ラジエターファン作動温度のオフセット加工
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
2022/6/12追記
可変抵抗を使って追加調査と、写真撮りました。
※決め打ち、出たとこ勝負なやり方なのであまり参考になりません。
が、同じこと考えてる人がいたら、もっとちゃんと検証してやってくれるかも?と思い、投稿する事にしました。
私の106は、いつぞやに純正ラジエターが破裂したので、NISSENSの純正形状のアルミラジエターに変えています。
ちなみに純正部品はコアが銅と思われます。
(コアの一部に緑青が出ていたので)
このアルミ製に変えた際にアッパーホースに社外品の水温計をつけたので、純正部品の時の水温は分かりません。銅とアルミでは熱の伝わり具合が違うため、純正ラジエターの方にはどこまで参考になるかは不明です。
なお、水温センサーはアッパーホースの水冷式オイルクーラーよりもサーモスタット側なので、それなりに高温の状態で測定できているので割と正確なはずです。
106の純正サーモスタット開弁温度は89℃です。結構高い温度ですよね。
また、ラジエターファンが低速で回るのが約100℃です。
我が家の106はアルミ製なせいなのか、
アイドリングなどで水温が上がると、100〜102℃ほどでロースピードでファンが回りますが、その後104℃ほどまでオーバーシュートしてから水温が下がり、(たぶん)94℃くらいでファンが止まり、再び上昇。これを繰り返します。
一般に限界が110℃と言われるのに、104℃ではとても精神的によろしくない。
サーキットでも割とすぐ110℃まで行くのでクーリング走行も多い気がします。
(しかし真夏以外は110℃を超える事もほとんどない気もします)
どうにかしてファン作動温度を下げられないかと思っており、調べてみました。
2
106のラジエターファンの制御はただのサーモスイッチで制御しているのではなく、かと言ってECUで制御しているでもありません。
ラジエターファンコントローラーがあり、専用のセンサーから水温を貰い、エアコンオンオフなどの情報から制御しています。
ラジエターファンコントローラーに繋がる水温センサーは、茶色のセンサーでサーモスタットハウジングの下側に挿さっています。
ここのセンサーは、PTCサーミスタというタイプで、特定の温度域から急に抵抗が変わるタイプであることが分かりました。
壊れてなかったけど交換した、同じセンサーが眠っていたので、それを使って抵抗値を測定すると、
常温(25℃)で、約2.0KΩ
人肌かちょっと温かいくらいで2.23KΩ
100℃で3KΩでした。
お湯が沸くちょっと前から抵抗が上がり始める印象でした。
3
次に車体側のファン作動温度と抵抗値を調べます。
今までの走行経験と上記から、確かめ算したかっただけなので簡単な調査です。
可変抵抗が有れば簡単なのですが、行方不明だったので、普通の抵抗を直列に繋いで足して行き、ファンが作動する抵抗を調べました。
結果、2.97KΩでファンが回りましたので、約100℃でファンが回っているのは正解なようです。
なお、1/4W抵抗を使いましたが、焼けたり熱を持ったりは無かったです。
6/12追記
可変抵抗が手に入ったので、それを使って写真の様な物を作り、もう一度調べましたので追記しました。
2.9KΩでローオフ
2.94KΩでローオン(推定100℃)
2.96KΩでハイオフ
3.01KΩでハイオン(推定110℃)
100Ω足して96℃でローオンだったので、
96℃:2.84KΩ
100℃:2.94KΩ(4℃上がるのに100Ω)
110℃:3.01KΩ(10℃上がるのに70Ω)
ちょうど抵抗が跳ね上がる直前あたりなんですかね?
賢い人は計算出来るのかしらん?
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3KΩでファンが回るという事は、センサーの回路上に100Ωを足せば、100Ω分早くファンが回るという事です。
何故100Ωか? 勘です。マジで笑
どうにか配線を切らずにやる方法はないものかと思いましたが、案が出ず、やむなくセンサー配線を切断して抵抗を追加しました。キチンと半田付けして熱収縮チューブで覆ったので、すぐに問題は出ないはず。
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結果ですが、ロースピードファンの作動開始温度が96℃に変化し、オフは92℃となりました。
水温はオーバーシュートした時が97〜98℃なので100℃超えは無くなりました。
89℃でサーモスタット開弁温度なので、オフ92℃は絶妙な位置です。
偶然ですが個人的には、ほぼベストですね。
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ホントは純正で80℃開弁温度のサーモスタットもあるので、それと組み合わせた方が、さらに長く走れる様になるかも知れませんが、それはまたの機会にしたいと思います。
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