熱血？暴力？　バスケ部顧問、割れる評価

こんばんは、kazunariです。



　バスケ部の生徒が顧問教師からの体罰が元で自殺したニュースを聞いたのですが、何とも可哀想な話です。

　僕はこういったタテ社会が大嫌いやった草食系やったんで推測でしかもの言えません。僕はそういった体罰を受けたことないのですが、自分よりも上の世代の人たちやと実際に部活で理不尽な体罰を受けて育った人が沢山いると思うので、ニュースを聞いて『今の若い奴は精神面がひ弱やねん』とか意見もあると思います…青春ドラマみたいにお互いが納得ずくでの体罰はアリかなって思ってたけど、熱血漢が引き起こしたとは言え、顔の形が変わるくらい殴ってることに対して、僕はこれは行き過ぎてると思います。教師も熱血漢ゆえの行動やったのに、実績が積み重なってくると生徒も第三者の誰もモノを言えない雰囲気になってしまって、いつしか度を超えた事になってしまったんじゃないでしょうか？今の高校生の気質を見抜けなかったのも悲劇でしたね。自殺した生徒もキャプテンで自ら怒られ役をになってキャプテン故にそれに耐えなアカンかったのは追い詰められて辛かったと思いますよ。こういった時にクラブ内で味方がおったらなあ…ギリギリのところで救えたかもしれません。

　学校も授業面とかは目が届いても部活までは目が届かないのが現実で、それが名門部活になると部活の私物化になってこういった悲劇が起こるという訳です。熱血教師がいる強豪校ってスクールウォーズ並みの青春ドラマになるはずが、キャプテン自ら命を絶たないと解決できない悲劇になるなんて…死ぬことで暗部があぶりだされたのは間違いないけど、結局生徒も教師も深い傷しか残らないもやっとしたニュースでした。





朝日新聞からの引用です…

　自殺した生徒は男子バスケ部主将の２年生で、体育科に所属。顧問教諭から目立って体罰を受けていたとされる。「体罰は、生徒が嫌いだからではなく、チームを良くしようと思ってのことだと思う」。体育科３年の男子生徒は、顧問についてこう話した。

　大阪市教委によると、顧問は１９９４年４月、保健体育科教諭として採用された。バスケットボールの指導が専門で、採用後すぐに桜宮高校バスケ部顧問に就いた。過去５年でインターハイに３回出場させるなどの指導力が評価され、２０１２年度には１６歳以下の男子日本代表チームのアシスタントコーチに選ばれた。

　普通科３年の男子生徒は「顧問は実績がありすぎて人事異動もできないと聞いたことがある」と話す。

　顧問を知る大阪府内の別の高校のバスケ関係者は「熱意があり、生徒に対して本気で接する人」と評価する。監督を兼任していた女子バスケ部の試合では、敗戦後に「勝たせてあげられなくて悪かった」と、選手に涙を流して謝っていたのが目撃されている。

　その一方で、学校が男女バスケ部員５０人に実施したアンケートでは、４割以上の２１人が「（自分も）体罰を受けた」、４８人は「他の生徒が体罰を受けるのを見た」と回答。体育系の部にいた３年の男子生徒は「バスケ部員が顧問に怒鳴られていることはしょっちゅうで、本当に厳しい部だった」と話す。

　桜宮高校関係者は「顧問もまじめな先生で、自殺した生徒にも問題はなかった。お互い純粋な性格で、指導がいきすぎてしまった結果ではないか」と話した。