先週“This is it”を見てきたんですが、マイケルも永ちゃんも方法論は違っても『一つのものを作り出そうと目指すものは同じだったんだ…』って見てて思いました。若い時も60歳を越えた今も永ちゃんいい事言ってて、自己暗示にかけたようなセルフプロデュースの巧みさといつの時代もロックのステイタスアップのために自らドアをこじ開けようとするブレない生き方が永ちゃんの最大の魅力なんじゃないでしょうか?『E.YAZAWA』のタオル欲しくなりました…(笑)白いスーツを着たり『矢沢命』って書いた服を着た『なりきり永ちゃん』みたいな人が来てるのかと思ったらそうではなく僕なんかむしろ若造で50代以上の世代の人が多かったです。
映画『This is it』が面白いと聞いて興味があったんで見てきました。人が多いと聞いて事前予約も何もしないで来たのと最初の上映時間ギリギリだったんで見れるか気になってたのですが、席が空いててラッキーでした…(笑)
『エンドロールで泣く…』とかTVやラジオで言ってたんで『自分も泣いちゃうかも?』って思ってたのですが、泣きはしなかったけど評判通りの内容でした。最後のステージのリハーサル風景を数ヶ月間記録したビデオで構成された記録映画です。以前ファッションショーやコンサートの設営の仕事に行った事があるんですが、その時も照明さんや音響さんなど多くの人たちが現場に関わってるのを知り外から見る世界と中で見る世界は全然違ってて正直ハードな仕事でしたが、面白い体験だったのを覚えています。この映画もMJの頭の中にあるクオリティの高い要求にこたえようとスタッフやバックミュージシャン、ダンサーが全身全霊を傾けて必死になってる姿が手に取るようにわかります。MJも50歳ってハッキリ言って世間体で見たら中年じゃないですか?それなのに歌もダンスも50歳とは思えない切れ味抜群で『これマイケルのソックリのロボットじゃないの?』って思えるくらいでした…(笑)“最後のステージ”だけあって映像を見ててとんでもない物を生み出そうと主演、監督、演出と一人で何役もこなすMJ、彼の細かいオーダーに応えるスタッフ、バックミュージシャンは本当に凄い!!
スタートの“スタート・サムシング”から最後まで『もっと見てみたい…』と思ってたらエンドロールであっという間の2時間でした。その場所でライブで見れたら最高なのですが『コンサートを1800円で見れる』とおもったらリーズナブルなもんですよ…レースシーズンも終わってTVも面白くないんで今日の夜はMJ三昧でもしようかな?