
サンドイッチマン頑張って!!kazunariです。
今回の大震災ではTwitterやSkype、Viberといったメットメディアが大活躍でツイッターで自身の安否情報を遠くの友人にツイートしてただけでなく多くの情報を発進してた人が沢山いて、それが有効に機能したのもあれば逆にチェーンメールで世間をミスリードしてお騒がせなのも発生して新たな疑問を投げかけたのは間違いないです…
実は自分の携帯にも関西電力の名前を語った節電協力のメールが友人から回ってきました。初めての経験で一瞬自分も『回さなきゃ…』って思ったのは事実だし言ってる事はもっともな気がするし友人も“善意”と思ってメールしたと思うのですが、冷静に考えてそうなったとしたら絶対関電の社長が自らCMでメッセージを送るはずだしHPにも内容を書いたプレスリリースを書くはずで、そんな事言ってないし絶対チェーンだと思い相手にしませんでした。友人は僕よりも遥かに冷静でアタマのいいい奴だと思ってたのに…う~ん残念です。
今の状況が状況なのでホント思い込みで発した言葉が独り歩きしてそれで冷静さを欠いてミスリードする出来事が起こりやすいです。自分が被災地にいたら情報が氾濫してるから状況は変わってると思いますが、震災から時間が経ってきて日々刻々と状況が判るにつれて自分は被害の少ない所にいるからこそ冷静な状況判断が必要だと思いました。ブログやツイッターが広がるにつれて暴露したとか何気なく書いた本音でブログが炎上したりするのと同じで誰もが発信者になる事に対する意識が大切じゃないですか?意識があれば冷静な判断が出来るはずですから…
善意はあくまで気持ちであり『とにかく回して』ってのはただの押し売りで善意ではなく偽善です…こんな甚大な災害だと大金持ちならいざ知らず個人が出来る事ってホントに小さいと思いますよ。その現実を知って歯がゆかったです…
週間サイゾーからの引用です…
未曾有の被害となった今回の巨大地震。携帯電話がほとんど使えなくなる一方、TwitterやSkype、Viberといった比較的新しいネットツールが活躍した。特にTwitterでは、各ユーザーの安否情報だけでなく、避難所や公共交通機関の運行情報など、さまざまな情報の共有の場としてフル回転している模様だ。
その一方でとんでもないデマや災害関連のチェーンメールも数多く発生。中でも、ある人物を発信元とした"事件"がネットユーザーを賑わせた。
「余震が......腹の怪我が激痛を発し始めた。死んでしまう。痛い。サーバーの角が、破れた腹にめり込んでいるのがわかる(略)死にたくない。痛い。痛みで発狂しそうだ。俺はサーバールームにいる」
そんなつぶやきをTwitterで発信し、これを見た多くのユーザーがリツイートで拡散。最終的には消防車が出動する騒ぎに。さらに当の本人は謝罪どころか、別のアカウントで「だからRT(リツイート)嫌いなんだよ。お前等どんだけ連鎖させてんの。馬鹿だなー。」と開き直り、これにブチ切れたネットユーザーが激しく反応したのは言うまでもない。
この人物は以前から真贋の紛らわしい情報をネット上に流布しており、当初より一部のネットユーザーの間ではそのツイートに疑問符が投げかけられていたが、なぜこんな大きな騒動になってしまったのか? メディア論に詳しい荻上チキ氏が呆れながら言う。
「安易にリツイートをして情報拡散する"情弱(情報弱者)"も同罪だ、というのでしょう。もちろんソースの確認は常に欠かせませんが、『自分を助けてくれ』という情報を受け取れば、慌ててしまうのが当たり前。まず責められるべきは、そんなくだらないデマを流した当人です。絶対に騙されない人なんておらず、デマを信じる人が一定数生まれるのも避けがたいこと。ですから本当に"情強"なら、弱者が一定数存在してしまうことを前提にした上で、情報共有をしてあげるための方法を考えるべきです。笑いものにしても意味はありません。ましてや、今回のようなものは論外と言うしかない」
また、地震や原発の不安に包まれているような現状では、基本的にこうしたデマが非常に広がりやすい環境にあるという。
「情報が不足し、災害への不安感情も高まっている今のような状況では、情報をポンと放り込むと多くの人が簡単に飛びつく傾向があります。結果、デマが非常に流れやすい構造になっていると言えます。ネットで出回ったチェーンメールや書き込みを、現地の人が見て、さらなる不安を抱えてしまう、ということが実際に起きています。ネットだけの問題では済まされないのですから、十分に警戒してください」
あるITライターも言う。
「拡散して必死で広げようとする人って『人のために役立ちたい』とか『自分がなんとかしたい!』という人たちがほとんどなんですよね。テレビのニュースで被災地の悲惨な事態を見続けて、何もできない、せめてTwitterで困っている人を助けたい、そんな一心で、ひたすらリツイートやチェーンメールの拡散を続けているわけです。善意と言えば善意なんですが、それだけに厄介でもありますね」
事実、筆者のところにも地震翌日の夕方頃、「コスモ石油に勤めてる知り合いからの情報です」とのメールが届き、「製鉄所の火災の影響で首都圏では科学薬品(注:化学薬品ではない)の含まれた雨が降ることが予想されます」という文面。文末はお約束の「広めて!とりあえず広めて!」という締め文句。送信者を見ると、高校時代の同級生でかれこれ5年は交流がなかった主婦のA子だった。
即、折り返し電話を5年ぶりにして「そのコスモ石油の友人とやらに話を聞きたいので紹介してくれ」と頼むと、返ってきたのは「知らない。そのまま転送しただけ」との返事。悪びれるどころか、「用心に越したことはないから送っておいた」となぜか得意気だった。聞けばこの20分の間に、筆者以外にも6人の知人に送ったと言い、さらに小学生の娘さんをせかして同級生5人に送らせ、ついでにそのお母さん仲間全員にも送ったという。恐るべきは"善意"の主婦である。
では、こうした情報に遭遇したとき我々はどう対処すべきなのか。先の荻上氏が言う。
「その情報が、本当に自分という立場の人間こそが拡散すべき情報なのかを、一旦立ち止まって考えてみるべきですね。脊髄反射でポンとリツイートする人が多いので、クリックする前に深呼吸するなんてのも案外効果があります。また、付加情報が特にない場合は公式リツイートを使ってソース元へのリンクを常に確保しておくことです。でないと、問題が解決して発信元がつぶやきを削除しても、リツイートされたつぶやきはその後も大量に残ることになってしまい、そこから新たな誤解や問題が発生してしまうとも限りません。情報はいずれ古びます。その古びた情報を遅れて取得する人への配慮も重要です。そうしたことができる自信がないという方は、わざわざツイートなどせず、募金など、自分にできる活動で被災者を支えてあげてください」
人を助けたいと思う気持ちそのものは尊いもの。しかし、「自分の助けこそが必要だ」というケースは極めて少ないはずと荻上氏は言う。また、可能であれば"当事者"に直接聞くなど一次情報に接する努力も必要だ。今後もしネット上で該当する情報にぶつかった場合は、
1.自分がすべき問題なのか考える。
2.一次情報の獲得に務める。
3.公式リツイートを使う。
以上3点肝に銘じたい。尚、この問題については荻上氏のブログに詳しい。ぜひご参照されたい。
Posted at 2011/03/15 00:15:10 | |
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