目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
社外アンプを組みたい…
でも純正ナビは取り外したくない…
なんて人へ!
◆はじめに。
内容はこれまでの整備手帳と一緒なのですが、情報散らばってて探しづらいと思い、ピンポイントな内容の物を書こうと思いました。
いつも読みづらくてサーセン!
ここでは、FR 2ch分を取り出しますが、
4ch分取り出すこともできます。
◆他の車種にも使える
この内容は同じ型のインターナビ(パイオニア製)には使えるかと思います。
CU/CWアコード はもちろん、RB3,RB4オデッセイ、CP3インスパイア、KB2レジェンドあたりですかね。
レジェンドナビだと、センター用のチャンネルもいます。
オデッセイナビだと、後席ディスプレイ用のビデオ信号を取り出せたりもします。
全部込み込みのユニットほしーーー!笑
◆メリット
この手法の1番の長所は純正ハーネスを傷つけない事。
純正戻しも可能で、加工の気配を一切感じさせません!
作業そのものはまぁまぁHENTAIの領域です。
◆デメリット/注意点
・端子の抜き差しにコツがいります。
→エアコンパネル等のコネクターで事前に練習して、目を閉じても抜き差しできるくらいになりましょう!
・ソース切り替え時にポップノイズが出ます→対策案検討中……
・ナビはバランス出ししてるので、大抵のアンプはアンバラ受けなので、音量が下がります。
→変換機材かませるとか、ブリッジアンプ組んでバランス受けするとかで対策可能です。
2
![まとめ:純正インターナビ+社外アンプのやり方](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/note/000/006/571/342/6571342/p2.jpg?ct=bb3ebe96020d)
では作業に移ります。
まずはレシピ!
ナビはバランス出力していますが、アンプ側がアンバランス受けなので、変換も兼ねてます。
・1ch分の分量
RCAケーブル(2芯)→1本
※1芯でもいけるかも?未検証ですが
RCAプラグ→1個
JAE MX34 025メス端子→3個
はんだコテ
はんだ(オーディオ用とかいらんです)
細線用カシメ工具
時計用精密ドライバー マイナス 1ミリ以下
→0.6ミリ推奨
・ケーブルの長さ
ツアラーの場合、トランクまではわすのに3メートル程かと、事前に測定してから買って下さいねー
この作業をやる時点でかなりの高音質化が見込めるので、最短に拘らず、0.5mほど余裕持つくらいで良いです。
足りなくなる方がよっぽど面倒かと。
アンプ変えたら足りなくなったとかそういうのもありそうですね
・ケーブルの種類
ナビはバランス出力してるので、2芯が必要です。
1芯でもいけるかもしれませんが試すの面倒でしたすんません
バランス受けできるアンプ使ってるよ!とか、ブリッジするので実質バランス受けだよ!って人は確実に2芯を買いましょう。
私は切り売りのケーブル(ベルデン82760)を買い、RCAプラグをはんだ付けしました。
既製品のケーブルを用意して片方のプラグをぶった切って端子カシメても良いかもしれませんが、プラグとケーブルの繋ぎ方が不明なのでうまく行くかは分かりません!
はんだコテも高いものでもないので、スキルアップがてらハンダしましょう!
・カシメ工具
端子側ですが、025端子なのでカシメづらいです。
エーモンの細線用カシメ工具を買っちゃいました。
それでも足りないくらいで、もっとしっかりかしめたいくらいです。コネクターに端子が刺さらないとか、黒いリテナーがしっかりハマらなかったりとかします。
無理に引っ張って端子だけが取り残される事もあります。
特に、シールド線は被覆がない分、カシメがすっぽ抜けやすいです。
信号線もシールド線も、電線を折り返すとかして、厚みを増やしてかしめるといいと思います。
体感的には、信号線は1.5倍、シールド線は2倍にすると良い印象です。
こういうところでも地味に長さ削られますね笑
・精密ドライバー
純正ハーネスをコネクターから抜くので精密ドライバーが必要です。
よく売ってる精密ドライバーセットの一番細いので1ミリです。それより細いものが良いです。1ミリだとコネクター壊します。
ホームセンターの精密ドライバー売ってるところで、時計用精密ドライバーを見つけました。0.6ミリです。柄も短いのもあり、楽に作業出来ました。マイナスです!マイナスです!プラスではないので!
・最後の試練
素人カシメなので、コネクターにはめた後リテナーを嵌め込むみが、どうやっても1ミリほど浮き、ナビにはめ込みづらい…
どう押し込んでも解決できないので、ナビ側のコネクターの受け口の先端を少しだけやすりがけして、コネクターがハマりやすい様にした上で、パワープレイで無理くりはめてます笑
3
RCAプラグ側(アンプ側)の処理です。
・プラス→赤
・マイナス→黒とシールド
という風につなぎます。
バランス出ししたい人はRCAを1chあたり2つ用意して、
・片方のプラス→赤
・片方のプラス→黒
・両方のマイナス→シールド
と繋げば良いかと。
私が使ったプラグ(ノイトリック NYS373)に限らず、
マイナスを先にはんだして、プラスを付けた方がやりやすいです。やればわかるのでレッツトライ。
あと、プラグに先にはんだだけをつけて、それを溶かしながら線を繋ぐ感じでやると、部品への熱ダメージが少ないです。
1発でうまくいかないと思いますが、自宅で作業するわけですし、焦らずゆっくり酒でも飲みながら確実に作業しましょう!
ナビ側は赤、黒、シールド、それぞれに端子をカシメましょう。
端子だけを引っ張って、端子がすっぽ抜けるようなら、赤点です!
後々のトラブル防止のため、やり直しが効くうちにしっかり確認しましょう!
4
ナビ側の接続です。
ナビからコネクター軍団を取り外します。
沢山ある上に手が入りづらいので、KIAIで乗り切ります。
5回くらい脱着すると、感覚で行けるようになります!
助手席側の一番下のコネクターですかね。
両端の端子が大きくて、白いレバーが付いたコネクターです。
コネクターの黒い部分(リテナー)を精密ドライバー等で起こしてあげて、端子を抜き取っていきます。
コネクタの位置が悪く姿勢がよろしくない上に、慣れがいります。
エアコンの操作パネルあたりに同じ系統のコネクターがいるので、目をつむってでも抜けるくらいまで練習したうえで挑みましょう!
これができなければ諦めた方が良いかと。
コツとしては、一旦は端子を押し込んで隙間を作り、コネクターハウジング側の爪を起こしてから、端子を引き抜くって感じです。
抜くことに意識を向けてはダメです。
爪が起きる事が肝心なので、そちらに意識を向けます。
そうするとスルッと抜けます。
抜くのに力は要らないので、軽い力で動かない様なら爪が起きてません。
力で外そうとするとツメが壊れます。
抜くのに力は入りませんので!
力まないでください!!
ここ大事!!!
端子を抜いたら、下図の様に接続します。
写真左から、1ch目赤ホット、1ch目黒コールド、1ch目シールド、2ch目シールド、2ch目赤ホット、2ch目黒コールドの順です。分かりづらい!
写真ではリア分2chも端子抜きしてます。
純正のハーネス色ですが、私の車では、茶色、黄色、灰色、灰色、茶色、黄色の順でした。世代によって色が違うらしいですが、配置は同じようです。
リア側は下段にあります。
(写真では既に抜いてます)
黒い太いハーネスの隣からで、茶色、黄色、灰色、灰色、緑、赤までです。
並びはフロントと同じで、ホット、コールド、シールド、シールド、ホット、コールドです。
左右は…忘れました笑
ナビ側で左右に降って聞けばすぐわかりますので、あんま気にしてないです。
アンプ側でRCAプラグを差し替えれば済むので、神経質にならなくても良いです。
シールドをギリギリまで這わせました。
この辺ができるのもDIYならではですね。
ノイズ性能は変わらないかもしれませんが、こだわりは大事!
5
これにて作業完了です。
あとは、DSPにぶち込むなり、アンプに入れるなりお好きに!
ちょっと面倒な作業ですが、音質は圧倒的に変わります。見た目はなーんも変わりません笑
やってるのに、外見はなにもやってない感がたまりませんねー
純正ナビと侮るなかれ、音質が悪いという印象はありません。
中をバラしてみるみても、BBオペアンプ入ってりしますので。
ステアリングリモコンも使えますし、ラジオ、CD/DVD、地デジ、USB、スマホ、おおよその音楽源を使えます。
Bluetoothはありませんが、この作業をやるくらい音質気にしてる人は、Bluetooth使わないと思うので、気にするほどでも無いかと。
DAC使ってアナログ入力すれば、ハイレゾも使えるかも?機材なく未検証
ナビ内部のコンデンサ交換でさらに良くなるんだと思います。伸び代に期待ですね!
それでは良いカーオーディオライフを!!!!!
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