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ほとんどの方にとってはどうでもいいことだと思いますが、ひとつお付き合いくださいませ。

最初にS2000をレプリカにしようとした時、実は結構悩んだものです。

「一番レプリカにしたいクルマ」は今も昔もデルクールのシエラに変わりはないのですが、特に、'91年のモンテのゼッケン12はありとあらゆる事で特別すぎて、特別なクルマにとっておきたいという気持ちも強かったのです。

でも、カンクネンのセリカ（ST165）やアレンのレガシィは、ワークス色が強すぎてS2000にはイマイチ。
そもそも、シエラが手に入るなんて思わなかったという事もあって、S2000はQ8カラーになりました。

その後ほぼ2年が過ぎて念願のシエラを手に入れる事が出来て、もちろん迷わずQ8カラー化が決定したわけです。

シエラとS2000、どちらにQ8カラーが似合うかといわれれば、それはやっぱりシエラなわけで。
同じカラーリングで2台持っていても、S2000も可哀想なんて思ってしまったりして。

で、じゃあ、カラーリングを塗り替えようかと思っていたりするのですが、このQ8 S2000が無かったら今のこの生活は無いわけですよね～。

このS2000のお陰で沢山の友人と出会うことが出来て、新しい世界が広がって、人生そのものがガラッと変わったのは事実なのです。

じゃ、何かひとつでもシエラに受け継ぎたいと思って、今日実家に戻ってまいりました。

人によってはステアリングやシートを古い車から移植されますよね？

私の場合はこのラリープラークです。

モンテカルロは伝統的にアルミのラリープラークを配ってくれるらしく、ボンネットのプラークには厚みがあるのが特徴です。

なので、3mm厚のプラ版にデカルコさんで作っていただいたプラークを貼りこんで製作したのがコレ。

S2000のボンネットにガッシリ張り付いているのをカッターで少しずつ剥がしながら、とてもたくさんのことを思い出しました。

2008年のラリージャパンに行ったのもコレ。
RFANの最初のイベントの時に乗っていたのもコレ。
初めて丸和を走ったのもコレでした。

俺は十分バカやってこれたかな？
全力で笑いを取れてきたかな？
イベントで手を抜かなかったって言い切れるかな？

思えばもう1年ぐらい動かずにいるS2000。
プラークが剥がされたS2000は、シエラに役目をバトンタッチして少し悲しそうに見えました。

そろそろまた遊びたいよな。
もう少しだけ待っててね！