ルーツ探し

それは先週末の書道教室での先生の話から聞いた話で、”村内に『くさかべとうさく』の書いた字で造った石碑がある”という内容でした。
草壁？ちょっと誰だろう？と思いつつ、家に帰ってみてから調べてみたら『日下部東作』でした。
漢字は知ってて読み方知らなかった（爆

日下部東作・・・またの名を”日下部鳴鶴”（くさかべ めいかく、1838年-1922年）
明治の三筆と呼ばれる近代書道の確立者の一人であり、「日本近代書道の父」と評される。
身近には石川県の山中温泉に鶴仙渓という所がありますが、それはこの方の名にちなんでいるとのことです。
何でも鑑定団とかに出てくる名前かもしれませんね。


日本も書道も長い歴史の中で家系図のように、それぞれの流派のルーツみたいなのがあります。
自分のルーツを辿っていくとこの方が頂点になるようです。
当時の日本の書道界で一番凄い人だったわけですからね。
更には我が村の村史を見ると、これは我が家の系統（先祖）の建てた石碑だということで更に興味津々です。
いや～、そんな凄い石碑の横を２５年も素通りしていたとは（汗


近所でもなかなか一人では行きにくいので祖母と一緒に石碑の場所へ。
それはそれは、屈託の無い堂々とした字で、本当に素晴らしい楷書でした。
さっきから撮ってきた写真を元にノートに書き出す作業＆村史を元に解読してましたが、恐ろしく時間掛かる作業ですね。
こんなことしてる若者はおろか、若い書道家なんていないでしょうね（と自分に”病”だと言い聞かせる）
元々歴史好きな僕ですが、郷土史、家系史というものにも興味があり、それは書道するうえで、何かしら役立つのではないかと思います。


これに続き、自分の書道のルーツ探しをするべく、明後日くらいから長野に旅に出る予定です。