DCMを解除してWiFiでT-Connectを満喫する
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試乗車だったAQUAは購入当初からほぼフル武装な状態でした。
ナビもディーラーオプションの(当時の)最上位機種(NSZT-Y64T)が付いてました。
NSZT-Y64TにはDCM(Data Communication Module)という機能が「あり」・「なし」モデルがあり、我が家のAQUAのナビは「DCMあり」でした。
DCMがあるとT-ConnectのDCMプランに入ることが出来ます。
しかし、このプランは最初の1年は無料ですが、それ以降は1年間に12000円(+消費税)分の使用料がかかります。
使用料には通信費も含まれ、使いたい人には端(はした)額なのでしょうが、カーナビに道案内と音楽再生以上の機能を求めない我が家にとっては入会を決断する程の魅力がありません。
調べてみたらT-Connectは(セキュリティ等特定の機能を除けば)スマホを繋いで使用する事が可能みたいです。
私は格安SIMを使用していてテザリング可能だし、毎月パケットを使い切れず捨てているので是非スマホで接続したいと思いました。
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先ずはパソコンでT-ConnectのHPにアクセスして会員登録が必要です。
名前、電話番号、車体番号の登録をするだけで、IDが発行されます。
AQUAに乗込んでスマホのWiFiテザリングをONにしてからナビの設定画面から接続方式をWiFiにして、WEPキーを入力してナビをスマホに繋ぎます。
その後、T-Connectメニューから「利用開始」を押して初期設定をしようとしたのですが、「DCMがあるのでWiFiでは接続できません」的な(すみません、詳細な記載は忘れました)が表示されます。
色々弄ったのですが、DCMの解除(切断)方法が判らない為にT-Connectに接続できず、2016年5月にAQUAを購入してから2018年8月まで2年以上ナビと、音楽再生のみで使用していました。
うちのAQUAは試乗車だったので色々オプションが付いててうれしかったのですが、これ(DCM)だけは余計だと本気で思いました。
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2018年8月某日、ナビを弄っていたら設定画面の奥の方に「通信モジュール(DCM)の切離し」(だったと思う)という項目を見つけました。
もしかしてと思ってこれを実行したらナビからDCMの機能が外れたようで、ナビ画面上部に表示されていたDCMアイコンが消えました。
設定画面の「通信モジュール(DCM)の切離し」という項目も「通信モジュール(DCM)の接続」(だったと思う)に変わりました。
設定・編集メニューから通信設定を開くと、通信接続機器でWiFiしか選べなかったのがBluetoothも選べるようになってます。
どうやらナビの設定でDCMを殺すことができて、DCM無し機同様にWiFiやBluetoothでの通信が可能になったようです。
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早速、T-Connectメニューから初期設定をしました。
初期設定では、2年前に登録したIDが使用でき(長らく放置していたので最初繋がらなくて、サポートに電話して復活させてもらいました)、ナビの言うとおりに進めるだけです。
15分程かかってアプリ類が更新され、T-Connect画面も初期設定済みの状態に切替わり、エージェントというアプリを使って音声での目的地設定が出来る様になりました。
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ここからは、スマホ側の設定の話です。
スマホのWiFiテザリング機能を使用した接続だと、車に乗るたびにスマホのテザリングをONにする必要があります。
これが意外とメンドくさくて、どうしようか悩みました。
Bluetooth接続にして勝手に接続できないか試しましたが、スマホ側がDUN(Dial Up Network)プロファイルに対応してなくてネットに繋がりません。
DUNを有効にするアプリがGooglePlayにあるのでお試し版を入れたのですが、相性が悪いのか、やっぱり繋がりませんでした。
わざわざ有料アプリを購入してまで頑張る気も無いのでBluetoothは諦めました。
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その内飽きてT-Connectも使わなくなるだろうからそれまでは我慢して手動でテザリングON/OFFしようと思ったのですが、なんか負けた(何に?)ような気がして、どうにかならんかと方法を模索しました。
「電話と(音楽)ファイル共有でBluetoothで繋がるので、Bluetoothが繋がったらWiFiテザリングがONになるアプリを探せば良いのでは?」と思いましたが、当然そんな都合の良いアプリはありません。
どうしようかと思ったら、「そうだ、マクロがあるぢゃない!」という事に気がつきました。
早速スマホにマクロアプリのインストールです。
Google Playで検索して、評判の良い「MacroDroid」というアプリを入れました。
有料のアプリですが、マクロ5個までなら無料で使用できるみたいです。
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MacroDroidで作成したマクロは以下の2つです。
1.BluetoothでCAR MULTIMEDIA(NSZT-Y64T)と繋がったらスマホのWiFiテザリングをONにする。
2.BluetoothがCAR MULTIMEDIAから切断されたらWiFiテザリングをOFFにする。
これなら、車に乗ったときにナビとスマホがBluetoothで繋がる事で、WiFiテザリングがONになればナビ側から勝手にスマホに接続しますし、車を降りる時にナビの電源が落ちるとBluetoothが切れるのでスマホ側のテザリングが自動的に解除され無駄にスマホのバッテリーを消費し続けることもありません。
実際試すと、AQUAに乗ってエンジンスタートでナビが起動し、Bluetoothでナビとスマホが繋がったら程なくしてしてWiFiでT-Connectセンターと繋がります。
かみさんのスマホにも同じ設定をして、どちらのスマホでもT-Connectが使用できるようにしました。
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「T-Connectが必要か?」と問われると、各種情報は助手席でかみさんがスマホで調べた方が速いし正確で、車速パルスをスイッチで遮断できるようにしているので走行中でも目的地設定できますから、(地図更新サービスは諸般の事情で契約してないですが)ぶっちゃけ不要なのですが、30万以上するナビの機能を使わず殺しておくのも悔しいので、使えるようになって満足です。
目的地とか、今日の天気とか、周辺の観光地とか音声入力で探してくれるのはそこそこ面白いです。
ちなみに通信量(料)ですが、気になるほどではありません。
月々の固定費がかからず使えるのは嬉しいです。
音声入力の度にナビ画面からエージェントを呼び出すのが面倒なので、欲が出てマイク+スイッチ付けようかと悩んでます。
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