大型ラジエター＆オイルクーラー＆電動ファン

作業日は平成16年5月～真夏

暑い日が続くのでよく冷える物の作業を。。。

3月のまだ寒い日光サーキットでオーバーヒートしてしまいました。
古いノーマルラヂエタ―は錆・汚れで詰まっていたのでしょう。

用意出来たのは銅二層タイプ。中古で購入して不安だったので、ラヂエタ―屋さんに出して漏れの点検をしてもらいました。結果、漏れは無かったのですが、何やら強度アップということで補強されて帰ってきました。

面積で3割アップ、
おそらくTA63（3T-GT搭載車）と同じ面積ではないかと。。。

厚みは2倍以上アップ。

元々油温が高い4A-G。油温計は付けていませんが、水温が上がってしまうなら、油温はきっとすごい温度になっていたのでしょう。

トラスト製のAE86用サンドウィッチタイプ・サーモ付きを購入。
　
AE86用なだけにホースの長さが足りなそうだったので、コンデンサー前に取付けるのはやめてファンシュラウドの中に取付けました。

強制空冷？

上記の状態で街中を走ってみると、水温は82℃（サーモの開く設定温度）から上がることはありませんでしたが、なんとエアコンのコンデンサーが冷えず30ン度の中でアイドリングをすると3分としない内にエアコンが止まってしまいました。シュラウドを切ってしまったせいでしょうか？

こんな状態では東京の夏を越すことは不可能なので、電動ファンを取付ける事にしました。用意したファンは日産サニー（FB13)純正。AA63のファンシュラウドより幅が少し大きいですが、なんとか収まりそうです。 水温スイッチの取付けはFF用のウォーターインレットを使いました。

ファンは水温スイッチでのアースとマグネットクラッチの＋を利用して水温が上がった時とエアコン使用時に自動で回るようにしました。リレーはPIAAのフォグランプリレー（ヒューズ入りで安心設計）と余っていたトヨタ純正（DENSO製）のリレーを余っていたヒーターホースのバンドで取付けて済ませました。廃品利用！

電動ファン化で取付スペース（ファンシュラウド内）が無くなってしまったオイルクーラーは普通に正しく？コンデンサー前に取付けます。しかし、AE86用なのでどうしてもホースが届きませんし、エアコンのパイプやレシーバータンク、パワステパイプがオイルクーラーの取付を拒みます。あとin/out共10ｃｍホースが長ければどうにでもなるのにステンメッシュホースを買うお金がありません。しかたないのでin/outのフィッティングを組替え、手持ちの90度アダプターで3cm位長さを稼ぎ出しました。ラヂエタ―グリルの真ん中のステ―もスポットを揉んで取り、オイルクーラー取付スペースを作り出しました。

これで水温は常に82度から90度の間をキープ。思わぬ副産物としてはエアコンのコンデンサーもよく冷えるようになったためかエアコンもよく効くようになりました。（ファンカップリングも死にかけだったようです）