HCR32キャリパー　フロント　オーバーホール（分解・洗浄編）

キャリパーのオーバーホールをします。
ZRR７０系はスカイライン（32･33･34のブレンボ除く）などの流用が可能です。
当方はHCR32のタイプMキャリパーを装着します。その為に中古の為OHします。

まずは分解する為にパットを留めているピン類（矢印のパーツ）を外します。

4POTですので4つのピストンがあります。
ピストンを抜く為にはエアーを送ってピストンを圧力で押し出します。
これは当方の方法です。他にも方法があります。

用意するものは
■空気入れ（先が交換できるタイプ・コンプレッサーがあればなお良いですが・・当方空気入れしか持ってません）
■PT1/8コネクタ
■チューブ（内径4φ）

画像のように空気入れとチューブ、コネクタを接続してキャリパーへ
繋げます。

コネクターはシールをしないとエアー漏れしますので忘れずに。

エアーを送りながらピストンを抜くのですが、エアーをそのまま送るとどれかピストンがポンっと抜けてしまいます。一つ抜けるとそこからエアーが漏れますので残りのピストンが抜けなくなります。
その為使用済みのパットや板などの中間に置いてピストンが押し出された時に完全に抜けないよう壁を作ります。
（抜けようとするピストンが壁に邪魔され他のピストンへエアーの圧力がかかり他のピストンが抜け始める）
説明は難しく、実際にやったらわかります。

ピストンが抜けました～
抜けるときはキャリパー内に残ったブレーキオイルが吹き出たりしますのでウエスや新聞紙などで垂れても大丈夫なようにしましょう！

これをもう１セット同じ事をします。

地道な作業です。

そして分解した各パーツを洗浄します。

中性洗剤で私は洗浄しました。
その後は錆などひどい場合は軽くペーパーなどする事例などもあります。。当方はピカールで研磨しました。

キャリパーの洗浄が終了しました。

キャリパー等ブレーキ関連部品についての作業を行う場合は自己責任にてお願いします。
不安な場合はショップに依頼もしくは整備資格者の立会い指導の下行って下さい。