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Yahoo！のトピックスにこんなニュースがありました。

＜刑務所製品＞「マル獄」グッズ人気　安くて品質よし

別にこのニュースに対してどうこう言うつもりはありませんが、ちょっとこういったことについて考えてみたいと思います。
ただ、ワタクシも完全な素人ですし、当たり前といえば当たり前なんですが行った事はありません。
当然、これから先も行くつもりはありませんし、行かなくてもいいように日夜努力しています。
気が短いのが気になりますが・・・


さてさて、ここに行こうとすればそれなりの事をしなければなりません。
誰でも行けると言えば行けるのですが、極普通に生活をしていればあまり縁の無い場所です。
ただ、車関係の場所ですのでここに出入りされている方は多分車好きなんだろうと思います。
車を運転している以上、交通事故といった物のリスクが常に付きまといます。
当然、事故だけでは無く交通違反でもお世話にならなければならないときがあります。
特に昨今の飲酒運転の罰金はちょっと驚きの金額ですよね。
オイラはそんなお金払えないので飲酒運転はしませんが。
払えなければ服役も選択できます。


事を起こした後、それなりの手続きを踏んで中に入っていくと思います。
世の中には冤罪といった物もありますので、入っている人が全て本当に犯罪を犯しているのかと言えばそうでもないような気もします。

今日のこのニュースでは、いわゆる”刑務作業品”が取り上げられています。
昔から、家具や衣類などは大変品質がよく今更こういったニュースが流れなくても皆さんご存知だと思います。
また、外部に流出してはいけない書類、例えば今の時期だとセンター試験の問題や各種学校の入試問題、官公庁の書類や各企業からの注文の来た印刷物も作っているようです。
刑務所の方々も営業が大変のようです。
ドル箱だった印刷物も昨今のPC普及によって減っているようです。

あと、刑務所のあるその土地土地の名産品を造っているところもあります。
色々な人が入ってきますので、中には大変腕の立つ職人さんもおられるようです。
また、昨今入所者の高齢化により、入所者自体のお世話を刑務官と一緒に行うお仕事があるようです。
以前、あの国会議員さんが実刑食らって服役したとき大変驚いたようです。
出所後は、大変福祉に力を入れて活動されているようですが。


で、一体幾ら位で働いているのでしょうか？
当然労働法の適用外の作業ですので、最低賃金は関係ありません。
時給￥5～￥35・・・
日給￥40～￥280・・・
単価は作業によって異なりますのでこれだけの開きがあります。
それに、この刑務所というところは基本的に週休二日制で土曜日日曜日はお休みです。
なぜなら、刑務官は国家公務員だからです。

これだけの金額で働いている訳です。
当然、販売される刑務作業品も安くて当たり前なのです。

また労役ですのでいい加減な作業を行えば、仮釈放にも影響してきます。
よって品質が良いのも頷けます。


でもね、私が言いたいのはこういった事ではないのです。
こういった事をファッションのように取り上げるマスコミが気に入らない。
確かにマスコミに取り上げられる事によって人気が上がり販売数も増える。
でもね、悪い事をやった人が作っているのです。
悪い事をやった人が居る以上、被害に遭われた方も居る訳です。
そう言った事も一流のマスコミならもっと考えて頂きたいものです。
別に作っている人が悪いとは思いませんが、その背景ももっと考えて頂きたいものです。

もっとも、大量に売れて時給が上がれば、作業報奨金も多少は増えて服役後の生活資金や被害者への賠償金に当てることが出来ると思うのですが、そうではないらしいです。
こういった刑務作業品の収益は全てお国が回収してしまうらしいです、つまり国庫行きですね。

ちょっと記事に違和感を覚えたので書いてみました。