つり目っちのブログ一覧

卒論で参考にした「F1ビジネス」という本で、著者の田中さんから見たF1マシンの速さを決定する要素について興味を持ったのでここに記してみようと思います。

「速さを構成する要素」
タイヤ　　　 30％
車体　　　　 30％
エンジン　 20％
ドライバー　20％

こうして考えると難しいので、タイヤ、車体、エンジンという要素を”車”という括りで見てみましょう。
そうすると、
車→80％
ドライバー→20％
となります。

ドライバーは20％しかない。
ここに引っかかりますね。
僕としてもドライバーで差が出たほうが面白いような気もしますが、現実はそうではありません。
例えば、セリカに乗る僕が軽トラに乗るセバスチャン・ベッテルとバトルしたところで勝敗はどうなるでしょうか？
もしかしたら負けるかもしれないけど（笑）、いくら凄いドライバーでも遅い車に乗っていては勝てません。
凄い運転をしていたとしても、タイムはその車なりのタイムになります。


僕自身はドライバーでどうにかしたいタイプです。
それはサーキット走り始めた頃はより気持ちが強かったかもしれません。
トヨタが走るために本気で作った車じゃなくても良い。
そんなことはいいから、本来自分の車より速い車より速いタイムを出したい。
例え車がATであっても関係ない。
自分が頑張ることで、多くの人のATへの意識を変えたい。
だから、車を速くするのではなく、最低限の改造で人が驚くようなタイムを出したい。
そんな気持ちで走ってきました。

そのため最初の頃の自分に「速さを構成する要素」の配分をさせると、車とドライバーが半々にまではならないにしても6：4くらいにはなると思います。
今は7：3くらいに考えていますね。
最初のうちは人間で差が出ると思いますが、ある程度の領域に行けば”腕があるのが当たり前に”なります。
だから車の要素が大きくなる。

純正足で58秒入れるのと車高調で58秒に入れるのはどっちが楽か？と言われるとどっちもできるけど車高調の方が圧倒的に楽です。
1分切りだってあれはDZ101でやったけど、Z1☆でなら簡単に切れます。
セリカなら1速と2速を使って必死に走らないと出ない57秒台も、慣れてないインプレッサに乗って3速ホールドで走れば数周で出てしまいます。
そういうことを経験しているので尚更”車”という要素の大きさを実感してます。

車とドライバーの比率が7：3くらいに思うようになっても、僕はドライバーとして頑張りたいですね。
例えば、速い車に乗って車の75％のポテンシャルを引き出す人と、遅い車に乗って車の100％のポテンシャルを引き出す人のタイムが一緒だったら。
どちらがカッコイイかと言うと僕は後者が圧倒的にカッコよく見えます。
一番良いのは速い車に乗って100％のポテンシャルを引き出せる人ですけどね。



と、ここまで自分の好きなように論じてきたわけですが、皆さんにとっての「速さを構成する要素」はどうでしょうか？
車とドライバーの2つだけじゃなく、もっと多くの要素で分けられる方がおられたら是非（笑