
草刈正雄主演映画のようなタイトルだが、違います(笑)
年始の走り初め以降、トラブルにてずっとずっとずーーーーーーーと「サ」走行はお預け。
懸案のトラブルコードは二つ。
1、ヒューズボックスの電圧が高いというコード。
2、クランクシャフトスピードセンサー回路の異常。
3、消しても消しても再点灯するチェックエンジンランプ。
私のS2は前オーナーさんが他のショップで全部チューンドに出し、オイル交換などはIbisさんで行っていたという点も、エラーの原因を抽出する際の問題点となっていた。
どういう順序で何を弄ったのか?が不明な為、丸山さんもかなり頭の痛い状態だったのだと思う。
それでもIbisさんでチェックして頂いたり、インフォメーターのトラブルコードを参照して該当パーツを変えたりするも、症状に著変無く日々は過ぎて行き。。。
どうやらメインECUそのものがクラッシュしているから、新たに購入するプランもあったけど、これは本当に財布に厳しいのでちょっと腰引け。。。
そんな中、f2さんが心配して色々調べてくれたり・・・
f2さん、自分の事の様に気にしてくれて、そんな心遣いが嬉しくって嬉しくって(^o^)
ある日、f2さんから
「むねさん、思い切ってフクオーさん持ってく?」と言われ・・・
セカンドオピニオンになるから、ごっついドキドキしながら丸山さんに相談すると、快諾。
そういえば、丸山さんはそんな些細なことは気に掛ける人柄じゃなかった(笑)
f2さんと都合を合わせて
フクオーさんに車を持って行くことに。
その際、チェックエンジンが点灯したまま持って行く筈が、雨が降ってからチェックランプ消えて調子が良いという、なんとも皮肉な状態(+_+)
初来店すると、店長の谷さんが丁寧に対応してくれつつ、f2さんとザックバランなトーク。
谷さんと長い付き合いな事は傍から見ていても明らか。
トラブルの旨を書いたメモを渡して、代車で帰宅。
ココから先は普通はオーナーと相談しつつなんだろうけど、何分S2に詳しくない私を熟知しているf2さんが全面バックアップしてくれて、経過を次々と連絡してくれたのだす(^o^)
当初はチェックランプが点灯しないから、やはり原因不明。
ただ、診断カプラーからパソコンに接続して状態確認すると、メインECU電圧が常時5ボルト。
私には???だったけど、f2さんに説明を受けて納得。
何らかの原因で常時最高電圧のまま・・・これはトラブルコードに該当する部分だったが、ヒューズボックスごと新品交換しても解決しなかった部分。
幸いにして、数日後にエンジンチェックランプが点灯し、7000回転で燃料カットが入っていることが判明。
CANの制御だが、何故その回転なのかが不明。
谷さんがS2に付きっきりで毎日調査してくれ、たまたまヒューズボックスの下辺りのスペースに脱落しているカプラーを発見。その場所に少なくとも年以上は放置されていただろう状態だったが、ヒューズボックスにはカプラーを入れる部位が空いており、念のため挿してみると、ECU電圧が正常に上下するようになり、そのエラーコードは消失。
恐らく、前のオーナーさんの車を弄ったチューナーさんが、何らかの意図か、手順ミスで戻すのを忘れたらしいと推察。
更に調査は続き、スピードメーターに速度は出るが、メインECUには速度信号が来ていないことが判明する。
その原因追求にさらに日々を費やし、ついに見つけた問題・・・それはやはり前のオーナーさんの車を弄ったショップさんがメインECUを外してまた戻す際に、ECUカバーが配線のギボシを引っ張る形で蓋をしてしまったため、中で配線が抜けた状態になっていたのを発見。
雨に調子が良い・・・
このワードから接触不良を見抜いてくれたのだす(^o^)
最後のトラブルは、過去にスピードリミッターカッターか、サーキットアタックカウンターを付けていた形跡があり、6本ある配線のうち1本でしか繋がっていない状態を発見。この状態では信号を出しても帰ってくる信号が減るので、エラーコードが出るのだという。
それらを修復した結果、全てのトラブルコードは消えると共に今まで悩んで居た症状は消失。
パソコン診断で残るエラーはABSトラブルがあったという履歴があるが、ダイノパックなどで調査してもキチンと作動しているので問題ないだろうが、いつかは交換を考える時が来るとのこと。
この間数週間。
上記症状と作業内容は全てf2さんが逐一私に知らせてくれていたのだ(゚д゚)!
昨日車を引き取りに妻とフクオーさんに向かう。
谷さんが笑顔で対応してくれ、丁寧に同じ説明をしてくれたのだす(^o^)
その際、ホンダディーラと密に連絡を取ったこと、やはりメインECUクラッシュが疑われると返答があったが、f2さんと相談してやはりメインECUはそんなに簡単にクラッシュしないだろうという推察から周辺調査した結果、トラブル解決に至ったのだと説明を受ける。
長い時間と手間暇かけての結果の価格にびくびくしていたが、驚きの金額の理由を聞くと、此処では書けないが胸が温まる言葉が(^o^)
最後の一言が凄く印象に残る。
谷さんが笑顔で「今回凄く勉強になりました!」
それは物凄く手間暇掛けて、悩んで調べ尽くして解決した人しか言えない言葉だと私は思うのだす。
話の結語は
「うちはチューニングショップなので修理は専門ではないんです。 でも私達は皆元々ディーラー出身なんです。マツダですけどねw、でもね、お客さんが症状が出て困ってきているのにそのまま返したら社長に怒られちゃいます(^_^) 私達にセカンドオピニオンの考えは無いです。」
プロの信条に心打たれるとともに、私は自分の業務にこれだけの意思を持って挑んでいるのだろうか?と思わずにはいられない心境になったのだす<(_ _)>
帰路、トラブルコード皆無の車両にニンマリ。
ただ、Vテック作動ポイントが以前より1000回転程上の約6000回転になっているのが気になってf2さんとTELすると・・・
f2「それは谷さんも指摘していたし、もしかすると前のチューナーさんがECU弄る際、その頃はフラッシュエディターなんて無かったから、EUC以外の部分で弄ったのかも知れないね~。それなら今の症状色々辻褄合うんだけどね(^_^)」
それは自分も納得。結局今のS2のECUチューンがどの程度なのかは分からない(笑)
んで、今日。
本当に久々にALTへ。
1時枠。
気温17℃
症状の出ないS2にご満悦な自分と、久々過ぎて走り方忘れて居るのにガックシ(笑)
うんうん。
腕前が無いのは前からだ。
これからは走れるのだから、定期的に走ってS2に見合う腕になったらキチンとECUセットして貰おう。
f2さん、フクオー店長谷さん、本当にありがとうございました<(_ _)>
近々主治医の丸山さんに報告に行くことにします(^_^)