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たまキチの"パジェロミニ(ボロ)" [三菱 パジェロミニ]

整備手帳

作業日:0001年1月1日

特別企画H56Aパジェロミニ・ルーフモール化①

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
今回の整備手帳は書いてる輩が超ズボラ故…なかなか書かない…んで急遽諸事情によりヒッチメンバー電装&登録編より先行してH56・51・57Aパジェロミニ・ジュニアに適合するルーフモール化をupしまーす。


さて、パジェロミニのルーフモール仕様車…その圧倒的な情報量の少なさ故に今まで秘密のヴェールに包まれたままのキャリアベース。


パジェロミニ&ジュニアはルーフレール・ノーマルルーフ・ルーフモール(ダイレクトレール)車の3種類のルーフ形状があります。
その中で圧倒的に少ないのがルーフモール車!


それ故にな~んの情報も無い謎だらけですが…実は58系のルーフ仕様を含め歴代パジェロミニの中で対応キャリアが一番多いのがルーフモール車だったりします(爆)


今回は適合キャリアを省略しますがヒントは《歴代パジェロミニ唯一のTトラック方式をナメたらあかんぜよ!》です(笑)


もっと面白いのがルーフモールは必要あらば小加工でノーマルルーフとルーフレール車に移植可能な事。


《こんな初歩的な情報ですら闇の中だった…》
ほな、情報量が少ないルーフモール車を今日から一番情報量の多いキャリアベースに押し上げますぜ!


まぁ、毎度のしょぼ~いネタなんですけど…今からupする画像達はみんカラ含むネット内ではパジェロミニの歴史上、初めてお目にかかる画像類だと思いますんで興味のある方は見てね~ん!


勿論舞台は八幡ヤードっす(爆)《注・ここに登場する車両は過去の画像なので現在のヤードの入庫車体ではありませんよ》


さて、ルーフモール車の基本系はこのようなビジュアルになってます。


銀色のベースにエアロバー風のキャリアバー。


ベースは銀色ですが元々は黒色です。

じゃあ、何故に銀色?


そもそもモールのベースはアルミ製なのですがアルミって意外と塗装が難しい材質です。
下地処理と適切なプライマー処理してあれば大丈夫なんですけど三菱はこの工程を怠ったと思われます。
その為紫外線を浴びるとドンドン退色or剥離してしまい素地のアルミが露呈します。
これなら最初からアルマイト仕上げの方が良かったんでない?(笑)
2
さて、お次はアップで観察してみましょう。

この際、汎用性の低いエアロバー風の純正キャリアバーは撤去します。
(これをありがたく使う必要性が無いので却下)


取り払うとエアロバーの足元だけ紫外線が当たって無かった所だけが本来の黒色が残ってます(笑)


リカバリー方法はありますのでこんな黒色は無視して下さい。

このベースのミゾ部分に6本のM6皿ネジが付いてます。


これを外すとベースが車体から外れまーす。
3
外した画像がコレ!


ホコリが堆積してますが気にしな~い!


実はこのレールは車体の内側に当たる部分に予め隙間を作ってあります。
何故ならルーフに溜まった水を上手に排水する為に設計されてるのでわざと隙間があります。
因みにこの部分はルーフパネルとサイドパネルの接合部でもあり《ルーフの中で最大強度を持った箇所》です。


この上にベースが乗っかってるのでルーフモール車はとにかく頑丈!
この堅牢さはルーフパネル側に補強プレート追加しただけのルーフレール車では真似できません。


で、


どれくらい頑丈かって?


どっかの汚いオッサン1人がサンルーフをカットするのに自らモールに仁王立ちして屋根切ってますんで(笑)


公平を記す為に我が家の生け贄パジェロミニのルーフレールの上に乗っかってみましたが…ルーフレールヤバいっす…オモチャみたいにベコベコやん…。
これでは重量制限がやけにシビアな筈やわ…《注・確実にルーフが歪むのでよい子は絶対に真似しないように!》


(モール車の性能をにわかに信じられないかと思いますが…屋根をカットしてる最中の画像にチョロッと靴が写ってるのでこのルーフモール車の対加重性能を信じて頂けるかな?)


この接合部のリブを利用してベースのマウントステーが3カ所挟みこんで固定されています。
4
マウントを撤去してみました。(10㎜ナットを緩めるだけ)


ま、汚いね~‥


しかしこの部分が錆びてる個体を見かけた事がありませんし少々のホコリは気にしなくて良いです。


外したベースを見て分かるようにパジェロミニは堅牢なBピラー風に見えて実はモールを取ると寸切れてて単なるデザインなのがモロバレっすな~(笑)


ここからコンバートする為の情報を追加します。


ルーフモールのベースを見て頂けると中心部にえぐりが入ってます。


これは前記したBピラーを迂回する為に設けてあるのでベースはおのろずと固定位置が決まりまーす。


次にマウントステーの固定位置ですが画像をよ~く見て下さい。


マウントステーの固定位置らしきリブ部分だけはリブが車体側に《V字型》に曲げてあるのが分かりますかな?


ここを中心点にマウントステーの10㎜頭のボルトを固定します。


《心配なさらずともこのV字のリブはルーフ形状問わずほぼ全ての旧パジェロミニ・ジュニアの標準モールの下に封印されています(知らんだけで例外があるかもなぁ~?)》


但しこのV字リブは前後に2カ所しかありません。
マウントステーは3カ所…。
残る中央の1カ所は前部のマウントステー中心点から43.5㎝をセンターに据えて固定すればOKです。


まぁ長々と書きましたがこんな情報が無くてもベースに開いたM6穴でおのろずと固定位置が決まるんですけどね~(爆)
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さて、ここでお遊びしてみましょうかね~。


八幡ヤードなんで適当にルーフレールが付いたパジェロミニを選び先程取り外したモールベースを乗っけてみます。


ほらね、全く意味ないけどルーフレール車にも趣味の悪いデュアルキャリア化?にコンバート可能っす(笑)


ルーフモールのもう一つの利点はキャリア搭載時にバーの幅をギリギリ800㎜チョイ切りくらいまで確保出来る事。


ルーフレールはバー寸800㎜を確保出来ないのでフットからバーを延ばさなければならない。

それなら単にバーを延ばせば良いだけと思われるかも知れませんが《キャリアは空力的に見れば単なる抵抗物でしかなく特にフットから突き出たバーの風切り音はハンパ無いっす》


耳元に近いので気になる人はめちゃくちゃ気になりますし。


バー寸800㎜を切ると単発ならともかく複数のアタッチメントを装着時に寸法上での弊害が出ます。


自分もそうなのですがバーをエンドキャップ以外はキャリアフットから出したく無い人にとってはバー寸800㎜はある種のボーダーラインなのでこの数㎝の差が重要なんですなぁ~。
6
お次はちょいと後方へ回ってみましょうかね~。


はい、ご覧の通りルーフモールはリアスポイラー装着車にも対応しています。


前記した少加工とはルーフレール車にはレール根元とモール後方の樹脂キャップが少し干渉するので樹脂キャップの内側を少し削るだけでOK~。


まぁ…あまり意味ない情報ですがグダグダ悩む前にガチで調べられるのが八幡ヤードの良い所~。
7
さて、今度はコンバートされる側の下準備を記載します。


一番気になるのが「標準モールはどこの位置でカットすんねん!」


だと思います…f^_^;。


が・しかーしッ!


心配無用なのさぁ~!


カット位置は《この世に存在する全ての旧パジェロミニ&ジュニア(これは断言します)》に最初から隠されています。


標準モール内側をなぞってみて下さい。


モール内側は細いゴムのリップになってる筈です。
それをじぃ~っと後方まで確認してみて下さい。

そのリップに幅1㎜か1.5㎜程度の切り欠きが《3カ所》必ずある筈です。


その中で《前2カ所》がモールをカットする位置になります。

特殊な道具を使わなくてもモールのカットは百均の金鋸で簡単に切れます。
少々失敗したり切り口が汚くても大丈夫o(^-^)o


切り口から数㎝はモールベースの下に隠れますので(笑)


それと錆止め塗料も要りません。モールの骨材は薄いステンレス製なので錆びませんので。


モールの外し方は少々コツが要りますがAピラー側から外します。


何回かモールは交換してるのですが…最後に交換したのがかなり前なので記憶が曖昧で申し訳ないのですがAピラー部分を外すと後はスルスル抜け出てきたような…。


まぁ、コツさえ掴めばそんなに難しくないと思います。


本格的な投入整備手帳は以後になりますが、今回のでざっとした取り外し&取り付けの要領はイメージ出来るのではないでしょうか?


お気づきの方もいらっしゃるかと思いますがルーフモール車へのコンバートは内部は一切触らず外部からの施工オンリーです。


ノーマルルーフ車で積載長&積載量を増やしたい方には目から鱗ではないでしょうか?
逆にノーマルルーフ車のシンプルなデザインが好きな方も多いかと思いますがこのルーフモール車は必要な時以外はキャリアを外すとノーマルルーフ風なシンプルな意匠を保ちますよ。
8
最後に

中古品でこのキャリアベースをゲットする場合、エンドキャップの樹脂の劣化&蓋がかなりの確率で欠損してる場合があります。


まぁ、この蓋はデザイン的な意味合いが強く必要ありませんが(エンドキャップの脱着はこのすぐ後ろにネジがある為簡単に行えます)


八幡ヤードのような解体屋では欠損部を覗き込むと90%の確率でエンドキャップの中に蓋が落ちてます(爆)


自分もこの蓋は使わないので固定してシール材で補強入れて塗装してます。

これをパテ等で取付直すのも良し。

欠損してればパテ埋めして作り出すのも良しです。


但し!


蓋の裏側を完全に塞ぐようにパテを盛ってはダメです。

前後のエンドキャップはレールミゾの排水口も兼ねてる為に完全に塞ぐとレールミゾの中が水溜まりになりまっせ!


モールベース2本・エンドキャップ4個・マウントステー6個 これさえ有れば後のネジ類はホームセンターで容易に手に入れられます。


以前ヤ○オクで欠品無しとの表記で明らかにマウントステーが足りないまま出品されてたりと…エンドキャップはともかく強度を確保する要のマウントステーが足りないなんて話にならん!情報が少ないベース故にメチャクチャな売り方されてたりしてたので…この基本的なパーツは要確認です。


まぁ…そんな訳でまだまだこのルーフモールの隠された実力を見せてませんがこのネタバラしは不意打ちのように続きま~す。(かも?)


とにかくノーマルルーフに転用出来るベースの情報が少なかった&旧パジェロミニの中でルーフレール車の利点を食ってしまう程ぶっちぎりで使えるパーツ故…たまに出てくるヤ○オクでこのパーツが高騰してもオラ知ら~ん!


おしまい

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この記事へのコメント

2013年10月27日 17:11
こんばんは。詳しく書いて頂き全て理解出来ました。ありがとうございます。
コメントへの返答
2013年10月31日 8:04
H56Aパジェロミニさん


基本的な取付要領はこんな感じなのですが‥中古モールベースを投入する場合は《磨き》の工程が必要になります。

1000 1500 2000番の耐水ペーパーで水研ぎしてから仕上げにピカールで磨いて下さい。
材料はホームセンターで容易に手に入り費用も千円以内で収まる筈です。

1000番で表面の酸化皮膜を剥離させてその後の番手で傷を消すみたいな要領です。


骨材は肉厚があるアルミ打ち抜き材なので削るのも容易ですが磨き過ぎるとクロームメッキ調にピカピカに光沢が出るので注意が必要ですよ(苦笑)


個人的にメッキパーツが苦手なので《敢えて光沢を抑える》工程が大変でしたので‥。
ピカールは定期的な磨きが必要になりますが、新たな酸化皮膜の形成は遅くなります。
自分のモールベースは磨いてから一年半以上経過してますが全然大丈夫です。

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