ここのところ連日インヂュニアが登板。
休みの日にちょっとおめかししてお出かけって時はポルトギーゼって感じです。
いやぁ、インヂュニア サイコーです!
サイズ的に自分に丁度良いってのもあるし、耐磁性がハンパないので仕事でパソコン使ってても帯磁の心配いらずだし。
見た目も派手すぎず、地味すぎず。
白文字盤にゴールドの3針とインデックスは視認性バツグンだし、適度な高級感もあります。
で、インヂュニア気に入っちゃったので、いろいろ調べた事を忘れないようにまとめておきます。
自分の所有しているインヂュニア500.000A/mの直接の先祖にあたるのが、1976年に登場したインジュニアSLというモデル。軟鉄性のインナーケースにより80,000A/mの耐磁性能を誇りました。

ケースと一体化したブレス。5つの穴があいたネジ込み式のベゼル。
この独特な出で立ちは現行のインヂュニアにも引き継がれています。
デザイナーはかのジェラルド・ジェンタ。
他に雲上ブランドであるパテック・フィリップのノーチラスなども手がけています。
(最近バナナマンの設楽さんがしてるやつですw)

↑パテック・フィリップ ノーチラス
言われて見ればベゼルの感じとかインジュニアと雰囲気似てますね。
ベルトなんかはそのまんまって感じだし。
自分の所有しているインヂュニア500.000A/m(Ref.3508)は1989年〜1992年までの短期間(たった1年間という話もある)販売されたモデル。

ドイツのシュトラウマン研究所で開発された"ニオブ・ジルコニウムという特殊合金をムーブメントの脱進機内のパーツに使用することによって実現した 500,000A/m という超耐磁性能がこの時計の最大の特徴。
50万A/mという数字は実は控えめな表記らしく、本当はテストでは3.7百万A/mという途方も無い磁力に耐えたらしい。
しかも、理論上は更に強力な磁力にも耐え得たらしいけど、それ以上の磁力を発生する装置が無く、検証できなかったらしいです。
ムーブメントはETAベースのCal.2892-A2。
ちなみにこのETA
Cal.2892は1976年にリリースされ、以降様々なメーカーの時計に搭載されている超有名なムーブメント。
自分が他に所有しているIWC GST アクアタイマーのムーブCal.37524もコレがベースだったりする。
良くETAのムーブメントを載っけてるからダメだという人がいるけど、自分の場合は適材適所で使う分には良いと思ってる。さすがに100万オーバーの時計にETAだとなんか寂しい感じはするけど、、、。
それに
IWCの場合はETAをそのまま載せるいわゆる「ETAポン」はせずに、徹底的にリファインして載せていることは有名。
1992年にはRef.3521にモデルチェンジ。
外見は500,000A/mモデルとほぼ一緒ですが、こちらは風防に日付拡大用のサイクロップレンズ付き。
ムーブメントは高級時計メーカーのジャガールクルト製がベース(Cal.887/2 マーク12と一緒)。
耐磁性能は80,000A/mに落ちましたが(といっても超耐磁性には変わりないけど)、IWCとしては珍しくクロノメーター認定の時計です。(そもそもIWCはクロノメーター規格に参加せずとも、社内規格がクロノメーター規格よりも厳しいので参加する意味がないというスタンスらしい)
文字盤には500,000A/mに代わって "CHRONOMETER" の文字が。
だけど同時に "INGENIEUR"の文字も消えってちょっと寂しい感じ。
2001年まで販売されましたが、ここで一度インヂュニアは消滅します。
そして2005年に復活を果たしますが、ここからややゴツく派手な路線になっていき今日まで続きます。
現在はAMGとコラボしたモデルもありますね。AMGに興味ないけど。

↑ビッグ インヂュニア クロノグラフ Ref.IW378406
ムーブメントはCal.80110。
この80000系、当初は完全自社製ムーブメントとの触込みで登場しましたが、実際にはETA社のポピュラーなクロノグラフムーブメント Cal.7750を改良して、巻上機構をIWC独自のペラトン式にしたものなので、完全な自社製とは言えないようです。決してそれが悪いとは言いませんが。
ケースサイズは45.5mmもあってデカ過ぎです。自分のポルトギーゼよりもさらにデカイ。

↑ビッグ インヂュニア Ref.IW500502
自分が持ってるポルトギーゼと同じ完全自社製 Cal.50000系搭載のモデル。
やはりサイズがデカ過ぎの45.5mm。
時計にしても車にしてもそうなのですが、気に入るとそのもののルーツとかバックグランドについて知りたくなります。
ヤバいヤバい、インヂュニアのせいで、知らなくてよかったパテック・フィリップについての知識が(^^;
ノーチラス欲しくなっちゃったじゃん(汗)
パテック・フィリップなんかになると、もはや自分にとっては文字通り雲上の存在です。
(自分も以前はそうでしたが、時計について詳しくないとロレックスが一番高級だと思っている人多いですよね。時計に詳しくなると上には上があって、ロレックスはあくまで ”実用時計" の中での王様ってだけで、しかもそれは、素人でも知ってる知名度であったり、使い勝手の良さであったり、それなりのステータス性であったりのトータルバランスで優れているっていう意味だと現在は理解しています。そういう意味ではやっぱロレックスとメルセデスはイメージが被ります。)
それと気に入ると予備が欲しくなっちゃうという悪いクセがあるんですよねぇ、、、(^^;
実際、マーク12は2本所有してますし、実家の車庫はM3のストックパーツだらけ。M3GTのカーボンパーツだけでも何個予備があるのやら、、、
まずい。インヂュニアSLやルクルトインヂュも欲しくなってきた。
先日までグランドセイコーとか言ってたくせに(^^;
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Posted at
2012/01/13 23:24:55