M3C チャコールキャニスターメンテナンス
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先日2速3000rpmほどで高所への坂道をしばらく走り続けたところ頂上にてクラッチ切ったらそのままエンストし、エンジンはなんとかかかるもののアイドリングせずに止まってしまう症状がでてしまいました。
下りで少し走ったらクラッチ切ってもエンストもせずに走るようになり原因がわからず色々と考えていました。
燃料系だとは思いましたが、燃料ポンプやフィルター、アイドルコントロールバルブなども交換してから2~3万㎞前後なのでまだ平気かと・・・
で、なぜかふとキャニスターの詰まりとかあるか?と思って確認。
特にガソリン臭とかしてたわけではないのですが、一応・・・
本当は新品欲しいのですがM3C用はなぜかお高くて8万近くするとのこと。。。
とは言っても中身はただの活性炭。
お金なければ自分でDIYということで半分興味本位で切開しちゃいましたw
ちなみにがっちり溶着されてるので普通には開きません。
なんとか蓋を再利用しようとこじ開けようとしましたが無理w
結局グラインダーで無理矢理切開しました^^;
もし真似る人いるなら最初からまっすぐノコギリとかで綺麗に切ったほうがいいです。
※グラインダーでは熱でABS樹脂が溶けます^^;
2
開けて出てきたのは当然活性炭。
しかしかなり細かい。
匂いは殆どしませんでしたが、16万㎞以上交換していないのでそれなりに気化ガソリンの有害物質は吸着してると思います。
ちなみに本体ごと計量すると1600gほど。
国産車などと比べるとめちゃくちゃ量多いです。
濡れてもいないし匂いもしないし再利用したいところですが、活性炭の再利用には800℃とかで再度熱処理などしないと吸着しないみたいなのでこの活性炭は庭に撒きますw
3
ボックスの蓋を開けるとこのようなベースに不織布フィルターが貼り付けてあります。バネもあるのですが、これは蓋とバネ付きの台座で活性炭を押し込むような感じになります。
これは再利用したいのでしっかりエアブローにて掃除しておきます。
4
さらにボックスの底?にもフィルターが接着されてます。
ガソリンタンクからの配管とエンジンの負圧で引っ張る配管、それと大気開放の配管がありますが、エンジン側へ行く配管は不織布フィルターとは別にプラのフィルターがついてます。
他の配管は不織布フィルターで活性炭とは分離されています。
問題なのはここのフィルターかと思い無理やり剥がして交換します。
取ったフィルターは汚れもですが、空気の抜けなどほぼ無い状態でした。
5
今回交換するのはフィルター部と活性炭。
ホームセンターで代用できるの探してきました。
フィルターは厚みなども含めて掃除機のフィルターが使いやすそうだったのでそちらを。
元々のフィルターに比べて息を吹きかけても空気の抜ける量が全然違います。
活性炭は今はなかなか売っていなくて結局他の方も使ってる水槽用の活性炭パックを購入。
活性炭だけで70g×6パック入りを4つ買いました^^;(計1680g)
6
さっそくフィルターをカットして底面に接着剤も使ってしっかり貼り付けます。
隙間があると細かい活性炭が余計なとこに流入しそうなのでここはぎっちりやっておきます。
さらにエンジン側へ行く配管用のプラフィルターも忘れずつけます。
そしたらあとは活性炭を元と同じ量を入れていくだけ。
しかし入れたとこの写真撮り忘れww
元々の重さと同じにしようとしたけど結局購入した活性炭全部入ってしまった。
7
活性炭を入れて上側のフィルターをセットし蓋でバネを押して活性炭を押し付けるようにして蓋を固定します。
適当にカットしてしまってたので瞬間接着剤とテープなどで仮固定しつつホットボンドで固定します。
写真では撮っていないですが、一応真ん中でワイヤーにて蓋が取れないように処置しておきました。
8
あとは車体に戻して配管をつないで完了。
暖気してからガソリンキャップを外し、再度取り付けてから5分ほどアイドリングさせてからもう一度キャップを外します。
いままでは少しシュコッと音がしてたのですが、今回はほぼ音もなくタンク内の圧が適正になっているようです。
ボックス内の活性炭だけでなく不織布のフィルターの汚れなどで圧力の調整がうまくいっておらずにタンク内の圧など適正でなかったかも。
なんでチャコールキャニスターが気になったのかはいまだに謎なんですが、メンテとしてはやって良かったです。
9
で、試運転してきたんですがメンテの副産物かもしれませんが、今まで何度もメンテしてきたエンジンの気になる回転数落ち(エンブレ時からクラッチを切って止まろうとするときの回転数の落ち込み(500rpmくらいまでストンと落ちてブリッピングしたように1000rpmぐらいまで上がってから750rpmに落ちてきてアイドリングは安定))が全く出ない!?
今までのメンテでほぼ気にならない程度までは治ってましたが少しは落ち込みがあったのですが、それがほぼ皆無!
お山を先日のエンスト症状が出たのと同じ様な回転数でしばらく走っても全開でいっても止まるときにクラッチ切ってもめちゃくちゃスムーズに800rpmくらいにスーっと落ちてきてビタっとアイドリング。
マジかw
こんなところの負圧とかもアイドリングにここまで関係してるとは思わなかった^^;
しかしこれは嬉しい誤算でさらに至極のエンジン楽しめます!!
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