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ソーサーです。

これだけじゃ
何の役にもたちません…

ソーサーはカップなどをのせて使う
受け皿という役割があります。



そう、こんなふうに。


これ、この間の私の誕生日に
ある人から頂いたプレゼントなんです。

滋賀県甲賀市は信楽にあるお店の逸品。

頂いてから二ヶ月経ちました。


ものには｢タイミング｣ってやつがあります。


私はフィーリングとか、勘とか、
ニュアンスとか、タイミングとか

目には見えないシックスセンス的なものに
憧れ、魅了され、生きています。


このカップ、頂いた翌日にさっそくおろす、
なんてことは私はしません。

しばらくはこのカップが私の手元に届くまでの
様々な人の感情や行動や運命ともいうべき
愛しき妄想に浸るわけです。

そして必ず来るであろう｢おろす日｣を楽しみに
しまっておくのです。

それはいつ訪れるのか分からない。

ただ分かっていたのは

きっとひとりで居る時であり、

幸せ溢れるときか

もしくは

なにか変化を感じとったとき…

自分が今後、より魅力的な人間になる一歩を
踏み出そうとするとき…

とかかなぁ…なんて考えていた。


今日、カップの出番がきたようです。


私コーヒー飲まないの。

紅茶なの。

それ分かってての、ティーカップだよね？

そう気づいたりする瞬間の幸せ。



軽い。



指は一本でも



二本でも…。



今日は紅茶の気分じゃなかったので緑茶を。


あたたかい…

心にしみる苦味…

でも安らぎ…。


ソーサーとカップ。

カップとソーサー。

どちらがなくなってもダメです…。


私はカップだったんだと思う。

ぴったりくるソーサーを探して探して、

探して、探して…。

でもぴったりくると思って居ても

時間が経つと合わなくなったりして

すると私はきっとまたソーサーをかえて…

でも違うんかなぁ。なんて思いました。


私がカップではなくソーサーになれば…？

カップからなにが溢れても受け止められるような

大きなソーサー…。

ずっとカップも疲れるし
ずっとソーサーでも疲れるんかも。

だから人は人に強がり、
弱味を見せ、頼り、支え、生きるんかも。

私は強がってばかり…
頑張ってばかり…
自分だけがって思ってばかり…

私はまわりが自分のことを
｢強いと思っている｣と思い込んでいる。

それは今までの経験からの考えで

昔育った環境でもいつだって
｢強くあるべきだった｣時が多くて

いつからか人に悩みを話したり
弱味を見せたり愚痴を言ってみたり
できなくなった。

それは物凄く辛い道だった。。。


100人居て100人分かってくれなくていい

ただこの人には、って思う相手には
私はそんな生き方をしてきたってこと
分かって欲しかったし
分かって欲しいと今も願う…。


自分が嫌いだ。。。

本当の自分はどこに居るんだろう。

本当の自分を見てみたい。

いつも周りを気にして
偽って
頑張って
気を張って
強がって
かっこつけて

息を抜けるのはひとりで居る時だけ…。

でも今回分かったことがある。

ひとりでどうにかなんてできないんだな…

一人、二人、三人、四人、五人、六人、七人…
私が今回巻き込んでしまった人たち…

もしかしたらこの考え方も違う？

巻き込んでるわけではないのかな

だとしたらなんなん？

まだまだ分からないことたくさんあるよ。

それでももがいて、もがいて、
頭ぐっちゃぐちゃになって
どうしたいのか分からなくなって…。



きっと私を苦しめるのは
昔経験してしまったいくつかのある事件で

助けてと一言叫べなかったあの日の私を

あの日だけじゃない

あのときもあの夜も

分からない

叫べなかったのか

叫んだのか

でも誰も救えなかった

あの時もあの時も…。

なんて、深いところにあるトラウマが
私を今も苦しめる。

もう開かない箱にしまいこんでしまいたい
いくつかの記憶のカケラ

誰にも言えない記憶

暗い話になってしまったけど

私は懸命に自分の足で立とうとしているよ。