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スコールのブログ一覧

2012年04月19日 イイね!

86に初試乗!!(MT編)

86に初試乗!!(MT編)ついに86に試乗することができました!
久しぶりの国産スポーツカーということで非常に楽しみにしていました。

近所で86エリアという86専用のブースが設けられた店舗を探して行きました。

試乗車にはMTと一緒にATも置いてあり、「ATもいいですか?」と尋ねたところ、快く「手配いたします!」と用意して下さいました。

そういえば平日にもかかわらず僕の前に試乗されている方がいて、更に後ろにもグループできた大学生らしい人たちが待っていました。まだ売り始めとはいえすごい人気だなぁと感心してしまいました。

早速MTに試乗です!

スターターボタンでエンジンスタート。

まず驚いたのはクラッチの軽さです。自分のNBが強化クラッチでも入ってたかなと思ってしまうくらいの軽さで、クラッチを切るたびにスコンスコンと奥に当たりきるまで踏みぬいてしまっていました。
あまりに軽いためにミート感も全く分からず、エンストしそうになったこともありました。なんというか最初は運転を楽しむどころではなかったです。

ハンドリングは最新のスポーツカーらしく、剛性感がしっかりあってFRならではの駆動力に左右されないハンドル操作にも好感を持てました。

乗り心地は段差などで結構振動を感じました。振動を味わうたびにクルマのズシンズシンという重厚感ある動きが全身に伝わってきます。

エンジン。まずアイドリング時はエンジンがかかっていないのではと思うほど静かです。しかしちょっと踏み込むと「ヴオン!」と鳴ってくれます。

3000~4000回転辺りから踏み込んでいるとサウンドクリエイターの効果で良い音が耳に届いてきます。聞こえ方としては正しく耳に届くと言った感じでなかなか気持ちが良いです。

街中でしたので低・中回転メインでしたが、エンジンパワーに扱いにくさが全くない一方、滑らかなパワー感でグッとくるトルク感は感じられませんでした。高回転まで回せばまた違うかもしれません。


一つ、非常に気に入った点があります。

クラッチ操作に慣れてきて、シフトダウン時の回転合わせをしようとクラッチを切ってアクセルを煽ってみたところ、「ゥヴォン!!」と一瞬ものすごい良い音が聞こえました。恐らくサウンドクリエーターが一瞬開いたということなんでしょうが、非常に気持ちが良かったです!



総合印象

何をおいても、まず慣れねばと思いました。

特にミッション周りの操作。乗っている自分のクルマが10年以上前の超アナログ車なので、それに慣れ切った感覚のままではそうすんなり順応できるものではないということだと思います。

これが現代の最新スポーツカーということなのでしょう。

自分で買ったら強化クラッチとか入れたくなっちゃうかも!(笑)
Posted at 2012/04/19 18:41:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2012年03月17日 イイね!

CX-5 ディーゼル試乗!

ホントはCX-5の実車見るだけにしようと思って何気なく寄ったマツダ。

店の駐車場に入ってすぐ『スカイアクティブディーゼル!』と書かれた試乗車が置いてありました。
ネットで見た時はディーゼルの試乗車はなかったと思ったんですが・・・。

とりあえずは店内に置いてある展示車を見ることに。


★居住性インプレッション

ドアの開閉音「バタン」ではなく、「バフッ」という音にまず好印象。新車はこうでなくちゃ。

運転席に座ってポジションを合わせます。

すぐに「おお!」と思ったのがステアリングとペダルの位置関係。評論家のどなたかも仰っていましたが、足元空間が非常に広いんです。
FFベースのクルマは(A3もそうですが)代替タイヤハウスが足元にその存在を主張してきます。そのためにどうしてもペダルが手前に配置され、テレスコもグッと手前にせざるを得なくなります。

しかしCX-5ではそういうことが全くありません。むしろ程良く且つ自然に足を前に投げ出せる姿勢となり非常に気分良く収まることができます。
アクセルはオルガンタイプですし、フットレストの位置・角度も良く、このクラスのクルマでは稀な良さでした。

シートもスッポリ収まれるタイプで欧州車のそれに近い印象があります。

リヤシートです。ドアは大きさを感じずボディサイズからすると少し小ぶりかなと思うくらいでした。
座ってみてビックリ!足元が広い広い。フロントシート下に何の苦もなく足が入りますし、膝の前にも空間があり、とにかくそれぞれのゆとり感が結構なものなんです。左右や前後より天地方向に特にそのゆとりを感じます。
足を組んで座ることもできました。

正直前・後ろ共に一切無理のない自然な広々感にかなりヤラれました(笑)



★ドライビングインプレション

ディーゼル試乗です!数年前のエクストレイルMTの試乗以来です。

エンジン始動する瞬間、音でディーゼルだと分かるものでした。しかしアイドリングに入るとオーディオが付いていなくてもディーゼル感はほとんどしません。

エンジンが暖まるとアイドリングストップをします。この制御がものすごく良いです!少なくとも僕の感性にはピッタリでした。
再始動時にはクルマがブレーキをかけて「エンジンスタート→ミッションと繋ぐ」を実施してくれるので無駄な振動がありません。もちろんこれらの動作は一瞬です。
スタートについてはCクラスのトルコンがガツンと繋がるのとは雲泥の差がありました。すごいです、i-STOP。
ニュートラルでもストップしてくれますし、停止していてうっかりブレーキを緩めて不意な再始動をさせてしまってもニュートラルに入れるとまたストップしてくれたりと、もう考えられつくしているなぁと感心しきりでした。

そして加速。42.7kg-mのトルクは伊達ではありません。踏んだら踏んだだけどんどんスピードを乗せていきます。そのトルク感がまた気持良いです。
何と言うんでしょうか、ガソリン車で速いのとはまた印象が違うんですね。良い悪いではなくて。ググーッと押し出されていきます。スピードメーターの上がり方に久しぶりに驚きました。すごい勢いで上がっていくので(笑)

ほぼ新車(総走行距離37km!!)ということもありベタ踏みはしませんでしたが、ハーフスロットルでも高架の自動車専用道路に入る登り坂を全く登りと感じさせません。
スポーツカーのようなスピード感のある速さというより頼もしさのある速さといった感じです。まあSUVという性格もあるのでしょうが。

ミッションもサッサッと変速してくれます。ルーズ感はまるでありません。程良いダイレクトさと発進時のトルコンの利点の良いとこどりといったところでしょうか。
ギヤ比の関係でしょうか、唯一マニュアルモードが感覚とあまり合わなかったのが残念です。6速もあるのですが、アップもダウンも受け付けてくれないことたまにありました。
またダウンした時も思いの外、回転数がグワッと上がるのでびっくりすることもありました。



★総合感想

思った以上に本当に印象の良いクルマでした。

個人的にはもっと高級感があった方が良いのですが、クルマとしての完成度がものすごく高いので、単純に欲しくなるクルマでした。

純正BOSEも聞いてみたいですね!
Posted at 2012/03/17 19:57:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2012年03月10日 イイね!

ジュリエッタ スプリント

A3と同じクラスのアルファロメオ車です。

イタリア車は乗ったことがなかったので非常に興味があり、今回試乗しました。



『ボディ剛性』

他のクルマの試乗でも感覚を研ぎ澄ませて、ディーラーから公道へ出る段差でボディ剛性を少しでも感じようとしています。

今回も同じようにやってみましたが、予想以上の剛性感に高さに驚きました。A3と変わらない印象です。頼もしさを感じました。



『乗り味』

これも驚きでした。

走り出して少しして、その乗り味に「何か似てるぞ?」という疑問がわき思いを巡らせました。後ろからお椀で押されているような安定したこの感じ、BMWの3シリーズでした。

3シリーズほど動き出してすぐ感じるというほどではありませんでしたが、まさかイタリア車でこの乗り味を味わえるとは思いませんでした。



『内装の質感』

インパネ周りからドア周りまでじっくり見渡しました。一番下のグレードということもあるのでしょうが、正直その質感は高いとは思えませんでした。

どのパーツも質感よりプラスチック感の方が強く、2003年デビューがベースのA3の方が良いかなと思うくらいでした。

でもデザインは良くてその品質感の低さを十分補うものでした。



『走行中のカタカタ音・・・』

走っていたのは普通の国道で、道路状況も悪いものではありませんでした。
しかし、50㎞/hほどで走っているとカタカタと右耳に聞こえる音が…。収まる気配はなくずっと気になっていました。半ドアかな、と止まった時に思わずドアを閉め直しました。因みに後半は気になりませんでした。



『ブレーキの効き方』

ドイツ系の踏んだら踏んだだけ効くというリニアなものではなく、途中からガツンと効くものでした。しかも効き始めるまでの遊びも相当あります。

正直最後まで非常に操作しづらかったです。



『エンジン特性』

VWグループやBMWなど、最近の直噴ターボらしい低速からのグッとくるトルク感がありません。それが第一印象でした。

ダイナミックモードにしてエンジン回転を上げるとそれなりにパワー感は上がります。

しかし同時にエンジン音も高なってきます。残念なのはそのエンジン音がそれほどスポーティではないこと。アルファロメオのエンジンは管楽器のようだと聞いていたので、そのイメージがありそうなものですが、う~ん正直実用的なエンジンといった感じでした。あくまで個人的な感想ですが。



『ミッション特性』

アルファロメオオリジナルの乾式デュアルクラッチということで、S‐tronicとの違いに興味がありました。

変速スピードはデュアルクラッチらしくサッサッと済ませ非常に気持ち良いです。

マニュアルではどうかなと、マニュアルモードにレバーを倒しました。
・・・。
レスポンスが微妙です。S-tronicほどの反応スピードがなく、ワンテンポかツーテンポくらい遅い感じです。

しかも1速のギヤ比が低いのか、A3の7速S-tronic並みにすぐにエンジン回転が上がってしまいます。シフト反応の遅さと合わせて余計にその傾向を感じます。



『ワンタッチウィンカーの意外な利点』

ドイツ車同様にワンタッチで車線変更用のウィンカーが数回点滅してくれますが、その回数に唸らされました。

A3や508では3回だったのがジュリエッタでは5回。3回では少ないなと思うことがあったので、これはいいなと。まぁ状況しだいではその逆もあるかもしれませんが。

ただワンタッチ具合が結構微妙で、すぐガコンと通常のウィンカーにしてしまうことが何回もありました。




★総合の感想

外観デザインの洗練度は高かったのですが、それと内装・走りの印象のギャップが大きいのが残念でした。

無難とかトゲがないという印象が強く、これまでのイタリア車は楽天的で面白いというイメージがまるでありませんでした。

そういうイメージは一緒に展示してあったフィアットの500の方がずっと感じられました。「あ、これは他のメーカーでは感じられないな」と。

個人的には非常に難しいクルマでした。



Posted at 2012/03/10 23:55:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2012年02月26日 イイね!

直4ターボ搭載の5シリーズ 523i

A6の直接競合する523iにも乗りました。

BMWというブランドで、且つEセグメントの直4ターボということで経済性との融合に非常に興味がありました。

同時にホントに直4で不足ないのかというのも気になっていました。
さて、どうか!



『17インチホイール・・・』

A6のところでも書きましたが、18インチホイールであってもタイヤそのものの径が大きいため大径ホイールに見えなかったのですが、523iでもその印象がありました。しかもより強く・・・。

523iは標準装備が17インチホイールになっており、しかしタイヤ外径はA6とほぼ一緒かと思います。そのせいで非常に肉厚のタイヤに見えてしまっているのです。

タイヤにはリムガードもないのでその印象が余計に強く、ハイエースバンのような感じでした。
少なくとも5シリーズのイメージには合わない気がします。仮に「ホイールはまぁいいや!」と妥協してしまうと後から変えたくなってしまうでしょう。



『物足りないパワーシート』

523iは素の状態ではファブリックシートになりますが、実はその機能も「素」らしい一面があります。
リクライニングはパワーですが、スライドは手動。

3シリーズ以下のモデルで素グレードの場合そういうのは確かにありましたが、正直まさか5シリーズでもそういうのがあるのかと驚きました。
試乗したのはハイラインで革シートが付いていたので調整は全てパワーでしたが。



『静かなエンジン音。でも・・・』

エンジンをかけた瞬間、セルモーター、エンジン始動音共に非常に遠いところで聞こえるのが分かりました。静粛性能はしっかり感じられました。

走り出してもその印象は変わらず、快適な空間が保たれます。

しかし、エンジン回転が上がるとその印象は微妙になりました。
4000回転くらいからエンジン音が聞こえてくるようになります。その音は非常に整っており直4にしてはとても良い音でした。

ただ、4気筒でした。遠くで整った音であっても、聞こえる音色は間違いなく直4のそれであり、5シリーズの雰囲気に合うかと聞かれるとものすごく複雑です。
6気筒じゃないかなぁという気が終始拭えず、モヤモヤしたものが残りました。



『184psの2.0Lで1740kgを動かすということ』

低中速域で不満は何も感じません。重量のあるクルマを動かしているなあと感じる一方でしっかりクルマは動いてくれます。

しかしまたもやエンジン回転数が上がると印象が変わりました。

予想に反してパワー感がありません・・・。4000回転を越えても直4ターボらしいグーッとくるトルク感がほとんどなく、じわーっとスピードが上がっていく感じです。

厳しいのが6気筒エンジンと違ってエンジン音(4発サウンド)もフラットトルク(盛り上がりがない)も「仕事」でありドラマチックさが感じられないこと。
良い印象全てに「直4にしては」という5シリーズらしかぬ前置きが必要です。なんか残念です。



『直進性!』

これは素晴らしいです。上から目線な書き方恐縮ですが(笑)
走り出してすぐ感じます。328iの時もこの感じに感動してニヤついていました。

328iの時は「A3と同じ感覚」という書き方だったと思いますが、前言撤回。これはBMWならではのもので、523iに乗ってそれを確信しました。

その感覚に訴えてくるものがすごい。表現が非常に難しいのですが、お椀で後ろからクルマごと推して行っている感じ(笑)
(ちなみにA3ではフロント両輪あたりに紐を付けて引っ張っていってもらう感じです。)

この感覚だけでもBMWは外せないなと思いました。
320iが楽しみです!(5シリーズのところで書くのもなんですが・・・)



『オーディオは前席と後席で・・・』

オーディオは標準のHi-Fi12スピーカーでしたが、前席で聞いているととても良い印象でした。A6のBOSEほど感動はありませんでしたが、スピーカーの存在を感じさせず前から聞こえてくるので臨場感がありました。
音質も非常にクリアでさすがだなと思いました。

ただ、後席でも体験しようと後ろに座ってびっくりしました。
スピーカーがドアに付いておらず、背もたれ後ろのボードにだけあるので音が頭の後ろからしか聞こえません。

はっきりいって前席の良い印象とは雲泥の差で、臨場感も全く感じられませんでした。A6との差は歴然です。



●総合の感想

振り返ってみると、思って以上に残念な印象が多かったです。
A6と同じスタンダードグレードですが、その内容は同じ610万円とは思えないほどに差がありました。エンジンの印象然り、装備品然り。

ディーラーさん曰く、BMWジャパンが日本に予め仕入れてきている在庫車は9割が本革シートかMスポーツが装備されてるそうです。
オプション分の30万円ほど追加した状態で少しA6と近づけるかもしれません。

とはいえBMWの直進性は捨てがたいものを感じるので、320iは候補に残したいという結論になりました。


Posted at 2012/02/26 23:49:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2012年02月23日 イイね!

7人乗りセダンである。ミニバンではない。

エルグランドの3.5Lに乗りました。

※2/24 ハイパフォーマンススペックの試乗レポート追加(最下部)

最近はセダンばかりを見ていましたが、フルモデルチェンジで背が低くなり、内装デザインもフーガのような雰囲気があったのでミニバンとしてではなく、7人乗りセダンとしてかなり興味がありました。


★ライダー 3.5 黒革パワーシート

『概観全体の印象』

不思議ですが、ミニバンというより大きなセダンというのが第一印象でした。

背の高さ、連続しているフロントドアとスライドドアのウィンド面(意図的に区切っているアルファードとは正反対)、クロームウィンドモール、ライトやドアハンドルなどの各パーツの大きさとボディ全体のバランスなど、良い意味でファミリー感がまるでありません。高級車です。



『リヤシートの望外な心地良さ』

何でしょう、このゆったり感は。背もたれを少し倒し、中折れの角度を合わせて、オットマンを使うとそれだけでものすごいゆったりした気分に浸れます。

正直、このリヤシートの居心地だけでも購買欲がそそられました(笑



『内装の印象』

内装の印象は正直328より高級感がありました。
また、アルファードでは空間がエルグランドよりずっと広い分どうしても間延び感があり「仕立ては高級なのにバンみたい」という印象が拭えなかったのに対し、適度なサイズの室内で非常にまとまりのある印象でした。



『エンジン始動』

エンジン音は紛れも無く6気筒の高級感を持っていました。
FF用の2GRは1MZと比べて分かりやすい高級感のある音がしない気がして好きになれませんでしたが、これは問題なしです。

もともとFR時代のエルグランドのVQ25もセドリックと全く同じ音がしていたので、街で走っているのを見ると思わず耳を澄ましていたほどでした(笑



『トルクで推していくゆったり加速』

ゆったりアクセルを踏むと一瞬2000近くまで回転が上がりますが、すぐに1500回転以下になり、それをキープして(!!)スピードを乗せていきます。

その高級感のあること。
以前、QR25に乗ったときはちょっとアクセルを踏むだけで即、直4感あるエンジン音が聞こえてきました。(音はしっかり抑えられているのですが音質が「がんばってまーす!」という感じが常にしました)
VQ35では全然そんなことはなく、非常に静かでした。

ロードノイズはフーガより聞こえる気がしましたが、絶対的には静かだと思います。



『タウンスピードではほぼセダンなハンドリング』

普通にレーンチェンジをしてみましたが、セダンでした。背の高いミニバンの悪さなど微塵も感じさせず、自然に動いてくれます。



『踏み込んだときのVQ35の魅力』

グイっとアクセルを踏み込むと、滑らかに且つ力強く加速します。直4の直噴ターボとはその質感がまるで違います。これはアリだなと思ってしまいました。

しかもその時のエンジン音もジェントルに駆け上がっていくという感じで、苦しさもがんばってる感も一切無く、美しく素早く仕事をこなしているという感じでした。スゴイ!



『CVTでも意外と・・・』

乗る前は「CVTか~」とネガティブな気持ちでしたが、運転し始めるとそのマナーの良さとエルグランドの性格に合っていることが「悪くないかも」と印象を変えていきました。

まず何よりゆったり加速時のすばらしい低回転の維持。
加速したいときに程よく上がるエンジン回転(VQエンジンとの組み合わせであることが恐らく重要)。
こういった要素がエルグランドの「高級多人数乗用車(Lクラス・7シーター・セダン)」というキャラにバッチリなのかもしれません。
飛行機や新幹線に近いかもしれないですね。


『サードシート』

初めてこのシートを見たとき、これはセダンのシートを取り付けたのかというほどの仕立てでした。座ってみると、それほどの印象は無いのですが少なくともアルファードよりすわり心地は上でしょう。
ただ、水平にするフルリクライニングができないのが残念です。




●総合の感想

ミニバン、SUVなど7人乗りの車として考えた場合、間違いなく世界一であり、その選択が必要となれば絶対選びます。それほど良かったです。正直、A3の次期候補としてどこかで残しておきたいと思います。

7人乗りセダンとしての総合性能はすばらしく高いです。

ちなみに背の高さやサードシートからすると(フルリクライニングできない、前倒しだけの収納)、構造的にグランドボイジャー、MPV、昔のプレサージュ、米国オデッセイあたりのクラスになるのでしょうか。





★ライダー ハイパフォーマンススペック 3.5

実は上記の普通のライダー試乗に先駆けてハイパフォーマンススペック(HPS)にも乗っていました。といっても本当は普通スペックのライダーだと思ってお店に行ったらHPSだったというのが真実ですが…(笑)

でも500万もするクルマの試乗車なんて珍しいですね。



『低速時の足回りの硬さ』

ディーラーを出て数十メートルで信号が赤の交差点に差し掛かりました。その時、加速という加速もせず30~40㎞/hほどで走ってたと思います。片側3車線の都市部の道なのですが、そんな状況でもユサユサと揺れるのが分かるほど硬さが室内へ伝わってきます。

しかしその硬さの印象にカドはない上、ボディがそれに負けている感じ(よれたりギシギシ言ったり)は
全くありません。
座っているところがタイヤから遠いせいか振動の振れ幅も大きい気がします。



『マニュアルモード・・・』

こういうクルマなので、やっぱりマニュアルモードで走りたくなります。

エンジンが温まったところでレバーを倒して、アクセル踏んで、いざ!・・・おろ?

ステップアップ感がまるでありません・・・。ギヤ選択をそのままにしていると回転数は上がっていきます。しかしその上昇にダイレクト感というか、エンジンの存在を感じることができません。とりあえず上がっているという感じ。

シフトアップ(ダウン)も同じで、加速の抜けた感じがなくやはりとりあえず回転変化させましたという感じ。

正直言ってマニュアルの意味は無い気がします。スポーティのスの字もありません。
これでクルマを操る感覚は得られませんでした…。



『加速のサウンド』

ちょっと踏み込んでエンジンが仕事量を増やすとエンジン音が聞こえてきますが、この音がいい!
ビートという感じで非常に整った感じでしっかり耳に届きます。しかし全くうるさいと感じさせません。6気筒エンジンの良さが出ている印象です。

GSの時みたいに2,3回アクセルを踏んでしまいました(笑)
6気筒のスポーティサウンドが好きなのかな・・・。



『ノーマルとの足回りの違い』

街乗りレベル、自分の運転レベルではその違いを感じることがありませんでした。
後日乗ったノーマル足でも上記のとおり不足ナシです。

ワインディングで走ると良さを感じるのでしょうか。




●総合の感想Ⅱ


基本的な感想は上記の総合で書いたので、HPSを絡めた印象を・・・。

エルグランドにスポーツ性能というものがどういう存在なのか分からなくなってしまいました。

クルマとしての基本性能が非常に高いので、ミニバンというクルマであっても走りの装備を加えたところで、破綻どころかしっかり使いこなす実力があります。

しかし、そもそもLクラスミニバンなんですね。多人数でゆったりクルーザーのように走る性能にずば抜けて優れています。それは決してマイナス要素ではなく、それこそこのクルマの目指すところのような気がします。

3.5Lはパワーではなくゆとり、ミッションはダイレクトさではなく黒子な存在、シャシーは攻めるためではなくストレスの無い乗り味のため。

ただ、ハイウェイスターというスポーティ仕立ての外観をメインとした基本グレード構成やHPSというホントにスポーツ走行を目指したモデルを設定したりとスポーツの印象が非常に強いです。

実際自分もこれらの試乗をするまで、HPSこそエルグランドの真の姿だと思っていました。


試乗して、基本性能の高さゆえに十分セダンと同じ感じで走れることが分かり、それが「7人乗りセダン」というこれまでのミニバンでは決してなかった印象に繋がったんだと思います。

少なくとも自分にとってはそれが今のエルグランドの真の姿であり、そこに相当ヤラれています(笑)











Posted at 2012/02/23 21:46:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ

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