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でんりきのブログ一覧

2012年12月17日 イイね!

カンタ!ティモール×2

カンタ!ティモール×2というわけで、2回鑑賞してきました。
これで通算5回。
暗い中、またメモりながら観てました。
特に今回は、南風島さんの著作を読んでから
初めて観たので、より立体的に感じられました。

つくづく思ったのは、この映画の内容って、
こうやって音楽や、子供の笑顔がなかったら、
とてもやり切れないな・・・ということ。
(この辺の味付けや心配りに感服。)

やっぱり、というまでもないけど、
絶対「戦争」という解決手段はダメですね。
救いようのないほどの、気が滅入りそうな経験をして生き延びた人たちが
スクリーンに登場してそのできごとを語るのです。

家族全員を目の前で殺された人、半年間縛られて毎日レイプされた人、
全裸で手足を縛られ崖から突き落とされ、
ナイフで何カ所も刺された上に袋に入れられ捨てられた人・・・

絶望的で、やるせない気分にさせられるたびに、
音楽や笑顔のシーンが挿入されて、救われます。

南風島さんも著書「いつかロロサエの森で」の中でお書きになっていますが、
どんな大義があったとしても「戦争」「殺し合い」は愚行であって、
「いい戦争」とか「聖戦(ジハード)」なんて決してない!と強く思わされます。

「世界を覆う 欲望によって 正義がすり替えられる」(劇中の歌より)
戦争をすると儲かる人、得する人が起こしたいだけの話。


「大地を敬うこと。そうすれば人々は一つになれる」
これがこれからの人類のヒントになりそうです。
近代化により隅に追いやられてきた、先住民的思想ですね。
東ティモールには、強力な自然信仰が残っていました。
インディアン、アボリジニー、アイヌ・・・等々と同じ。

映画を見ながら、この本を思い出しました。

イーグルに訊け-インディアンに学ぶ人生哲学-

とはいえ、今の近代生活を捨てるわけにはいかないし、
現実的にどうすればいいの???と思ってしまいます。

それに関連して、もう一つ思い出した本がありました。

独立国家のつくりかた

ホームレスを「新しい経済圏で生きる人」と捉えていたのが
面白かったのですが、ちょっと視点をズラすことによって、
世の中に革命を起こさなくても十分変化できる方法があって、
そして現実社会はむしろ壊しちゃいけない・・・という観点が新鮮でした。
この本については、いつかあらためて取り上げたいと思っています。

劇中にはないですが、
広田監督が東ティモールの人にいわれたという言葉。
「自然に沿わないものは長続きしないよ。
 もうすぐ大きなカーペットが滑り落ちるよ。
 片足でもいいから大地に足をつけていなさい」

これならなんとかなりそうです。
半農半工生活がんばろうっと!
Posted at 2012/12/17 00:55:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | カンタ!ティモール | 日記
2012年12月14日 イイね!

明日松本で、「カンタ!ティモール」

明日松本で、「カンタ!ティモール」竹島に尖閣諸島、最近の領土問題。
またそれを受けて、衆議院選挙では、
自衛隊をどうするか、憲法をどうするか、
が争点にもなっている。

ちょっと「戦争上等!」みたいな
雰囲気が感じられる今だからこそ、
ぜひ観ておきたい映画が
この「カンタ!ティモール」。


知人に勧められてみたけど、結局三回観てしまった。
いろいろな要素がたくさん詰め込まれていて、
その良さを、この映画を、私にはとても一言では説明ができない。
まだあと二〜三回観てもいいと思っているくらいだ。
ぜんぜん消化できない。。。

この映画は、東ティモールが、
インドネシア軍の占領目的の理不尽な攻撃に対し、
24年以上に渡る非戦主義的な抵抗の末、
2002年に独立を勝ち取った歴史的事実を、
解放された現在から回想するように描いた作品。

その戦い方が一風変わっている。
武力では到底かなわないこともあるが、
真正面からの武力勝負を挑まず、
相手の理解を得ることで勝利を目指すという、
言い方は悪いけど、ママゴトみたいな戦い方なのだ。

ゲリラ部隊の上官は部下に、「一人でも多く相手を殺せ」などとは言わず、
「武器を取り上げろ、それでいい。決して深追いはするな」と指示するし、
戦闘で捕らえた捕虜には、なぜ自分たちが独立したいか?を説明して、
拷問もせず無傷で返していたんだそうだ。

その結果、独立を勝ち取るわけだけど、
その代償もとてつもなく大きくて、
何度も繰り返された殺戮で人口は3分の1に減り、
見境なく女性へは暴力が振るわれ、民家の9割は焼き払われ・・・。

そんなことがあったのに、
東ティモールの人は誰も恨まず、憎むこともせず、
過去の悲しみはそれぞれが心にしまって独立を喜び、今を生きている。

この話を、単なる美談や他人事で終わらせられないのは、
全然知らなかったのだが、
そのインドネシアの侵略を支えていた筆頭が、
他ならぬ日本だった(!)ってことだ。

国連での、インドネシア軍の即時撤退を求める決議にNoと言い続け、
インドネシア政府にどこの国よりも資金援助をし続けたという事実。
これが一番の衝撃だった。皆さん、知っていましたか。

すっかり戦争は終わっているんだと思っていたら(勝手に思っていただけだけど)
十年ちょっと前まで、日本は戦争していたということです。しかも侵略者側で!
こんな世の中だから、実は日本を陰で操っていた黒幕がいるのかも知れませんが、
観終わってとても心穏やかでいられません・・・。

それはともかく。

基本、ドキュメンタリーなので台本もないのですが、
登場するティモール人のセリフに、いちいちシビれてしまうんです。
そのシビれるセリフが多すぎて、二回目からは、
暗い中メモを取りながら観ているんですが、メモし切れません。

それに観るたびに印象も違う。
観れば観るほどわかる一方で、わからないことも増えてくる。
そのため、当時現地で潜入取材していたフリージャーナリスト、
南風島 渉(はえじま わたる)氏の著書、
「いつか、ロロサエの森で」まで買って読んでしまった。(これ、良書です)



しかし感心するのは、この映画には悪人がいないこと。
単純にインドネシア(&裏で日本)が悪、
東ティモールが善という描き方をしていないんです。
「人」と「業」をキッチリ区別している感じがする。

それから、ともすれば、
ヘビーになりがちな内容を(いや、実際そうなんだけど)、
監督達が東ティモールに関わっていくキッカケとなった、
「音楽」を軸にストーリーを展開させつつ、
サラッといろいろな問題をあぶり出している点。

そして現代にも共通する、いろいろな問題を投げかけつつ、
あえて何も結論づけていない点。
解釈は、あくまで受け取り手に任せている。

それでも唯一、この映画でキッチリ受け取るべきだと
私が感じたメッセージは、
「どうすればこの戦争のカラクリから抜け出せるのか?」
という監督の問いだ。

その答えの一つは、友人を射殺されたあるティモール人が、
そのインドネシア兵士に「なぜこんなことをする?」と聞いたときに、
「上官の命令だ」との答えに対して言い放った言葉にあると思う。
「あんたはただのコマだ。
 上官は手も汚さず、なんでも思い通り。
 今ごろ家族とくつろいでいるさ。
 でもあなた方は狂った動物のように殺し合いをさせられる。
 俺らと同じ奴隷だ」

もう一つこれに関連して、劇中にも登場する、先述の南風島氏のコメント。
「インドネシアの下級兵士は理屈の通らない戦争に行かされる。
 死ぬまで戦ってこい、みたいな。そいつらと殺し合っても意味がない」

これが戦争の本質だろう。
我々庶民が焚き付けられ、殺し合いをさせられるだけのことだ。
戦争をやりたい本人は、戦場にはいないのだ。
だからぜったい、踊らされて戦争なんかやっちゃいけない。


・・・ああやっぱり、ほら、長くなった上に、まとまらない。
今夜はもうこれぐらいで諦めよう。
とにかく、明日の松本市上映会を観に行こうと思っています。
字幕の言葉やタイミングも、実に良く練られていて、
最後までぐいぐい引き込まれるんだよなぁ。。

続編を書く気もするけど、
それよりこの記事、また明日になったら書き直していそう・・・。
Posted at 2012/12/14 00:00:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | カンタ!ティモール | 日記
2012年12月13日 イイね!

二度目の爆発。

二度目の爆発。いや、爆発は大げさだけど。福一じゃあるまいし。

ここのところガンガンに氷点下になる原村。
昨夜、シャワーの温度調節ハンドルが壊れました。
先シーズンも一回あって、これで二回目。

前回は夜、風呂の準備をしているときに、
あれ?凍っててお湯が出ないな?と
いじっている最中に暴発!ビショ濡れのまま、
外の元栓を閉めに行くハメに。(T_T)

今回は朝、ハンドルが飛び出しかかっているのを見て、
これは氷が溶けてきたらまた暴発する!!!と
あわてて外の元栓を閉めに、私が飛び出しました。

前回は忙しかったので、ガス屋さんに修理を頼んだら
部品代込みで約一万円請求されてしまったので、
今回はやっぱり忙しいんだけど自分で分解、修理することに。


・・・と思ったけど、やっぱり部品の破損だから修理しようがない。
手前の温度調節ユニットが本来は一体になっているはずなんだが、
樹脂のところが折れているから、部品交換以外にどうしようもない。
金属で強化品を作る?(笑)

しかしこの構造、この設計って、おしゃれだけど凍結に弱いんじゃない?

取扱説明書には「寒冷地対応」とあるけれど、
「但し、内部の水は凍結させないでください」って・・・
一晩中、誰もいない風呂場でストーブを焚けとでも?
風呂上がりに、いちいち外の元栓閉めに行けとでも?
なんか賢くないなぁ、住宅の設計。。。

設計者は絶対、東京に住んでいる。・・・当たり前か。
寒冷地で使うものは、寒冷地に住んでいる人が設計しないと!
ビショ濡れになって外の元栓を閉めに行った経験がある人がやらないとね!

まだスタンダードな蛇口の方が逞しいかも。いわゆるこうゆうヤツ。


管が凍って水が出ないことはあっても、
ハンドルがぶっとんだ!って話は聞いたことがない。
金属バンザイ、シンプル万歳だ。

というわけで、どうせ元に戻してもまた壊れるし、直すのは中止。


しばらくメクラ栓しておくことに。
暖かくなって、気が向いたら直すかな。



Posted at 2012/12/13 21:14:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 閑話休題。 | 日記
2012年12月12日 イイね!

冬の日本海へ。

冬の日本海へ。今やっている仕事の関係で
荒れた海を見に行くことになり、
東京からの客人を日本海へお連れしました。
おりしも強力な寒気団が来ているときに!
途中、雪がひどかったら引き返そう、
ということで向かいました。

長野道までは雪も大したことなくて
のどかな雰囲気でしたが、上信越道に入り、
信州中野ICを過ぎたあたりから状況は一変。

どんどん激しい雪に!
お得意のブラインドシャッター!(しかし、こんな言い方あるのかな?)



そしてなんとか上越ICで降り、海岸沿いを走り、上下浜で目的を果たしたのでした。
久々に見る冬の日本海と、鉛色の空。怖いぐらいに荒れ狂っておりました。


さて用事も済んだし急いで帰ろう、と長岡まで客人を送るはずでしたが、
柏崎から先の高速が通行止め。
クルマで帰る私の方が大変だろうと、柏崎駅で別れたのですが、
実は上越新幹線は止まっていたんですね。翌日知りました・・・。
こんなことなら長野まで送った方が良かったのですが、後の祭り。

そんな客人の状況などつゆ知らず、来た道をスタコラ戻ったのでした。


すっかりベンツも雪化粧、こんな状態で原村まで無事に帰りました。ふー。



日本海側は、また今夜も大雪のようですが、
どうぞ皆さま、お気をつけて!


Posted at 2012/12/12 00:30:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2012年12月06日 イイね!

EV普及は踊り場、ワイヤレス充電が敷居を下げる

EV普及は踊り場、ワイヤレス充電が敷居を下げるちょっと前のレスポンスの記事ですが。

三菱自動車の和田さん、話が面白いです。
昨年、日本EVクラブ主催のEV入門塾
お話を聞く機会がありました。
わかりやすいし、キレイごと言わないし、
ユーモアもありつつ本質を突いているし。

このインタビュー内容も納得、私も同意します。
せっかく電気なんだから、スマートにワイヤレス充電がいい。
磁気共鳴方式を知ってから、特に強くそう思うようになった。

2001年充電の旅でもそうだったけど、
半年間毎日充電していると、充電ケーブルが、
雨風にさらされたり、土やホコリでだんだん汚れてきて、
あまり触りたくない状態になってくる。それを出したりしまったり。。。
個人の趣味でやるならまだいいけど、
メーカーの商品としては、目指すは絶対ワイヤレスだと思う!

蓄電方法も、今はバッテリーしかないけど
もっとスマートにならないものだろうか。
その昔、屋久島だったかなぁ、エコステーションを見学したとき、
鉛バッテリーがズラリと並んだ電気貯蔵庫?を見て、ゾッとした。
大量のバッテリーって、美しくないんだよなぁ。
せめてもっとコンパクトになるといいんだけど!
Posted at 2012/12/06 18:26:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | EVやらなんやら | 日記

プロフィール

「ありもの利用だったりそうでなかったり(運転機能編) http://cvw.jp/b/398132/42909256/
何シテル?   05/31 19:32
エンジン車と電気モーター車の両刀遣いです。 どちらも人並み以上に愛しています。 環境破壊爆音車から電気自動車まで 幅広くクルマ遊び(仕事?)してます。 ...
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