日立maxell オープン10号リールテープ XLⅠ 35-180B
日立maxellのオープン10号リールテープ XLⅠ 35-180Bです。
カセットテープでカセットケース寸法精度にいち早く注目したメーカーです。
このカセットテープ寸法がいい加減だと、テープ走行にムラが発生し音質劣化の原因になります。
どこかのSAアビリンは、テープに添加(車のオイルに添加物を入れて性能向上と一緒)していますが、俺のデッキとの相性が悪いのか、2/3本が音がフニャフニャになってしまい、それ以降購入していません。
このXLシリーズは添加ではなく混合という手法で、Epitaxialと言うコバルト系磁性体をノーマル酸化鉄と混合しているため安定しているのです。
音質は低音域でのMOL(ダイナミックレンジ=耐入力)が大きく、高音域MOLもかなり大きく伸びた特性となっている。
最初はUD-XLⅠ(Type I/NORMAL/120μs)&XLⅡ(Type II/CrO2/70μs)→XLⅠ&XLⅡ→XLⅠ-S&XLⅡ-Sと約2年ごとに進化していきました。
当然この技術は、カセットテープより古い規格のオープンリールテープにもフィードバックされている。
自分がオープンリールデッキを購入したのは、 1979年で街の電気店では販売されてなく、秋葉原で購入しました。
9.5cm走行で片道90分テープで定価3500円位だったが、販売価格は2800円位だったと記憶している。
基本まとめ買いをして割引してもらいました。
お金のないときは、中古品(録音済みの音声入り)を購入したものです。
10号リールを約15本、7号リールを約5本購入しました。
音質は自分好みのカセットテープの音なので、低音のアタック音もしっかりタイトに出るうえ、高音も美しく強く出て気に入ってます。
テープ走行がカセットの4.76cm/sに対して、19&9.5cm/sと4倍&2倍なのだから、余裕のある素晴らしいものです。
9.5cmでは、カセットデッキの高性能化が有りそれほどのアドバンテージは少なくカセットテープのメタル以下(ダイナミックレンジはオープンが上)、ハイポジションやノーマル以上、19cm/sでは、特に高音域の伸びがカセットの20kHzに対して28kHzと可聴音域を越えているため、倍音も綺麗にでるため原音により忠実です。
詳細の比較は、下にX-10R(オープンリールデッキ)とカセットデッキC-2の性能を添付しました。
私はオーレックスのadresノイズリダクションシステムを使用していたので、テープヒスノイズ(ヘッドとテープの擦れる音)は皆無(SN比:80dB以上)でした。
余程の事が無い限り、コレクションとして残さずカセットテープにダビングcopyしました。
ライブとか廃盤となっている曲だけオープンに残しました。
ただテープを何回も使用すると劣化するので、3ヶ月ごとに交換しました。(私の使用頻度は、毎日96分録音、96分再生していました)
デジタルPCMプロセッサーを購入するまで約2年間可動しました。
その中でオープンリールデッキのヘッドを1回オーバーホール交換(材質がパーマロイのため柔らかく音質が良い)しましたが、2ヶ月後に前出のPCM化し、ビデオ+PCMプロセッサーからのダビングになりました。
こちらはAD変換があるのですが、ヘッドフォンでの視聴に於いて音質劣化は皆無と言ってよいと思います。
また片道4時間半から6時間も使えるので、FMエアチェック(録音)で、オープンリールのように反転時間がないので、2時間以上続く番組でも安心した録音できました。
テープ代金もオープンの2800円から当時のビデオテープが1500円だから半額になったのも嬉しい誤算でした。
しかしこのオープンリールが古い規格とはいえプロのスタジオで長く使われている規格です。
またインテリアとしても優れているので、コレクションとして残しています。
因みにTEACのオープンリールデッキ X-10Rの性能。
X-10Rマニュアル
■仕様
トラック形式 :4トラック・2チャンネル・ステレオホニック方式
ヘッド : 6ヘッド(消去、録音および再生/リバース再生、録音、消去)
リール : 26形(10号)および17形(7号)
テープ速度 : 19、9.5センチ(±0.5%)
モータ : キャプスタン:DCブラシ付きFGサーボ・ボーター×1
リール:DCスロットレス・モーター×2
ワウ・フラッタ : 19センチ;0.03%(WRMS)
9.5センチ;0.04%(WRMS)
周波数特性(総合) : 19センチ;30~28,000Hz(40~20,000Hz±3dB、-10VU)
9.5センチ;30~20,000Hz(40~16,000Hz±3dB、-20VU)
SN比(総合) : 63dB(3%ひずみレベル、聴感補正)
ひずみ率(総合) : 0.8%(基準レベル)
ステレオ・チャンネルセパレーション : 50dB(1,000Hz)
早巻時間 :100秒(550mテープ)
入力 :マイク;0.25mV/-72dB(適合インピーダンス200Ω以上)
ライン:60mV(入力インピーダンス 50kΩ)
出力 :ライン:0.45V(負荷インピーダンス10kΩ以上)
ヘッドフォン:8Ω
電源 :100V AC、50/60Hz、70W
外形寸法 :432(幅)×452(高さ)×262(奥行)mm
======カセットデッキC-2の性能抜粋========
テープ速度:4.8センチ
ワウ・フラッター:0.04%(WRMS)
周波数特性(総合):
20~22,000Hz(30~20,000Hz±3dB)/メタルテープ
20~20,000Hz(30~18,000Hz±3dB)/コバルトテープ
20~17,000Hz(30~16,000Hz±3dB)/ハイファイテープ
SN比(総合):58dB (3%ひずみレベル,聴感補正)
ドルビーシステムにより録音・再生において
1kHzで5dB,5kHz以上で10dBの雑音低減が可能
80dB(同dbx IN)
========SANSUI PC-X1の機種の定格==========
型式: PCMオーディオプロセッサー
信号形式:NTSC TV 方式準拠
符号形式:EIAJ標準フォーマット(STC-007)
チャンネル数:2チャンネル
標本化周波数:44.056kHz
量子化ビット数:14ビット直線
周波数特性:5Hz~20kHz
高調波歪率:0.007%(スペクトラム・アナライザー測定法)
ダイナミックレンジ:86dB
ワウ・フラッター:測定限界以下
電源: AC100V、50Hz/60Hz
(付属ACアダプターAC-X1使用)DC12V
外形寸法 本体:幅266×高さ73×奥行287mm
AC-X1:幅101×高さ73×奥行201mm
重量:本体:2.5kg
AC-X1:1.5kg
別売:バッテリーパック VW-VB10
カーバッテリー CB-70
関連情報URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%AB
関連動画:http://www.youtube.com/watch?v=ZuoklBc7AVg

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