っているシマノSPD-SLはなく、TIMEとLOOKのみという特殊っぷり?
こちらのお店の常連さんは、シマノが少ないのか? 試乗されていた方は、なぜか本当にTIMEとLOOkユーザーばかり・・・高いの掴まされてませんか(笑)
そんなワケで、
フラットペダル(普通のヤツ)での試乗なので、インプレは話半分くらいで^^;
試乗コースも「試乗コース」とも呼べないレイアウトもいつも通りですし。
試乗車には、すでに試乗したアルミのSTRADA SL、クロモリのMASTER X-LIGHTがありましたが、こちらは今回はスルーで。インプレは
コチラと
コチラを参考願います・・・
まずは、ミドルクラスのカーボンフレームから。
『CX-ZERO』
コンフォートロード(エンデュランスロード)に相当するブランニューモデル。
ディスクブレーキモデル(シクロクロス車というわけではなく)もラインナップされますが、コチラはスタンダードモデル。
見た感じは、カラーリングがSTRADAやAC-Rと同じパターンですね。
4種類から選べるのは良心的かも。
ロングホイールベースらしいんですが、ストレートフォークなので一見分からないんですよね。美点ですねぇ。
チェーンステーはBMC・GF系のような処理。
スローピングフレームなので、日本人にはまたがり易くダンシングでも膝にトップチューブが当たらなくてイイんですよね~
組み合わされるコンポは、シマノ6800アルテグラ。 ホイールはシマノRS11?
走り出しは重め、ゆったりに感じます。 おそらく
ホイールが影響大です。
スピードの乗り方はモノコックフレームらしく、ソフトかつ軽快。
ウェットな感触のフレームで、狙い通りの快適性が発揮されてました。
ダンシングで加速させると、振りは軽く、クランクの踏み降ろしは重くなくソフトな当たり。
フレームのウィップは感じさせるフィーリングで、フォークの仕上がりも文句なく、加速は気持ちがイイと言えるレベル。
安定感も高く、これはかなり疲れにくいバイクですね。
もちろん、振動吸収性も優れており、さらに他のブランドの同じタイプのバイクに比べ、「過剰なまでのサスペンション感」は仕立てられておらず、出来のいいカーボンフレームだな~という感じ。
ロングライド向けではありますが、エンデューロなどのレースにも問題なく使えそうです。
踏み込んでも脚へ反発してこないので、ヒルクライムもイイかもしれません。
褒めてばかりもアレなので(笑)
完成度の高いバイクは、クセがなくてイイんですが・・・刺激もないワケで。
味わいは、その乗り心地が演出してくれるので、刺激はホイールで仕組みたいところです。
あと、コレが一番ネックかも・・・ 問題は
”価格”ですね。
フレーム単体で、\350,000ですが・・・ハッキリ言って高いです。
コンフォート系で探すと、ちょうど半額で『ANCHOR RL8 フレームセット』が買えます。
乗り比べてみても、
RL8がCX-ZEROに負けている部分はまったく無いように感じます。
むしろ、
RL8の方が優れているとも言えます。
仮に、CX-ZEROが優位に立ちそうなシチュエーションを想定すると、体重のある人かパワーのある人が乗った場合か、ディスクブレーキ仕様でマルチパーパスバイクを組もうと思ったら、軍配が上がるかもしれないですが・・・コレも、他ブランドにもっと安くてイイものがありそうです。
「コルナゴのコンフォートバイク」が欲しい方以外には、あまり用の無いモデル・・・と言い切ってしまいます(||゜Д゜)ヒィィィ!(゜Д゜||)
『C59 DISC』
フラッグシップカーボンフレーム、C59のディスクブレーキ完成車。ぬわんと、
定価\1800,000!
ソレもそのはず、組み合わされるコンポはカンパニョーロ・スーパーレコードEPS、ホイールはコルナゴ・アルテミスRR1ディスクブレーキ仕様。
この通り、ロードバイクでは見慣れない
ディスクブレーキが。
しかも、C59DISCにはコンポメーカー製ではなく、コルナゴ内製ブランド?FORMULAの専用油圧ディスクブレーキになっております。
ブラケットもカンパニョーロではなく、よく似ていますが油圧ディスクブレーキとカンパEPSに対応したFORMULAのモノ。
握った感じはカンパに似てます。変速方法も同じですね。
C59は以前にも試乗しましたが、「か、硬い・・・!手に負えねぇー!」でした。
でも、改めて乗ってみる、2014年モデルは変更があるかもしれない、というワケでリヴェンジ試乗!
ダンシングで加速!・・・加速!・・・か・・・そ・・・くっ・・・!
フラットペダルを渾身の力で踏みつけるも、”しなりの入り口”でもうクランクは
踏める区間を通過してしまいます。
瞬間的にかなりの出力を出せる乗り手向け・・・予想通りです。
しかし、以前ラインナップされていた『EPQ』と比べると、踏み降ろしは軽めで脚への反発もキツくなさそうです。
ただただ、「踏み切れない」自分の貧脚さを思い知らされるばかり。
それでも、バイクは必要十分なスピードで走って行きます。
ですが、このフレームの持つ高速域での
「グーン、ダーン!」といった”さらなる伸び感”を発揮させるのは、難しそうです。
乗り手が私のようにショボいと、「フレームをしならせて仕事をさせる」その手前で止まってしまいます。
シッティングでは、このバイクの性能というか軽さに助けられます。
少しでも推進力に変えようという考えはあるらしく、力なく回していてもそれなりに走り、それなりにサイクリングを楽しめます。
「そういうバイクか?」と問われると、耳が痛いですが・・・(笑)
ダンシング時は安定感たっぷりで、やはりフレームのキャパの大きさ、奥深さには恐れ入るばかり。
変なクセもなく・・・
あ、変なクセあった(笑)
ブレーキですね~! やっぱりこの油
圧ディスクブレーキは超独特!
扱い難い感じは思ったよりもなく、制動力は高いです。
ただ、特性がリムブレーキと違い過ぎて戸惑いますね^^;
結構ヤバい雰囲気というか、
金属をギャーッとやってる感覚で、MTBのディスクブレーキ(シマノとか)がいかにフィーリングに優れているかが分かりますね。
レバーの引き自体は普通の感覚なので、シマノ・アルテグラの油圧用ブラケットよりも自然なストローク感。
ブラケットに関して、ちょっとダメ出し。
カンパEPS純正ブラケットは、あえて変速レバーのストローク感を残してあり、クリック感を伴って「変速させてるなぁ」と感じられるモノでしたが、このFORMULAの
変速レバーは「ストローク感なし!」なんです。
動かない金属製のスイッチにグッと力を入れる感覚で操作・・・分かります?
「あれ?押したっけ?」ってなるんですよね。
電動だから”スイッチ”でイイわけなんですが、こりゃぁ・・・ダメっぽい(笑)
180まんえんもするのになぁ~
フレームはすごいです。普通のC59でイイですね^^;
私ではC59はとても乗り切れません。速く走っているのかどうかも分からないので、ある意味『ピナレロ・ドグマ65.1』よりも恩恵にあずかれないハードルの高さを感じます。
乗り心地は快適なので、「お金持ちがブランド志向で買っても、問題なくサイクリングは出来る」というワケです。
根底というか、大前提として「レース機材」のバイクですが、「乗れちゃう♪」レーシングカーです・・・LOOK695と似てますね(もちろん695は好きですが)
しかし、悔しかった・・・ ビンディングなら・・・! いやぁ、やっぱ踏み切れないかなぁ~(笑)
『TITANIO』
チタニオ、その名が示す通りチタン合金製フレームです。フレームセット価格\560,000(ペイント無しは\520,000)
コリナゴのチタンフレームとしてはビチタン(ダウンチューブが2本、双胴フレーム)、CT-1(チタン×カーボンのハイブリッド)に続く3代目?
「おかまいなしに色盛るんだよ」のコルナゴらしく、金属地むきだしチタンフレームが多い中、このチタニオもしっかり塗装されてます。
・・・と思ったんですが、
よ~く見ると、金属色に見える部分はポリッシュなチタンそのもので、
チタンを見せつつもグラデーション塗装をクリア塗装とともに乗せてくるという荒業。
なんでも、コレはすごく技術的に難しいらしく、コルナゴは塗装が弱くならないようにしっかりやったそうです!
渋いような、古めかしいようなセンスがカワイイ?カラーリングのパターンですが、コルナゴらしいですし永く所有出来るチタンなら、全然アリですね^^
フレームデザインに変わったところはなく、プレーンなホリゾンタルフレーム。
チューブは太くもなく細くもなく・・・ シートステーは横方向へ若干ベンドを加えて快適性を確保でしょうか。意外に太さはあります。
フロントフォークはもちろんカーボン。
試乗車に組み合わされるのは、カンパニョーロ・レコード&カンパニョーロ・ユーラス。ちょうどイイ感じです。
走り出してみると、あっけないほどあっけない走行感(なんじゃそりゃ?)・・・
軽い・・・軽いは、軽い。 ダンシングで力を掛けて加速・・・うん、フラットさを感じる加速感。
なんだろう・・・ この
ソフト感は・・・ すぐにパッと感じたのは
「カーボンフレームっぽい。」こと。
チタンフレームは金属感がかなり強いバイクが多かったんですが、このチタニオは異色なのか??
フレームのキャパが小さい事はなく、踏み抜いてしまう感覚もないんですが、馴染み過ぎて印象が薄い?
いやいや、バイクの乗り味としての味は確かにある。 けど・・・
「チタンだぞ~!オラオラ!」って感覚がほとんどない。
チタンフレームは、カーボンの軽さ、アルミの反応性、クロモリの快適性を合わせたような感じのバイクだと思ってたんですが・・・いい意味で裏切られました。
コレは、ズバリ
「完成度の高さ」でしょうね。 精度が素晴らしく高く、リスキーな感じもないです。
誰でも乗れて、誰でもチタンの良さ、恩恵にあずかれるバイクなのでは!?
フロントフォークのマッチングも素晴らしく、優しい乗り味とマッチしつつも、クセがなくロードらしい振りの軽さと加速感に一役買っています。
全体として、ロングライドにもエンデューロのようなレースにも全然イケちゃうんじゃないでしょうか。
文句を言わせてもらうなら、やはり「分かり難さ」でしょうか(笑)
せっかくのチタンなのに、あっさりした味付け? もっとこう、わざとらしくでもチタンチタンしていて欲しい!?
あと、「速さ」の点でも、もうあと少し・・・「爆足感」というか、
ハジケる感覚が欲しかったです。
この辺りは、同じチタンフレームでも『デローザ・チタニオ』が比べて凄いです。私の中ではチタンナンバーワンです。
フレーム価格50万円オーバーと考えると、デローザの方が・・・と考えたんですが、調べるとデローザのチタニオ3.2,5は値上がったのか、フレーム70万円もするんですね(;・∀・)
”ちゃんとしたチタン”なら、コルナゴ&デローザの両チタニオですが・・・
やっぱりチタンフレームって、
「チタンいったるぞー!」って気合がないと、買えませんねぇ(笑)
チタン製なのはイイけど、「ロードバイクのフレームとしてはサッパリ!」じゃぁアカンですもんね。
コルナゴとデローザのは、ソコんとこは保証されている・・・というワケです@@
コッソリ情報だと、実は
イチオシは『ガノ RTI』! 手頃で走りも熱く、チタンチタンしてる!(笑)
エヴァディオの『PEGASUS』も買えそうな価格帯ですが、コチラはキンキンした金属音が盛大で楽しく(?)、フロントフォークが勝ち過ぎている不出来(失礼!)なフレーム。
ガノチタンのお買い得感がやはり間違いないです^^
おお、なんという長文・・・ 座ってる時間も長く、お尻が爆発しそうです。
最後はコレ。
『C60』
C59後継?最新のコルナゴフラッグシップモデル・・・の
展示のみ! 試乗車はおろか、納車もされてません(笑)
フレームセット価格\645,000
C59と見比べると、ジルコデザインのチューブがスクエア形状をベースとしており、メガチューブ化されてる感じで迫力あり!
おそらく、肉厚を薄くしてきているんでしょうね。
乗り味的にはラグジュアリーさを足して、”そういう方”でもより乗り易いモデルになっているんだとか。
グラデーションも美しく、カーボン生地も見えます。
綺麗なシートポストは別売り。何故だッ
コルナゴ、色々乗りましたが・・・私が欲しいと思ったのは、やはりクロモリのMASTR X-LIGHTですね。
カーボンだとM10がイイです。 チタニオも気に入りました^^
オススメしたいモデルは、STRADA SLですね。
最初の1台目、ロードを始めたいな~って方には、この高品質なアルミフレームがイチオシ!
出来れば、アルテグラ完成車かフレーム組みで。(105完成車はフォークコラムがアルミ製でやや手抜き)
コルナゴに限らないですが、値上げのせいで欧州ブランドを中心にかなり高くなってきています。
2015年モデルはさらに値上げなんだとか・・・
まさに、買うなら「今でしょ!」なタイミングで、増税は・・・逃れようがありませんが、2014年モデルで決着される事を勧めます。
まだ入荷してない2014年モデルもあるみたいなので、予約するなら今ですね!
当ブログもおかげさまで、ロードバイク(自転車)関連のコンテンツのPV数が上がってきております。
とくに、ココ最近は各インプレ記事にイイネ!をくださったり、見ていってくれる方もみえます。
やはり、この時期に購入をお考えの方がチェックされてるんでしょうね!
各記事に不明な点がございましたら、なんなりとお聞きください^^