・ ボアアップ 他 ②
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
12時間以内 |
1
・スプロケット交換
エンジン出力向上にあわせ、二次減速比をロングにするため、前後スプロケット交換。
12V車ドリヴンは窪みが外側で組み付け。
排気量とキャブ口径から考えると、街乗りで扱いやすいギリギリ。
発進時の加速をかなり抑え、おだやかに伸びる最高速型に振ってあるが、これなら発進時フロントが浮くからとか、急加速時の直進安定性が悪いからといって、高価で手間のかかるロングスイングアームや5速ミッションなど付ける必要がない。
リアタイヤ取り外し。
少々荒っぽいやり方だが、車体はガレージの梁とグラブバーを括り吊り下げておく。
純正リアスプロケは、リアタイヤボルトのスプラインにしっかりはまり込んでいるので、叩いてブチ取り!
せっかくリアタイヤを外したついでに、ブレーキシューの清掃とシャフトのグリスアップも行う。
2
F・Rともスプロケ交換が終わったら、適正駒数にしたチェーンを張り、ライン出し、リアタイヤのセンターにブレがないか確認と微調整。
純正スイングアームにある、左右シャフトの位置のズレを見る溝は目安程度であまり参考にならない。
その他細かい部品で小細工 (パーツレビュー参照)
3
各部の増し締め確認後、タンクやバッテリーなど、外されていた部品を全て取り付けていく。
ここでエンジンオイルを注入。
初期のキャブセッティングと、100キロほど慣らし運転が終わったら、フラッシングオイル感覚で、すぐに交換する、半端に余っていた二年前のモチュールを注入………
……古くなったエステル系科学合成オイルは基本設計が古いエンジンに使うべきではない、勢い良くキック始動しようとすると、エンジン内部でクラッチに余計な滑りが生じてしまい、うまくいかない。
※画像は取り外した部品類とオイル
エンジン始動
エアスクリューとアイドルスクリューで、とりあえずアイドリングさせ、ヘッドにオイルをまわす。
参考(ヨシムラヘッド指定オイル API-SGグレード以上 粘度:SAE10W-40)
4
・キャブレターのセッティング
当然 シャーシダイナモなど無く、AF計すらないので、
試走→ジェッティング→試走→ジェッティング…
ひたすらキャブジェッティング……
ニードルクリップの位置変更が面倒だが、フルカウルのマルチに比べたらどうってことないか…
5
・ジェッティング方法 (※我流)
画像は開度の目安にするため、スロットルに目盛りを貼ったところ。
ジェッティングはホントいろいろ手法があるが、結局頼れるのは自分の経験と感覚。
・低速・停止・加速を多用する街乗り、レスポンス重視で、やや薄めを狙う。(逆に連続高付加・高回転走行などを多用する場合、薄めは危険。)
・事前にネット上にある似たような仕様のジェッティングや、メーカー推奨ジェッティングを参考に、大体の範囲を予測する。メーカーは個体差や安全マージンを取ってやや濃いめの場合が多い。
・そこからスロットル開度の少ない領域から調整し決定していく。
(一般的に言われているセオリーでは、各ジェットは、お互いの範囲に干渉、あるいは全域に影響しているという考え方もあるがシカト。
ややこしいので、そのジェットはその領域でしか仕事をしていないと考える。
経験上、この方法でも最終的に全域通してのつながりもうまくいく)
PJ+AS → ニードルテーパー → ニードルクリップ → MJ
の順番で選定。
一般的なセオリーでは、異常燃焼によるブローを避ける為、濃い方から段々と薄い方へジェットの番手を落として行くのだが、シカトして薄めの方から段々と濃くしていく。 経験上、モンキーだと、焼きつくほどギリギリに薄すぎならば、その開度はまともに走りすらしない。
・段々と上げてゆき、パワー感がない所から、まともにパワーが出て、スロットルのツキも良い所がきたら、そこから二番手以内位がベストセッティングと考える。(PJは一番手2.5刻み)
・この二番手以内の範囲での簡単な判定方法は…
坂道で、アクセルオフ・アクセルオン を繰り返し、一番フィーリングが良かったジェットを使う。 薄ければ排気音もうるさい。
ちなみにこの方法でセッティングすると、ジェッティングの目安に有効とされるプラグチョップも、理想とされているキツネ色の焼き色よりも、薄めの色になるので、これもシカトする。
自分の感覚、試走で感じた乗り味だけが決め手。
6
・ジェットの選定基準参考(素人の独断)
・PJ選定
暖気完了後、アイドル状態でチョークを引く。(AS 1と1/2回転で固定)
アイドルが上がれば→薄すぎ。
ここからPJを上げていき、チョークを引くと逆に調子が悪くなる番手になったらそれに決定。
・AS
1回転~3回転戻しの間で一番アイドルが上がる位置。
PJが合っていれば大体出る。 あがり過ぎたらアイドルアジャストで適正値(ボアアップエンジンはやや高めに1300~1500RPM)に微調整
モンキーはタコメーターはないので、大体アイドルが安定すりゃあよし。
・ニードルテーパー
MJNのため考慮せず。(厳密には車種ごと推奨品があり、刻印で区別されている。 ちなみに、88CCモンキー+TM-MJN24の場合 刻印AB推奨)
・ニードルクリップ位置
スロットル開度25%~75%のフィーリング。
坂道で、ギアは四速固定 アクセルオフから作用開度まで一気にアクセルオンで走行を繰り返し行い、最もフィーリングが良かった位置に決定。
・MJ
まず、一気にスロットル開度100パーセントにして、ちゃんとアクセルに追従して吹けるMJ範囲に絞る。
フルスロットルでぶっ飛ばす。
最初に予測した範囲のMJでパワー感・スロットルレスポンス共に最も優れている物を選定。
88ccに口径24だと大きすぎ、急開時どうしてもややモタツキは残るが、全域で扱いやすくはセッティングできる。
ジェッティングでどうにもならない部分は、スプロケを加速型に振るか、乗り手のスロットル操作で対応するしかない。
7
組み付けたばかりのパーツにアタリを出す為、100キロほどならし運転を行い、エンジン内に蓄積されたスラッジを出す為、再度オイル交換。
8
完成!!
今回は、人生三台目のモンキーということもあり、パーツ選定には今までの経験を生かし、極力ムダを省き、かつバイクとしての最低限の機能的バランスを保ち、ノーマルライクなルックスに仕上げたつもり。
アレコレやりたくなっちゃう4MINIカスタムだが、必要な所にだけ集中投資する、費用対効果の高いツボを抑えたカスタムをすれば、結構満足度は高い。……… まぁ趣味なんでどこで妥協するかなんですがね。
※必ず市町村規定に則り、排気量変更の申請を行い、ナンバーの変更を行う。 保険等の変更も確実に!。
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