Kazunari　ver10.0のブログ一覧

こんばんは、kazunariです。



中嶋一貴のダイレクトメッセージ 第３回 『クルマ「家電化」の善し悪し』

　http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2204E_S2A121C1000000/


中嶋一貴のダイレクトメッセージ 第４回 『競争の最前線から後退する日本勢』

　http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1303C_T11C12A2000000/



　前にも取り上げたのですが、中嶋一貴選手が日経電子版に寄稿してるコラムの続編です…この人らしく理路整然とわかりやすくご自身の意見を述べられてます。

　仰るように今のクルマって昔と比べて安全運転を支援するための技術が増えてきて、いろんな意味で賢くなってると思います。子供の頃は『いつの日かクルマがしゃべり勝手に運転してくれる世の中になるんかな？』って漠然と思ってたけど、そんな日がいつの日かやってくるんじゃないかと思ったりしませんか？ワープロとかが普及して漢字を書かなくなったんで、漢字を忘れて書けなくなることが増えたのと同じようにクルマが賢くなって安全のための技術や装備が増えても、その恩恵を受けて運転技術が劣ってしまってるのか一向に事故は減らないですよね…コラムにも書いてるようにクルマの安全性が高くなっても結局それを使いこなすのがドライバー自身なんで、クルマを運転する楽しさと責任を引き受ける姿勢はコインの裏表だという一貴クンの言ってることに僕も同意します。僕は運転が下手っぴですが、下手なりにいろいろ体験することで得られるものがないかと思って、何度ドライバーズクリニックにも参加したんです。技術が進化して賢くなるのもいいけど、それによって個性がなくなるのも考えものですね。



　第４回では本職がレーシングドライバーなんで、モータースポーツの現状を書いています。小林可夢偉選手が来シーズンのシートを諦めたというニュースの日に可夢偉クンを取り上げてるのも何かのめぐり合わせですが、結果が出ていないから贔屓目と言われても可夢偉くんは表彰台にコンスタントに上がれるポテンシャルを持ったドライバーであることは間違いないし、世界を転戦して戦うことはテニスの錦織選手とやってる事は同じくらいの活躍をしてるんですよ…バックに大きなスポンサーもなく孤独な戦いをしての活躍なんで、そこんトコロをわかって欲しいです。

　けど、何でトヨタは先進技術のハイブリッドを使ってレースを戦ってる部分をもっとアピールしないのでしょうか？アピールしても無駄だと思ってるのでしょうか？日本ではモータースポーツがクルマを使うスポーツゆえにアスリートな部分が見えにくいのもあるのかもですが、レースってドライバーとチームクルーひとりひとりのパフォーマンスがガチっと噛み合わないと結果が出ない、体力だけでなく知力も使う高度なスポーツなんです。レースと市販車との距離が以前とは全く違うものになったのは否めないけど、やっぱりエンジンにしてもタイヤにしてもガソリンにしてもレースの技術のフィードバックが市販車にも応用されてるのは事実やからやっぱ『レースは走る実験室』なんじゃないでしょうか？日本でレースが本格開催されるようになって50年そこらですが、欧州から見たら50年そこらでも50年の時間の蓄積ってそれ相当の文化が構築されてもおかしくないと思います…可夢偉の走りが来年見られないと思うと力が抜けました…ガックリ

こんばんは、kazunariです。



　昨日ブログアップした写真と実際の走行してる写真の2枚の写真を使ってユニークなシースルー・ビュー・イメージの写真になりました。こっちのほうがイメージしやすいね…

　朝起きたら、可夢偉が来シーズンのシートを断念した声明が…オートスポーツ誌を見ても、いい話聞かなかったんで相変わらず厳しい状況だと思いつつ吉報を待ってたんだけどなあ〜来シーズン可夢偉の走りを見られなくて今日の天気と同様にどよ〜んとした気持ちです。来年のF1日本GPはTV観戦になりそうです…(^^;;

　トムスの館さんがフェイスブックに書いてはったけど、一貴クンと可夢偉クンでスーパーGTに参戦したら面白いんだけどなあ〜 今日一日このニュースをネットで見ていろんな人が意見書いてるのを見て複雑な気持ちになったのは事実です。浪人してでもF1に乗るためなら留まるべきなんでしょうね。




F1-gate.comからの引用です。
小林可夢偉は、2013年のF1シート獲得を断念することを自身のサイトで報告した。

F1グリッドから日本人ドライバーが姿を消すことになった。17日（月）、ロータスがロマン・グロージャンの残留を発表。まだフォース・インディアはドライバーを発表してはいないが、小林可夢偉は今シーズンのシート獲得を断念し、2014年にF1のトップチームのレースシート獲得を目指すことを明らかにした。

また、これをもって募金サイト「KAMUI SUPPORT」の受付を終了することを発表した。

小林可夢偉からファンのみなさまへ
小林可夢偉です。
いつも温かいご応援をいただき本当にありがとうございます。

「KAMUI SUPPORT」への皆様からのご協力ほんとうにありがとうございました。おかげさまで皆様の熱意がきっかけとなり、この数週間の間に日本企業数社様からのご支援を頂いていました。なんとか当初の目標に近い800万ユーロ強の予算はありましたが、残念ながら僕が求めていた、戦えるチームでの2013年のレースシート獲得は不可能という状況になりました。

この結果に僕自身非常に悔しいですが、なによりも「KAMUI SUPPORT」に寄付してくださった皆様、ならびに支援を申し出て下さっていた企業様のご期待に応えることができず、本当に申し訳なく思っております。

2013年度の僕の活動については、F1以外のカテゴリーは考えていません。現在あるオプションのなかで、2014年にF1のトップチームのレースシートを獲得できるベストな道を選択したいと思っています。その際にはあらためて発表させていただきますのでそれまでお待ち頂けたらと思います。

また、この度のご報告を持って一度「KAMUI SUPPORT」の受付を終了させて頂きたいと思います。本当にありがとうございました。皆様からの寄付金は、そのまま大切にお預かりして2014年度のF1レースシートを獲得するための資金とさせていただきます。

今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

2012年12月18日
小林可夢偉