
ボンジュール!
どうもタマゴヤです。
まだ寒い!大寒過ぎれば寒さも和らぐ・・・みたいなのは嘘だッ!!
その証拠に、また膝を痛めてしまったじゃぁないかー!ムキー!
・・・私のポジションが悪かったせいですけどね!ヽ(^o^)丿
というわけで、先日はカトーサイクルさんで開催された
「LOOK2015年モデル試乗会」に行ってきました。
LOOK・・・ロード乗りなら誰しもが憧れる、おフランスブランド・・・
グランツールで、フランスのプロコンチネンタルチーム「コフィディス」が使用していますよね。
あ・・・、今年からオルベアに変わっちゃうんでしたね(笑)
今回の試乗の目玉は、なんと言っても
『795AeroLight』!
『675』と同じ、トップチューブのラインがステムにそのまま繋がる、「突き刺さりにいくぞ!」と言わんばかりの特徴的なデザインで、その筋の方の間では物議を醸しだしちゃったらしいニューフラッグシップ!
「ヘッドチューブを長くし、トップチューブを短くしたい。」をカタチにしたのがコレ。
チューブ形状は全体が翼断面形状で、最新の「カムテール形状」と比べると、やや古く感じる印象。
10年の開発期間を要したので、翼断面形状はそのあたりからでしょうね。
ステムは『695AeroLight』から採用された、調整幅の拡大されたエアロ形状のCステム。
見た目は奇抜ながら、極端にハンドルを下げたいとかない限り、十分ポジションを合わせられるはず。
フレームとステムの間には、エアロ形状スペーサー兼ワイヤー取り回し小物の一体モノ・・・すげぇ。
AeroLightは、空力に配慮したフォーク一体型ブレーキ&BB下Vブレーキ。
695AeroLightと同じモノに見えます。
■795AeroLight 試乗インプレ!
エアロ形状になり、695と比べてかなり硬そうな印象で、見た目からも決して軽量化を狙ったモノではないと予想してたんですが・・・
軽い!!
手に持った重量も、『MAVIC コスミックカーボン40C』とそこそこ重量のホイールを履きながら、かなり軽く感じました。
ちなみに、コンポはシマノ・デュラエースDi2。 クランクはLOOK ZED2カーボンクランク。
「エアロフレームって、縦に硬く横に弱く、ゼロ発進から巡航までが重たいんだよなぁ・・・」という思いとは逆に、重量の軽さ以上に発進加速も軽い!!
あらゆるストレスを感じる前に、バイクが軽く前に推進していく感覚。
ブレーキを内臓したフォークは695AeroLight同様に硬く、ダンシングでヨレる気配は一切なし!
それどころか、ボリュームを増し剛性が高くなったヘッドチューブが、このフォークを完璧に支配している印象ッ!
短いトップチューブは、偏平した形状ゆえ横方向に強く、縦方向に柔軟で乗り心地と、降りの軽さに貢献!?
加速の良さも間違いなくこのトップチューブの短さが効いているでしょう。
下ハンでモガいてみると、溜めもなしにペダリングが推進力に変換され、リニアかつ強力に加速!!
ハイテンポにバイクを振ってみても、フレームのボリュームの印象と異なり、一切遅れがありません。
また、やはりというか・・・スピードが上がるほどに、バイクとの一体感が増していく感じ。
ガツガツとガチャ踏み気味にスプリントしてみても、力をロスせず推進力に変換しちゃう懐の深さ。
「まだ伸びる・・・まだまだ伸びる!」
テッペン知らずの加速フィールで、それでいて「踏み切れない」と感じさせない、「走っている感」が感じられました。
インナーに落として上ってみると、695と違って「スルスルと勝手に上っていく感覚」はなく、結構普通。
その辺りは、エアロフレームらしく平坦・下り向けの味付けかも?
MAVIC CC40Cなので、それほど上り特化ではないんですが、ホイールとのマッチングは悪くなかったです。
ブレーキは以前の『695AeroLight』同様に、ちゃ~んと効きますし、タッチも問題なし!
795の乗り味は、「味わい深い695」と比べると、
速さと洗練が重視されていて、クランクを踏み降ろした時の695のような、どこか安楽さを感じさせるモノではなくなっていました。
695は
「脚はないが、金はある」ユーザーにも乗り易い、踏み込んだ時の脚への反発を感じさせないフレームで、その部分にソフトささえ感じさせ「濃厚な味」があったんですが、795はソレをロスと考えたのか脚への反発のなさは継承しつつ、洗練させて推進力の強さに転じさせたフレームのようです。
空気抵抗の少なさは、長く乗らないと分からない(体感は難しい!)かもですが、推進力の強さとリニアさで向かい風でも押し戻される事なく、走って行けそうな感じでした。
乗り心地に関しては、フロントフォークにブレーキを内臓しているので、AeroLightはフロントフォークの衝撃吸収はソコソコですね。
ただ、リアはかなり優秀なようで、段差を越えても気付かないくらい(笑)
エラストマーが挟み込まれシートポストのE-POSTが効いているかもしれません。
ただ、やはり「レーシングモデル」なので、ロイヤルサルーンな乗り心地ではないですね^^;
795、好みの分かれるデザインかも知れませんが、乗ってしまえば気になりません(笑)
案外、小さなサイズのフレームの方が、長大なヘッドチューブも目立たないので、イイかもです。
唯一、文句があるのは・・・「価格」でしょうか(笑)
795AeroLight、スタンダードなフレームカラーで
75万円! モンドリアンカラーで
80万円!Σ(゚Д゚)
試乗車の構成だと・・・ 140万円くらいかぁ~!? ぬおおおお(笑)
もう一台、1年ぶりにもう一度『695Light』に乗ってみました。
695AeroLightは、695Lightに比べて「硬いなぁ。」と感じてたので、自分で買うなら695Lightだなーと思って憧れてたんですが・・・
7695AeroLightを乗った後だと、あの好印象が霞んでしまいました!
味わい深い踏み込み心地は確かに感じますが、強度を上げてスプリントすると、なんだかバイクの降りと反応が遅れる感覚。
極端に言えば、「ぐわんぐわんして進まない」感じ。 たぶん、十二分に速いはずなんですが、ロスなく推進する795と比べると、「ロスが大きい」なんて感じちゃうわけで・・・
そうなると、695を気持ちよく走らせるには、丁寧に乗ってやらないとアカンって事になりますねぇ。
履いているホイールは、フルクラム・レーシングゼロなので、ヤワなホイールではないはずですが・・・
もしかしら、カンパBORAのようなかなり硬いホイールと組み合わせた方が、マッチングが良くなるフレームなのかも?
やはり、
795AeroLightを試乗した直後に乗るというのは、正しいインプレにはならないみたいですね(笑)
前回の試乗会のインプレの方が、695Lightの印象をちゃ~んとお伝え出来てるかなっと^^;
さて、この日はもう一台のフランス車にも乗ってみました。
