
そろそろ新しいバイクが欲しい今日この頃。
690 Duke Rは凄く良いのですが、やはり70馬力程度なので加速も70馬力。
不足とは言わないまでも、十分な出力とも言えません。
VTR1000Fの約100馬力で十分という印象で、次車を690Duke Rに選びましたが、慣れてくると欲が出てもう少し馬力が欲しくなってきました。
とはいえ、私のメインはワインディング。
なので、ワインディングに必要な馬力って結局どんなもんなのか、計算してみました。(計算したのはChatGPTですが)
条件はなるべく単純化するため特定の車種(パニガーレV4)です。
計算条件(共通)
• 車両+ライダー質量:262 kg (ライダー75kg)
• 回転系慣性換算係数:+5% → 有効質量 275 kg
• 出力:100〜180 hp(20 hp刻み)、車輪実効出力 = 出力 × η
• 駆動効率:η = 0.9
• タイヤ摩擦上限:μ = 1.0 G
• 空気密度:ρ = 1.2 kg/m³
• 空気抵抗係数×正面投影面積:CdA = 0.325 m²(伏せ姿勢想定)
• 転がり抵抗係数:Crr = 0.012
• ホイールベース:L = 1.486 m
• 重心高さ(ライダー込み):h = 0.65 m
• 前荷重比(静止時):0.48 → 前軸までの水平距離 = 0.714 m
• ウィリー限界加速度:1.10g
• トラクション限界加速度:1.00g
• リヤリフト限界加速度:1.19g
→ 今回の条件では加速は トラクション限界が先に、減速はタイヤ摩擦限界が効く
(伏せていればウィリーしないんですねぇ。)
【計算結果】
バイクをパニガーレの条件のまま、出力だけを落とした時の、0-400m到達速度グラフ
つまり、ゼロヨン位になると馬力が物を言う要素が大きい。100馬力と180馬力では約1秒という大差になります。
しかし、馬力が大きくても1G以上加速できないので、実は33mまでは100馬力でも変わらない。
よく行くワインディングのヘアピンから直線の長さはせいぜい200m程度。
しかも直線が200mということは、減速しなければいけません。
じゃあ、停止→加速→(200 mで50 km/hになるよう)1G減速した時のタイムはどうなるのか計算してみました。
結果は以下になります。
グラフにするとこんな感じ。
なんとびっくり0.1秒しか変わりません。
つまり、小さなワインディングレベルなら100馬力あればほぼ速さは変わらない、という計算結果になりました。
ちなみにもっと非力だとこうなりました。

100馬力以下だと、段々差が顕著になってきますね。
70馬力のdukeでは、180馬力と比べて0.26秒差になり、努力でどうにかなる範囲ではありませんね。
やはり次の狙いは100〜120馬力で探せば、出力としては十分っぽいです。
しかし、難しい(面倒臭い)計算を、さくっと計算してくれるAIっていうのは素晴らしいですね。感心しきりです。
Posted at 2025/09/14 19:33:57 | |
トラックバック(0)