
日々みんカラを徘徊していると、この人どんな人なんだろう?って思う事ありますよね。
お会いした事無い方達とコミュニケーションがとれるのが、ネットの魅力の一つだと思います。
そして、その方がどういう感じの人なのか想像するのもまた面白いですよね。
現在の僕のみん友さん44名の内、直接お会いしてお話した事の無い方は10名位なんで、このブログを読んで頂いてる方の多くは僕の事を知ってるという方達かもしれません。
まだお会いした事の無い方や、みん友さん以外の方にも読んで頂けているのかもしれませんし、オフ会等でお会いした方達とも車以外の話って殆どした事がないので、たまには私的なお話でも書いてみようかと思います。
そもそも僕がどんな奴だろうと興味無いよって言われそうな気もしますが、よければちょっとお付き合い下さい。
そんな訳で、今日は最近お気に入りの作家さんの話です。
画像の本「太陽の塔」の著者、森見登美彦氏は京大出身の作家さんです。
この「太陽の塔」の舞台は京都、主人公は京大生です。
僕自身、京都で大学時代を過ごしたという事もあり、この小説の中には懐かしい場所がいっぱい出て来ます。
もちろん僕が京大出身な訳も無く、京都にある自分の名前が漢字で書ければ入れるような大学のダメ学生だったんですけどね。
大学時代前半の僕は、まぁ普通の大学生でして、それなりに普通の青春を謳歌していた訳ですが、紆余曲折ありまして鬱屈した劣情をこじらせたあげく「俺は女に乗るより車に乗る!!」という迷言を吐くに至りました。
そして車漬けの日々となりました。
「太陽の塔」の中に、こんな情景描写があります
『北白川別当交差点では角にあるコンビニエンスストアが二十四時間光を投げ、本屋は午前三時まで立ち読み客でいっぱい、山中越えに向かう御影通りはへんてこな改造車がびゅうびゅう通る』
この風景、まさに僕の青春の場所だったりします。
山中越えというのは京都から滋賀へ抜ける峠道でして、車漬けになった僕は夜な夜なそこへ通ってました。
そして、山で遊んだ帰りにこの本屋へ寄って「カーボーイ」とか「オートワークス」とかよく立ち読みしてました。
角のコンビニは駐車場が無かったんで、あんまり入った記憶ないですけど。
森見登美彦氏は僕より2歳下なので、氏が京大生だった時と僕がへんてこな改造車で山中越えに通ってた時は、ちょうど同じ時期になります。
もしかしたら、三時までやってる本屋ですれ違ってたかもしれないし、山に向かう僕の車を眉をひそめて見ていたのが森見氏だったかもしれません。
そう思うと、とても親近感を覚えますし、小説の中の風景に当時の僕が居るような気さえしてきます。
そんな個人的な話は抜きにしても、森見登美彦氏の小説は面白いと思うんで、オススメいたします。
この本以外にも「夜は短し歩けよ乙女」とかは本屋さんで平積みになってるくらい売れてるみたいなので、個人的な思い入れ無しで読んでも面白いと思いますよ。
Posted at 2011/02/13 00:35:04 | |
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