どうする家康(^^♪

高校生の頃に読んだ山岡荘八の『徳川家康』(全26巻)を読み返して早3か月、いま18巻は関ケ原の巻でちょうど戦いが終わったあたり、改めてその面白さにはまってます(￣ー￣)

関ケ原前夜、上杉景勝討伐に出て関東にあった家康、その間に伏見城は落ち、子飼いの武将鳥居元忠が戦死、小山会議ののち先発した福島、池田など故秀吉の七将らが、動かない家康にじりじりする、そこに家康の使者が着く、持参した文書には何も指示がない、たまりかねた武将がせまると、言葉数の足りないその使者がいう、先発していながらどうして攻め込まないのか、なぜ到着を待って月日を浪費しているのか、諸将ははっとしてすぐに出発し、岐阜を攻める、、この戦いは家康と三成の戦争ではないと気付いた瞬間だ、、こんな痛快なシーンあったんだ(^_-)-☆

この小説は昭和25年から18年にわたり新聞に連載された、この作品で描きたかったのはまさに第二次世界大戦と戦後の日本、織田と今川にはさまれ苦悩の日々を送った幼少期の家康はまさに帝国主義戦争の渦にもまれる日本そのもの、戦後の冷戦下にイデオロギーの違いで国民がわれる姿は、一向一揆に加担する家康の家来たちや、キリシタンに傾倒していく庶民、大名の姿である、高校生のときはそんな思いに気づかず読んだいた。

石田三成がとらえられ、家康のもとに連れてこられるが、家康はなんと鳥居元忠の息子のところに預けらる、父親を殺したのは三成、もっとも恨んでいるはず、罵倒を浴びせられ、残酷な処刑を受けると思いきや、風呂に入れてもらい、きれいな着物に着替えさせられ、好物のニラがゆをふるまわれる、どうして？と問うと、三成は憎いが家康はそんなつもりで自分に預けたのではない、ここで斬れば単に父の仇うち、だが、戦争の主犯として京都に送れば、死んだ父は大義のために戦ったことになる、家康が斬れというはずがないと硬く信じている、、その言葉に三成は完全な敗北を実感する、こんな家来がいるとは、初めて家康を羨ましいと思う、、ジーンと来る(*^-^*)

明日は軽井沢MTGですね、楽しんできてください( ｀ー´)ノ