LEXUS DRIVING EXPERIENCE TOUR 2017、まずは一般公道での試乗です。
ハイブリッドモデルをズラリと並べられて、軽めの抽選で試せるモデルが決まります。
はじめに乗り込んだのは、RX450hのFスポーツ。でかー(笑)
軽い興奮から、細やかなニュアンスは覚えていません。
だってほら、外に見える新型LSとか、ほらほら、LCとか、そんなモデルに気が行くじゃあないですか。
先導車を含め、6台の行列が2組、計12台が走ります。
迷惑かな?と思いつつ、少し車間を空けてから加速を楽しんでみたり。周囲を見ていると、同じような走り方をしている人も散見されました。同じこと考えますよね。
各車両には無線機が置いてあり、先導車からの指示などが飛んできます。
「スムーズな加速を感じて下さい」
「この先段差がありますので、乗り越える時の感触を確かめて下さい」
「車線変更をします。スムーズで切れ味の良さを感じていただけると思います」
などなど、そんなアッピールも耳に届いたり届かなかったり。
RXの次は、LC500h。私はレクサスディーラーで試乗できる立場なので、引き続きタカヒトさんにハンドルを持ってもらいます。興奮は更に上昇!
黒いLC、良かった。赤とか黄色もいいなと思っていたけれど、この只者ではない感。特にリア。後日画像アップしますが。
低いですねー。でも、走り出してしまえば、普通に乗れる。足回りも意外なほどジェントル。
モードの切替などもあれこれいじくってみたり、踏めばさすがの猛烈な加速を楽しんだりながら、1周7分程度のルートはあっという間に過ぎてしまいます。
そして、今回前半の私的クライマックス、新型LS。これは、ボクがドライブさせてもらおう。
LC500hと同じ、3.5Lのマルチステージハイブリッド。
3.5ハイブリッドと聞けば、ウチの父が乗っているマジェスタと同じレベルか?と思ってしまうけれど、パワー感が段違い。2.2tの重さを全然感じさせない。
ハンドル周り。
昨今はステアリングにスイッチやボタン類が多くなってきていますが、ここまで来るとなんだか煩雑ですね。ボルボのシンプルさに惹かれてしまいます。
メーターフードから助手席側に流れていくようなデザイン感を、上手く表せなかった画像。
流れ落ちる流麗さが、ステアリングで隠れてしまっていますね。
あ、シフト手前のタッチパッドが、ボクのNXのと同じ!(^o^)
メーターの表示は、LC同様、走行モードによって変化する。
せっかく動画gifでパラパラ漫画を作ったけれど、みんカラの画像は全てjpegに変換されるそうで。
残念。
最後に、ルームミラー。
リアカメラからの画像をそのまま映しています。
瞬間的には、ギミック的、オモチャ的に見えてしまいました。しかし、視界を考えるとこれは悪くないのかも。
老眼が入ってきたら、ピントが合わなかったりして(笑)
LSの全長は5.2mを超える。広い敷地で走らせるから気を遣わないのかもしれないけれど、少し転がしてハンドルを切るだけで、長大なホイールベースを感じます。個人的にはこのデカさは全く不要なのだけれど、いよいよSクラスとの一騎打ちをしようという気概も、サイズ感からも伝わってきました。
静粛性、加速感、足回りの雑味、ストッピングパワー、どれをとっても非常にハイレベル。巨体を持て余す感覚が一切ありません。唯一、試乗コースのメニュー、レーンチェンジだけは、ロングホイールベースを意識させられました。これはまあ、ディメンション上、当然のことでしょう。しかし、揺り戻し的な不快感は、一切ありませんでした。
後半に用意されている、特設コースでのパワフル走行に、期待が膨らみます。さあ、どれほど振り回せるのかな。
RX、LC、LSときて、次は我がNXとGSが待っていました。
LC、LSのあとのそれらは、まあ、興奮をクールダウンさせるような雰囲気で乗り終えました。
特別色のヒートブルーコントラストレイヤリング、なんて鮮やかで深い青!こういう晴天下で見ると、もう、コレ一択じゃないかと思わせられます。162,000円ですけれどね。
また、室内のデザイン的に、身内びいきなのかもしれませんが、NXの先鋭的なデザインは、やっぱり好きだなぁ。
それと、2012にGSが出た時にフィーチャーされていた、竹ステアリングに、5年ぶりに会えました。ボルボの北欧を感じさせるウッドの素地を活かしたデザインに触れた直後だけに、東洋的な竹ステアリングはかなり好感度が高かったです。
最後に好きなモデルを選ぶことになりました。迷わずLX!
しかし、5組が争うことになり、結果、ハズレ。
残り福なCTに乗ります。
残念な気持ちを前に向けよう、と、こう考えます。
レクサスの入門モデルから最上級モデルまでを乗り比べてこそ、初めて「レクサス」全体を評価できる!
思い出したのは、2012年には上位モデルと下位モデルの落差が激しかった印象。
当時のRX、IS C、それと出たてのCT、これらはなんて物足りないモデルなんだろう。そう感じていました。
それに比べて、今年の乗り比べは、モデル間落差がずいぶんと小さくなっていたように思えました。
CTにしても、5年前に乗った時はもっとがっかり感が強かったのに、今回は、あれ、コレいいじゃない?と思わせられたんです。細かなブラッシュアップ、頑張っているんでしょうね。