
ここの所ずっと時計の記事だったのでたまには車の話しを、、、
昨年の8月に納車され、納車後1週間で水漏れとオーバーヒートで不動となり、3ヶ月の長期入院でエンジンを新品に載せ代えて返って来た我が家のFIAT500ですが、その後はすっかり優等生になり、順調に走行距離を伸ばしています。先日6,000kmを突破しました。
ちゃんと乗り出したのが昨年の11月からですが、毎日の通勤と、週末の遠出はほぼチンクの出番なのでややハイペース。
「納車後すぐに壊れた」とか、「部品が全然揃わない」とか、ネガティブな事をこれまで事実として書きましたから、良い事もちゃんと書きます。じゃないとフェアじゃないですものね。
納車後1週間で壊れた時は、「これがイタ車の洗礼か」と愕然とするとともに、怒り爆発。
ディーラーやセールスに文句を言った所で、実際に車を作ってるのはこの人達じゃ無いのは分かってはいます。
いくら売る側が「今のFIATは壊れません」なんて言ったって、正直、イタ車とかフランス車、所謂イタフラ車に日本車やドイツ車のような安心感は求めて無かったし、ずっとノントラブル、メンテナンスフリーでいけるなんて微塵にも思ってませんでした。(さすがに納車後1週間で不動は想定範囲外でしたが、、、)
なので、トラブルに対するディーラーやセールスの対応いかんによって、今後もイタ車を買おうと思えるのか否かが掛かっていました。(それによって将来フェラーリを買う気だって萎える事だってあり得た)
結果的に、地元ディラーは誠心誠意対応してくれたと思います。
今回の場合はエンジン丸ごと新品交換という対応でした。もちろん無償です。
ユーザーの心理としては、新車購入後1週間で不動になるほどの欠陥車なら新車に交換してくれても良いのでは?と考えますが、法的にもディーラーにはそのような義務は無く、メーカー保証の利く修理対応になるのが通例のようです。
修理完了まで3ヶ月も掛かりましたが、これは本国FIAT社の部品管理の問題であってディーラーの問題ではありませんので、ある意味ディーラーも被害者と言って良いかもしれません。
この間、代車として、最初はFIAT500を、次にアルファロメオ MITO、最後には下ろしたてのアルファロメオ ジュリエッタを貸してくれました。
FIAT500から徐々にグレードアップしていったので、しまいには500返ってこなくて良いからジュリエッタくれ!ってなってました(^^:
3ヶ月が長過ぎて、途中から怒りも忘れて、むしろ代車で良い車に乗れてお得かも、なんて錯覚に陥る始末。
あとは、納車時にお願いしていたディーラーオプションであったり、ポータブルナビの取り付け費用は全部サービスしてくれて無料になりました。
(オプション類はローンに含めず、後で現金で払う予定だったため。こんな事ならオプションもっと最初に付けとくんだった、と思ったのはココだけの話し(^^; )
今回の一件から思ったのは、車が壊れるのは車を作ったメーカーの責任ですが、実際に車を我々ユーザーに届けている販売店の対応が良ければそのマイナス面も許容できるという事。
言い換えればその逆もしかりです。
いくら車が良くても、販売店の対応が悪ければ車の魅力も失せるでしょう。
一番ユーザーに近いのは販売店であり、担当セールスの人だったりする訳ですから。
というわけで、とりあえずの結論としては、
イタ車はすぐ壊れるという巷の噂は、自分の場合は運悪く事実となってしまいましたが、「国産車やドイツ車のような安心感は無くても、それを補う程の不思議な魅力がイタ車にはある!」
もし、これからFIAT 500を買おうとしている人は、見た目に騙されたら痛い目みるかもしれないけど、販売店やセールスマンが信用できそうなら購入しちゃっても良いと思います。
きっと他の車では決して味わえない幸せとか喜びがそこにはあると思います。
ツインエアの耕耘機のようなエンジン音はほのぼのして微笑ましいですし、見た目が見た目なので、自然と優しい気持ちになり燃費を意識した走りになりますし、かといって運転が楽しくないかと言えばそんな事無く、デュアロジックが多少ギクシャクする分、パドルシフトを使って、変速時にアクセルを抜くことによってスムーズな変速ができるので、車を操る感じがあって良い意味でそれなりに退屈しないし、遅いかと言われればそうでもなくて、アクセルを踏み込めばそれなりに頑張って応えてくれて、高速走行もソツなくこなしてくれます。
もちろん居住性とか収納とかのユーティリティは日本車には全くもって敵いません。
けど、それがどうした、って感じです。
でも、繰り返しますが、くれぐれも国産車のようなメンテナンスフリーは期待しないように!
多少車がワガママ言っても笑って許せるくらいおおらかさが必要です。
イタ車やフランス車に乗ってる人達って、ドイツ車しか乗った事がなかった自分から見るとなんだか幸せそうに見えて羨ましかったのですが、きっと良い意味で細かい事は気にしない、おおらかさのある人が多いからじゃないかなぁと思っています。
とりあえずディーラーやセールスの人は良くやってくれてるので、そういう頑張りがあればこそ次に繋がる訳です。
そんな訳で、懲りもせず自分の通勤用にコレ欲しいなぁなんて妄想してます。

↑FIAT ニューパンダ
内部資料を見せてもらいましたが、内装とかもオシャレで良い感じでした。
5〜6月くらいには日本でも発売予定とか。価格は200万くらい〜って感じみたいです。
500とパンダがマイホームの庭に2台並んで停まってたらなんだか微笑ましくて素敵だなぁなんて妄想してます。
FIAT 500に乗るようになってから、なんだか車の価値観も少し変わった気がします。
決して速い車だけが全てじゃないと思えるようになりました。(元々直線番長的な車やドライバーは嫌いですが)
性能はおろか、姿形は全く違えど、何となく微かにフェラーリに通ずるものを感じますし、フェラーリなんか無理して所有しなくても、清水草一氏風に言うならば、これだけで十分「人生大勝利」なんじゃないか、と少し思ってます。
自分は、しばらく後にリリースされるであろう4×4が欲しいなぁなんて思ってます。
デュアロジックトランスミッション(セミオートマ)でも良いですが、願わくばMTの販売を希望!
とイタ車の話しを長々としましたが、我がM3への愛は不変です。
何より、このM3を仕舞うためにと計画したマイホームが今年の夏には完成する予定なのですから。

昨年のFamilie以来、車庫で冬眠中。
ここの所温かくなって冬眠から覚ましてあげたい所なのですが、今度は黄砂だか花粉だかPM2.5だかの粉塵が酷く、汚れるのが可哀想なので車庫から出せません、、、。
なので週末 車庫の中でアイドリングだけしてあげてます。
実は昨年の車検の際にも色々イジってまして、クスコのデフを入れたらこれがもうバキバキもんで。
コーナリングがとてもシビアになってしまいました。

昨年のFamilieの際に箱根の峠を少し走ったのですが、ヘアピンのような低速コーナーは問題ないのですが、高速コーナーで以前のようなつもりで突っ込むとアウト側にはらんでいくし、慌ててアクセル抜くと今度はイン側に巻いていこうとするし、、、。かなりクセがあって、こりゃ乗りこなすには練習が必要だなと思ったのですが、それから早4ヶ月冬眠に入ってしまいました、、、。
花粉が落ち着いたら久々に峠に繰り出そうかな。