
本日5日目金曜日、明日は帰る日だ。
と、その前に。昨日のガリンコ号。
流氷ってだいたい2月の中旬ごろになって、ようやく海岸まで流れ着くということらしい。
で、今年はというと、紋別では昨日、ようやく海面の10割が氷に覆われる初日となったということで、なんてラッキー!
基本的にツイてないボクにしては上出来だったのですよ。

濃いピンクのところが10割凍ったエリア。曇りエリアは表示されていないだけで、氷なんでしょうね。
そんな観光ありトラブルありで、結局スキーは2日間だけになるから、今日は頑張らないとね。
富良野市街からすぐ目の前に広がる北の峰エリア!

スキー場が目の前。テンション上がるね!
駐車場には自衛隊車両がズラリと並んでいた。

メガクルーザー!

三菱だから、ジープと違ってグリルの穴は6つなのかな。
富良野スキー場は、中規模スキー場が2つ並列に配置されていて、その間に連絡リフトと連絡コースが用意されている、と理解すればいいかな。そして、ほぼ全面が中級者向けのゲレンデというイメージ。
ボクとしては、2010年ごろに一度来たことがある。その頃にはコブ斜面以外はそれなりにかっ飛ばせるようになっていたので、自分にとてもマッチしたスキー場だったような気がする。
ただし、その時は気温はずっと氷点下ではあるものの降雪のない日が続いた後だったので、雪面は硬めのごろごろした印象で、下手に転べばかなり痛いコンディション。というか、痛い目にあったので、帰ってからすぐにヘルメットを入手したんだ。自分のスピードが上がってきたので、命の危険を感じ始めた、ということだ。
今回は前日の雪も止み、終日薄曇りというグッドコンディション!気温はー12℃。非圧雪のコースにもどんどん入って行こう!今日の目標は、トマムと同様、全コース制覇だな。
北の峰ゴンドラステーションで、すでに買っていた前売り券をリフト券に替える。隣の窓口には白人の大男が "five days" とか言ってる。おお、5日間も??やるなぁ。気持ちは分かるが、ボクなら体力が持たないよ。
朝のゴンドラ待ち。

外国人率は相変わらず高いけど、中国人率はやや低いか。
その3キロのゴンドラで、一気に山頂へ。
おお、素晴らしいパノラマだ!青空ではないものの、見通し距離は十分。

コースの目の前に広がる富良野市街地と、雪山。左手が大雪山系の主峰たる旭岳など、右手が十勝岳など。

よく見たら、噴煙が。
北の峰最上部の滑り出しはK1というコース。この中級斜面は公称で最大29度とキツめではあるけれど、-12℃の降雪したばかりという雪質の良さに助けられて、全く怖さがない。しかし調子に乗って飛ばすと、エッジの食いつきの良さが仇となって吹っ飛ばされるか。的確なコントロールを求められる。ああ、痩せなきゃ(^^)
息子と二人でコースマップを見ながら、一つひとつコースを塗りつぶしていく感じ。
結論としては、クローズコース以外は全て滑ったよ。
非圧雪コースも、実に軽くて柔らかい雪のおかげで、自分たちの力量でも気楽に板を回して降りられた。
ただね、ココ。

北の峰のK2というコース、そのゴンドラ直下、迂回路からの滑り出し、今まで見たことのないくらいのガケ感。
公称最大34度ということだけど、それで済むか?
急斜面としては丸池Aコースや蔵王の横倉の壁辺りが全国的な有名どころだが、ここの滑り出しは、個人的に恐ろしさNo.1確定!
すり鉢状で幅があり、ドライで軽い雪質だからなんとでもなるけど、これが重い雪とか大きく育ったカチカチ山なコブだと、これはもうごめんなさい。

そのK2の中盤の息子さん。ここまで来ると、よくある急斜面程度。不整地だが軽い軽い!
そうそう。富良野で3泊もしたので、ふらの割プラスというキャンペーンで合計6000円分のクーポンをもらっていたし、スキー場前売り券に付属していた1人1000円分の施設利用券もあって、豪遊できたのだよ。
毎晩のようにセイコーマートでホットシェフとか128円パスタ数種類を買ってきて並べてみるとかね。あと、セコマが推してるベルギービールのパーム。

これね、個性が異常に強いベルギービールの中では飲みやすくて美味しいと思う。北海道に行けばサッポロビールを飲みたくなってたけど、これを知ってからはパーム一択になったかな。
そんな程度のしみったれた豪遊具合では全然消費できなかった各種金券が余りまくってたので、富良野最終日のスキー場では新富良野プリンスホテルの最上階レストランを使うことに。
ボクは、これ。

野菜天丼、1400円。品の良い天ぷらです。ゲレ食としては無くはない価格かな。
息子さまは空気を読まないコレだ!

2200円。贅沢に成長してるぞ、息子よ。
これらに食後のコーヒー200円を2人分、締めて4000円ちょうど。上手く使い切れました。
富良野をあとにして、向かうは今夜の宿がある新十津川だ。

小一時間のドライブだが、時間帯が良くないかも。18時といえば、冬の北海道ではもう真っ暗。ほら、シカが活動を始める時間帯だ。
実はね、数年前、やっちまったことがあるんですよお客さん。

時速60キロで走ってて、気づけば視界にシカがいるの。ちゃんと前を向いて走ってたんだよ?前方不注意には当たらない。
「なんでオマエここにいるねん!」って感じで。
左側から飛び込んできたシカとドスっと衝突し、右上に飛んでいった。
ドアミラーで、道に倒れたシカを見ながら、「ああ、無益な殺生をしてしまったか。そうならないように、シカを捌いて食べてやろうか」なんて思ってたら、ヤツら、タフだねぇ。スクッと立ち上がって、ポーンって跳ねて林の中に消えていった。

残るはへこんだクルマと

シカの毛ばかり・・・
そんな記憶を引きずりながら、この山間部、しかも雪道。こえーぞ、これは。
そんなふうに思って走っていると、ヘッドライトに照らされた遠くのガードレールに暗い影があれば、そんなのは何だってシカだのクマだのに見えるってもんだ。
あーあれもまた影だよなぁ・・・って思ってたら、おお!シカやシカ!エゾシカ!よぎる、衝突の記憶。
そう思いながらクラクションを鳴らす。
光と音に気づいたシカは、こちらをじーっと見つめながら佇むのみ。基本的には警戒心の強い動物なので、そうなるとやや安心かな。だいたい群れとるよね、あいつら。一頭が止まれば、他のやつらも止まる。
そんなシーンがね、たった10km程度の間に4件あった。どんだけシカの王国やねん、北海道。
ということで、無事に宿へと到着できました。
あとは、食べて寝て起きて、午後3時の新千歳空港だな。