2012年02月18日
なんと思いがけず、BMW 328iに試乗できました!
展示車はLUXURY、試乗車はSPORT。
A3の後釜の候補としてかなり有力なので楽しみです!!
★328i LUXURY
『フロンマスク』
最初はなんとイカツイ顔になってしまったんだと思いましたが、ディーラーマンさんに教えてもらってハッとしたのがグリル周りです。
ライトとグリルが繋がったデザインになったため、グリルのサイド部分が見えるようになりました。そのおかげでグリルそのものの厚みが見てとれ、非常に質感の高さを感じるられます。
『運転席に座った印象』
正しく3シリーズのそれで、シートやハンドルの調整幅が広く、自然にドライビングポジションが決まります。いいなぁ~!
とても印象が良かったのがルームランプと同じように減光していくドアカーテシランプ、フットランプです。ボ~っと消えていく感じがものすごく質感の高さを感じさせ、1ランクや2ランクくらい高いクルマの印象があります。
『後席の居住性』
運転席でポジションを合わせ後ろに座ると、思いの外広いことにびっくりしました。
A3は室内空間の狭く必要最小限であり、またエアコン吹き出し口&パワーシートのモーターがあってフロントシート下にうまく足が入らないのに対し、全体的なスペースにA3よりゆとりが感じられると共に足が自然に収まることで実際以上に広さを感じます。
『ベージュ内装』
3シリーズだと各パーツの品質は非常高いのですが、デザイン的にも材質的にも高級感が感じられるものはなく、LUXURYのベージュではあまりそのメリットを感じません。特に材質感はA3に近いものがあり、エントリーカーの印象が拭いきれないのが正直なところです。
しかし、そのあと試乗したSPORTでは印象がガラッと変わりました。
★328i SPORT
ホントはSPORTグレードはどんな印象なのか知りたいというだけで試乗する気はなかったのですが、お店の方が「試乗できますよ」と案内してくれたので「ぜひ!」と乗せてもらうことに(笑)
『アルピンホワイト』
きれいですね。自分で乗るならこの色は選択肢から外せません。
パールなどは入っていない普通の白なんでしょうが、クルマ自体のデザインと相まって深みを感じます。
『ブラック内装』
SPORTグレードということでブラックが基調の内装です。
写真では微妙だなと思っていた赤いストライプですが、赤色自体がアルピンホワイトと一緒で深みを感じさせてくれて、実物ではかなり印象が良く「アリ」でした。
ベージュ内装で感じていた微妙な印象はこちらでは感じませんでした。
素材感ともマッチしており、これなら違和感はないです。ただ、個人的には今のマイカーA3と色から来る居住感があまり変わらないのが「うーん」といったところです。
Mスポーツと違いピラーからルーフにかけての内張りはライトグレーです。これは一長一短といったところで、黒くないことで圧迫感を感じませんが同時にちょっと普通のクルマかなという印象があります。
『直4 直噴ターボ』
火を入れた瞬間、A3よりずっと遠くで始動音が聞こえたことに高い静粛性を感じました。と同時にその音はA3となんら変わらないものでした。
ディーラーから出て静かに且つ普通にアクセル踏んでいくと、良い意味でエンジン音は聞こえません。黒子に徹しています。
そして温まったところで踏み込んでみました。ギヤがスッと下がり、グイッというトルクを全身で感じて加速を開始します。非常に分かりやすい加速感です。直噴ターボらしいA3と全く同じ印象です。
そう、とにかく分かりやすいんです。
踏めば加速。どこからでも。一定のトルク感でスーッという感じ。加速という「仕事」において一切の不足などありません。
ただ、少なくとも自分にとっては全く新鮮味がありません。A3と全く同じ。エンジンにおいてBMWらしさというのが少なくともタウンスピードでは感じられませんでした。
あるいは高速道路でのゆとりや高回転でのパワーはA3の比ではないでしょうし、新たな感動があるかもしれません。でも街中でも「らしさ」を感じさせてほしかった・・・。庶民にとってはやっぱり高嶺の花、BMWですから。
『抜群の乗り味!!』
ディーラーを出てすぐ、「うおーこれだっ!!」と思ったのが乗り味です。40~50㎞/hでも日本車とは全く違う
感覚。評論家の方々の仰るところの「どっしり」「安定感」「安心感」です。
こういうのって運転するとホントに感じるんですね。
運転しててニヤニヤしちゃいました(笑)これについてはA3と同じ運転感であることはものすごく好印象でした。「そうそうコレコレ!」と。
欧州車ですね。
『オーディオが思った以上に』
6スピーカーの標準のオーディオでしたが、これが意外と悪くない。C200の時と同じで良い音なんです。GSのような臨場感まではありませんが、スピーカーの存在を感じさせないで聞こえてくる音はそのクリアさと合わせて好印象でした。
もともとBMWはオーディオが良くないと聞いたことがあったので、嬉しい誤算でした。
16スピーカーのハーマンカードンにしたらどうなるんでしょうか??
『ロードノイズ』
328iのSPORTなので18インチホイールを履いています。
扁平率も低く、見た目にはスポーティですが、ロードノイズはどうかなぁと試乗前は思っていました。
走り出して30㎞/hほどになると、聞こえてきました。うるさいほどではなくオーディオへの支障も取りあえず感じませんでしたが、はっきりそれと分かる音でGSはもとより、エルグランドよりも良く聞こえました。
ちなみに自分のA3はスポーツタイヤを履いているためか328i以上に音が聞こえ、こちらではしっかりオーディオ環境に影響してきます。ボリュームを調整しないといけないレベルではありませんが、ジャズやクラシックなど曲調によってはその雰囲気に浸れないです。
320iではどうなのでしょうか。320はデザインラインモデルを選んでも17インチに落ち着くらしいので、多少は抑えられるでしょうか。要試乗です!(笑)
『これはありえないでしょう!!』
1点、絶対ありえないことがあります。
今度の3シリーズはこれまで以上にタイヤの張り出しがツライチに近づいています。
写真で見てもその効果は一目瞭然で、素晴らしくカッコいいです。
しかし、フェンダー周り。見てビックリです。
!!!
取ってつけたようなフェンダーモールがあります・・・。
なんでも18インチのモデルはタイヤの張り出しが日本の基準に満たない、つまりハミタイになってしまうとのこと。
確かに良く見ると微妙にそんな気がします。
それにしてもこのモールの存在感の安っぽさといったらありません。これはないだろうと。普段は外してしまえば良さそうですが、もちろん自己責任。328の18インチは法規上必ずハミタイになるので分かる人にはすぐに分かってしまいそうです。
ディーラーさん曰く、17インチ以下のモデルでは大丈夫なのだそうですが。
●総合の感想
いいですね、3シリーズ。
室内で前でも後ろでも着座姿勢にまるで不自然さも違和感もないのがまず気に入りました。
確かに絶対的な空間としては必要最低限であり、広さは感じませんが、それは身軽さと取り回しの良さに繋がるんだと思うことができます。
エンジンが直4 直噴ターボになり経済性がぐぐっと上がったことで、「ちょっと乗ろう」という時も気兼ねなく行けます。
躊躇なくBMWに乗れる=より普段使いができるというのは大いに魅力です。
一方でVW系と同じ構成のエンジンというのは魅力がない気がします。というかその差が感じられないことがちょっとさみしいです。安心感はバッチリですが、面白みが・・・。とはいえNA2Lのままというのもイヤでしたが(笑)
アイドリングストップは再始動などほとんど違和感なく作動しますし、8ATも細かく効率的に仕事をしてくれるので良いです。
やはりスポーツセダンとしての色が濃いです。例えば木目パネルやタン色のレザーシートなどで高級な仕立てにしても、クルマの総合的な印象として「高級」を感じ取れません。「高額」は感じますが。
自分にとっては広くて、ジェントルで、セダンで、FRの、数年分の進化をしたA3といったところで、左記以外で新鮮味はあまりありませんが、A3の良い印象を維持したままサンルーフやクルコン、ハーマンカードンなどより好みにあった仕様にすることでステップアップとして打ってつけな気がします。
320iが楽しみです!!
Posted at 2012/02/18 20:16:09 | |
トラックバック(0) |
試乗 | クルマ
2012年02月18日
日産車の高級車ということで、そんなに新しくありませんがフーガに乗ってみました。
250GTの本革シートパッケージです。
『インテリアの印象』
正直、旧態然とした日本車の感が強いです。
しかし高級感はしっかりあり、その点は印象悪くないです。
『アイドリング時のVQHRエンジン』
エンジンをかけてすぐ良い意味で高級車らしくないスポーティな音だなと思いました。
軽くアクセルを煽ってもその印象は変わらず、回したらもっといい音がするのかなと期待が膨らみました。
『BOSEサラウンドサウンドシステム』
アスリートの時の印象がとても良かったので、そのBOSE版といったところで非常に楽しみに自分のCDをかけてみました。
しかし、、、その印象は残念ながら期待を下回るものでした。
もちろん悪いとは思いませんが、直感的にというか「良い」と感じられる要素がなく、アスリートのようなどこからでも聞こえてくるような無スピーカーもなければ、圧倒的なクリアさもありませんでした。
これが6スピーカーの標準装備のオーディオですと言われれば、良い音だなぁと思えるレベルといったところでしょうか。
189,000円の価値は僕の素人耳には分かりませんでした…。
『7ATのダイレクト感』
これは予想以上でした。
出だしからサッサッと変速していき、クリープから非常に滑らかなDSGといった感じで気持ち良かったです。
シフトダウンもとても速く、ブリッピングはエンジン音がスポーティなことも含めてGSよりそのメリットを感じました。
『VQHRの性能』
これは4GRと一緒でV6 2.5Lらしく滑らかにパワーを乗せていき、回していって本領を発揮するタイプだなという印象です。
サウンドはアイドリング時の印象の時ほど感動はなく、演出されているGSのような心に響くものは感じませんでした。
『硬い足周り』
高級車というイメージからするとまるで個人で車高調を入れたような印象でした。
路面がそんなに良くなかったことも影響しているかもしれませんが、路面からの衝撃・振動の入力があると、それを足の硬さだけで受け止めているような感じです。
A3だと足と共にボディ(剛性)も衝撃をいなすのに功を奏し、総じてバランス良く感じられますが、フーガではそこまでのボディ剛性を感じることがなく、統一感がありませんでした。
『ゆったり流す性能の高さ』
中低速でクルーズコントロールを使ってオーディオを聞きながらゆったり流すのが殊の外気持ちいいのが良かったです。
大きく響いてくるものがどうしてもありませんでしたが、良いクルマでした。
BOSEについては自分の素人耳ではその良さがどうしても分からず、残念でなりません・・・。
Posted at 2012/02/18 18:46:23 | |
トラックバック(0) |
試乗 | クルマ
2012年02月18日
GSの好印象が忘れられず、また試乗に行ってしまいました(笑)
今回は素のGS250に乗りました。
Fスポーツとの違いや、その他改めて確認したことがあったのと、自分にとって一番現実的かなぁということでこれにしました。
『ファブリックのアイボリー内装』
基本的にはブラックが好きですが、写真を見るとアイボリーはブラックとコントラストが効いた配色になっており、新しい感覚かも知れないと思っていました。
実車を見てみると、驚きました。
アイボリーの色だけ見ると日本車らしいというかクラウンのような高年齢層のイメージが確かにありますが、それ以上にブラックとのコントラストが遥かに印象に残りました。
インパネ周り、ドア周り、センタコンソールのリヤ周りなどが特にその効果が出ており、また高級感たっぷりの室内空間の印象とシートの柄がどこか日本らしさを感じさせて、トータルとしては「アリ!」だと思いました。
『ノーマルのシャシー性能』
Fスポーツとの違い。
正直、街中の10分程度ではその差を感じることはありませんでした。
一方でノーマルでありながらアスリートよりずっと印象は良く、肩透かし感は微塵もありませんでした。A3などの欧州車の「しっかり剛性感」の印象はありませんが、日本車のネガは全く感じませんでした。
『ペダルのレスポンス』
アスリートでがっかりしたアクセルとブレーキのレスポンス。
Fスポーツに乗った時は全く気にしていませんでしたが、初体験の浮かれ気分がない状態だとどうかな?と後から気になっていました。
ディーラーを出るときに恐る恐る踏んでみましたが、問題ありませんでした。ホッ。
神経を尖らせていたためか一瞬遅れを感じた気がしましたが、直後に「うん、悪くない」という気持ちになれたので。
欧州車ほどリニアではありませんが、アスリートよりずっと欧州車寄りです。
『空間ごと動いていく感覚』
これは神経を尖らせていても全く問題ありませんでした。超、イイ!!
エンジン音、ロードノイズ、外からの音全てが柔らかいものに覆われてフワッと耳に入ってくる感じでどんな音色でも、その音質が非常に心地よかったです。
『インテークサウンドジェネレーター』
これは本当にスゴイ!ヤバい!!(笑)
Fスポーツの時は全然印象に残っていませんでしたが、その後にネットで色んな人の試乗記を見てみるとほとんどの人が良い感想をお持ちのようで、ぜひ改めて体感したいと思っていました。
正直、大したものではないだろうとたかをくくっていました。
試乗し始めて、上記の「空間ごとの感覚」を味わった後、ちょっと聞いてみようとグイッとアクセルを踏み込んでみました。
!!!
ハーフスロットルで3000~4000回転でその音は聞こえました。
ナンダコレハ!
油断していた分、より良く聞こえたんでしょう。ビビっと全身に電気が走る印象と共にHPで聞いたことのあるLFAのエンジン音が即座に思い浮かびました。
もちろん音そのものは全く違うものですから、比べたりしたらその差は歴然とあるでしょう。
しかし、その演出からくる印象はかなり近いものがあり、それゆえ自然と「LFA」が浮かんだんだと思います。
自分は音楽には全く疎いのですが、GSの音はかなりチューニングされた感のある極めて気持ちのいい音でした。これまで6気筒のエンジン音にはRBエンジン以外でスポーティ感を感じたことはなかったのですが、この演出にはスポーティさを感じずにはいられませんでした。
試乗の時は動力性能を知るために1~2回アクセルを踏み込むことはしなかったのですが(飛ばすことがキライなので)、今回は何度も踏んでしまいました。ホントに。それほど良かったです。
『新発見』
ブリッピング。
カタログにも特に書かれていないので、Fスポーツ(のS+モード)や350のみだけなのかなと勝手に思っていましたが、ボトムグレードのGS250でもしっかりブリッピングしていました。
マニュアルシフトのレスポンスの良さ。
C200やアスリートより遥かに反応が良く、またルーズ感が抑え込まれていて予想より針がサッサッと動きます。シフトダウンも然り、です。
エコモード。
その制御が自分にはぴったりでした。パワー感はグッと落ちますがアクセル踏み込みのラフさを吸収しつつ無理のないレベルででも極めて低いエンジン回転を維持しようとする、そのトータルバランスが良かったです。
『気になったこと』
サンルーフの「実感」。
展示車にサンルーフ付きの車両があったので座ってみました。
しかし、少なくとも自分のポジションで前を向いていると全くと言っていいほどサンルーフの恩恵を得られません。
これまでに体験したことのないくらい後方に開口部がある感じで、屋根の中心にあるんじゃないかと思うほどでした。
少しルーズな姿勢にしてみてもあまり印象は変わらず・・・。
これはちょっと残念でした。
また室内への張り出しもそれなりで、圧迫感はありませんが物理的な存在感は意外とありました。
やっぱりイイです。GS。
室内の広さと高級感、トータル性能の高さに大満足で、かなり次期マイカー候補として上位につけています。
あとは高速道路での性能とオーディオを改めて確認してそれに満足できれば、もう言うことなしです(笑)
Posted at 2012/02/18 13:23:01 | |
トラックバック(0) |
試乗 | クルマ
2012年02月11日
このクルマも試乗記を書いたのですが、ボタンを押し間違えて消しちゃったみたいです・・・。
覚書としてポイントだけ箇条書きで残すことにします。
※とにかく羅列します
・トヨタプレミアムサウンドの真ん前からくるサウンドにはびっくり
・ハンドルの細さと本革感の無さにはびっくり
・後席は広い
・静か
・V6のビート感は良い
・アクセルとブレーキのレスポンスの無さ(毛布を踏んでるみたい)
・3.5Lの恩恵を感じられないタウンスピード+α(中高回転時のサウンド以外2.5と差をほぼ感じない)
・フロントマスクの安っぽさ(色、素材の使い方と配置、デザイン完成度全てがC200と歴然の差)
・運転好きにも後席に乗りたいと思わせるクラウンらしい魅力
Posted at 2012/02/11 21:43:21 | |
トラックバック(0) |
試乗 | クルマ
2012年02月11日
C200 アバンギャルドに乗ってみました。
A3の次期候補の一台にと思い乗ってみました。
外観。
第一印象はやはりその威圧感です。ベンツというブランドとは程遠い存在なので、実車を見てすぐに且つ単純にスリーポインティッドスターにしてやられました(笑)
ぐるっとクルマの周りを回ってみると、AMGパッケージのエアロが外観の印象にかなり良い印象を与えているなと思いました。アルミホイールとも合わせてかなりスポーティで特別感あるまとまりになっています。
そしてフロントフェイス。ここはホントにかっこいい。前に他の場所で見た時もそうでしたが、思わず見入ってしまいます。
黒いヘッドライト、LEDのスモールライト、口を大きく開けて網が張ってあるグリル周り、そしてそのど真ん中に鎮座しているスリーポイントィッドスター。上にも書きましたその威圧感に加えてカッコよさ、高級感、デザインそのものの完成度の高さなど、ハンパないです(笑)いやホントに…。
室内。
運転席からのインパネの眺めは何とも言えないプレステージ感があります(うまく言い表せないです・・・)。
すぐに気になったのはハンドルとペダルの位置関係です。なんか左右にズレてる気がする・・・。運転し始めたら即、忘れてしまう程度でしたが。
助手席はFRのメリット・デメリットが感じられました。
前者はタイヤハウスがないこと。A3とは違い、左右の足の置き場が前後してしまうことは全くなく極めて自然でした。
後者はトランスミッションの張り出し。ただ、明らかにその存在を感じるものの邪魔とか居心地に影響するものではありません。
後席はA3よりちょっと広いです。フロントシートの下に足が入りにくく、少し膝が浮き気味の座り方になるのが気になりましたが、それ以外ではちょうどいい背もたれの角度、後席用エアコン吹き出し口、A3にはない高級感(とその演出 スピーカーメッキリングやカーテシランプ等)が居心地を良くしてくれます。
あと、AMGパッケージということで屋根の内張りも黒くなっていることに非常に好感が持てました。A3と同じ印象で。
いざスタート!
エンジン始動は静かでした。4気筒らしさを感じるものの、そのスタート音はA3よりずっと遠くに感じましした。もちろん良い意味です(笑)
エコモードでスタートしました。でもちょっと踏めばイイ感じのパワーが得られるので、普段はこのままでいいなと思えるものでした。
次にSモードにしましたが、そのパワー感には圧巻でした。A3と同じく踏み始めからすぐにグワッとパワーが盛り上がりますが、その後極めて(ホントに極めて)一調子でパワー感が続くA3と違うのは回転上昇に合わせてどんどんそのパワー感が上がっていくことでした。これは好印象でした。
もう1つ。Sモードでは踏めばパワーある走りとシフトをしてくれますが、クルージング状態になると回転をしっかり下げて(2000回転未満)効率的になることです。A3はSモードでは常に回転数が高く、臨戦対戦感が付きまといますが、アクセル開度でそれを調整できるのはメリハリがあって良いです。
そして静か!A3と比べると走行音の少なさに感服します。GSほど静かな空間が移動していく感はありませんでしたが、それでも十二分な性能だと思います。
走りで唯一の不満はAT。DSGの良さに感動している身としてはトルコンATのルーズさにはかなりの肩すかし感があります。
マニュアルモードも然りで、ダイレクト感の無さと変速の遅さが自分でシフトしようという気にさせてくれません。Sモードでコンピュータに任せた変速をする方が感覚的にしっくりくるし、このトランスミッションにはそういう使い方が合ってる気がします。
ただ、ルーズさの裏返しとしてスムーズで滑らかさがあります。発進時やクリープも全く振動なく、非常に快適にやってみせてくれます。もしかしたらこれもこの方がクルマの性格に合ってるかもしれません。
最後にオーディオ。6スピーカーということでしたが、素人の耳には思った以上に良い音に聞こえ、クリアさではA3以上かも。GSの時ほどの感動はありませんでしたが、「A3かGSのどちらに近い?」と聞かれたら「GS」と即答できるレベルでした。
ハーマンカードンもぜひ聞いてみたい!!
総評。
素晴らしい!
正直これまでCクラスは大衆車or日本車に毛が生えた程度だろうと勝手に考えていましたが、完っっ全にひっ繰り返されました。こんなに完成度が多く、感動を与えてくれるとは。
走りも実用性もデザインも装備もバッチリです。
デザイン(特にフロントマスク)についてはガレージに入れて眺めてもいいと思うほどです。コンパクトセダンなのに、そういう実力を持っています。ホントに。
GSと並んで欲しいですね!!
Posted at 2012/02/11 20:33:28 | |
トラックバック(0) |
試乗 | クルマ