こんばんは、チキンハートです。
今日も話題はパワーアンプ。
前回は二台受け取ったうちの片方、アルパイン側の修理を行いましたので
今回はもう一台の方、JVC側のアンプを修理してみたいと思います。
いきなり裏側の写真でゴメンネ。

事前に伺った症状としましては
「片方からは正常に音が出るが、もう片方からは切ない音量でしか音が出ない」
との事でした。(ちなみに2chアンプです)
それでは早速作業にかかります。
まずは定番の基盤チェックから。

トランジスタの固定方法が面白いですね~。
ネジで固定するのではなく、
大きな金具にネジでテンションを掛け、押さえつけるようにして固定しています。
一通り見た感じ、問題は無さそうですので、次。
作業台に乗せまして、スピーカー・電源を繋いで動作を確認。
ナルホド、ナルホド。
確かに右側からは正常に聞こえるのに
左側からはポソポソとしか聞こえません。
こういうトラブルの場合は、ボリューム部分や
スライドスイッチ辺りが悪さをしている可能性が高いので
この回路周りを重点的に、定番の棒で突付いたり叩いたり。

結果変わらずw
ナゼじゃぁぁぁ~~~~
そのほかどこを触っても、どう振り回しても症状は改善されません。
コリャ~自分にゃダメかもな~。
なんて思いながら切ない音量の音を出すスピーカーに耳を近づけ
しばらく音を聞いていたら・・・気付きました。
コレ、ローパスフィルターかかってる音だね??
試しにローパス・ハイパス切り替えスイッチを一瞬、短絡させたりしてみると
時々ではありますが、音が出たりするじゃありませんか!
と、いう事は・・・
電源部正常、アンプ部正常!クロスオーバー部で異常あり!
入力された音がクロスオーバーにより低音しか出力されず
低音以外の音をカットしていた、しかも片側だけ。と、判断。
今度は切り替えスイッチを外し、回路をチェックした結果・・・
フィルター回路に繋がるハンダ数十箇所に不良が見つかりましたのでそこを修正。
さらにスイッチの分解清掃を行い、

最後にナノカーボンを塗布して仕上げて…
テスターで導通チェックしたら完了。
ついでに。
パワーランプは緑LEDだったんですが
なんとなく、ノリで青LEDに変更してみましたw

で、組み立てたら最終チェックです。
思いの他LEDが・・・うおっ、眩しっ!
眩しいですが、
普段見える場所に付ける物でも無いので気にしませんw

左右の出力レベルのチェック、フィルター切り替え、レベルの調整、
全てチェックしたところ、無事異常は解消されました。
前回作業したアルパインのアンプより苦労はしましたが
無事に修理が完了して一安心といったところでしょうか。
ICのトラブルだったらイヤだな~、なんて思いながらの作業でしたが
結果的にICは元気で、他の部分の故障だった為上手く行きました。
コレも、まだまだ使えるんじゃないでしょうかw
家具さん、無事に直せましたよw
Posted at 2011/03/09 01:04:34 | |
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