
コトのきっかけは、
やっぱりダムなのだがw
ダムへ向かうときに、
「何じゃこりゃ!?」
っていうような道に出会うことがあって、
「何であんな道が出来るんだ?」
「世の中にはもっとスゲェ道があるのかな?」
なんて思うようになって、
そんで出会ったこの本www
とても面白くて、
通勤の電車の中で一気読みw
特に興味深かった部分を紹介します♪
まず、日本の道路の内訳から!
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総延長 |
実延長 |
改良率 |
舗装率 |
高速道路 |
9,207km |
7,920km |
100.0% |
100.0% |
国道 |
67,294km |
55,114km |
91.9% |
99.4% |
都道府県道 |
142,368km |
129,343km |
68.7% |
96.6% |
市町村道 |
1,052,698km |
1,020,286km |
57.1% |
77.5% |
合計 |
1,271,572km |
1,212,663km |
60.2% |
80.7% |
これを見て思ったのは、
さすがに高速道路に未舗装な部分はないようだけど、
国道にもわずか0.6%とはいえ、未舗装が存在しているという事実www
ちなみに総延長と実延長というのは、
道路には重複区間というのがあって、
国道A号と国道B号が重複している場合があったりするのです♪
それを差し引いたのが実延長というモノらしいw
↓例:国道3路線が並走 |
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例えばこんな調子でw
国道3路線が並走っていうのは珍しいらしいw
しかも、私の地元、秋田県ww
あと、道路の路線番号とシンボルマークですね♪
国道は逆三角形の看板(通称オニギリ)というのは、
クルマを運転する人なら誰もが知ってると思うけど、
都道府県道や市町村道はたいてい六角形の看板(通称ヘキサ)なのも、
知っていますよね???
でもね、あるんです、世の中イレギュラーがwww
しかも東京らしいw
↓五角形?w |
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こんな看板を見つけた日には、
ついつい写真を撮ってしまい、
イレギュラー道路標識を求め、
全国へと旅に出てしまいそうですwww
やべぇ、道路、チョーおもしれぇwwww
さて、一番気になっていた・・酷道w
ダムへ行くときによく通るんだけど、
当然、正式に“酷道”なんていう分類があるわけじゃなく、
整備が行き届いていないのを揶揄してそう呼んでいるわけだが、
その誕生秘話も実におもしろいw
↓酷道w |
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そもそも国道っていうのは、
「ここの土地に新規に国道を造りまーす♪」なんてことはなく、
既存の道路を国道へ指定しているのです☆
例えば、大都市同士を結んでたり、
経済上とても重要な路線だったりする場合に、
国が管理費用を負担する道路として指定した道路なのです☆
で、市町村道や都道府県道は、国道に昇格したがりますw
理由は、維持管理費が国負担になり、拡張工事やバイパス建設が、
国のお金で実施できるメリットがあるからです☆
そこで、次のオリンピックを東京で!!ってなノリで、
是非わが県の県道●号を国道に!!と、国にアピールしますw
アピールにより国土交通省に認められ、国道の指定を受けると、
晴れて国道へと昇格され、国により維持管理されることになるのです☆
その好例が新潟県から福島県へと繋がる国道289号、
なんと最近の2008年に大変貌を遂げました☆
↓国道289号(福島県)【Before】 |
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かつては自動車走行不能だった国道が・・
↓国道289号(福島県)【After】 |
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アンビリーバボー!!w
国のバックアップ、スッゲェー!!!www
この他に秩父から山梨へと抜ける国道140号、
私は酷道のほうを知らずに走って悲鳴をあげましたがw
雁坂トンネルも、国のバックアップにより実現したハイグレード道路と言えるでしょうw
・・・・・しかし、
逆に言うと、
この酷い道を、国のカネで立派な道路にしたい・・
そんな下心から国道化へと動くことが横行するとも言えますw
でも世の中、そう上手くいくことばかりではありませんw
岐阜県の酷道として有名な国道418号は、
昭和57年(私の生まれた年w)に国道へ昇格し、
有料観光道路へと造り直す計画を実行するはずでしたが・・
計画路線の大部分がダムにより水没することが後から決まりw
結局、酷道のまま取り残されていますwww
↓国道418号(岐阜県) |
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おそらく、丸山ダムを新丸山ダムへとする計画ではないかな?
(ダム巡業での経験が、道路の歴史を多少推測できるレベルに達したw)
この例のように、たいてい酷道は、
国のカネでこの道をきれいに整備しよう!として国道化したものの、
何らかの理由により整備されなかった可哀想な道である場合が多いらしいw
ふーむ、なるほどw
↓国道NGで林道へ・・ |
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国道152号が自動車通行不可だから、林道へと行く例もあるようですw
(林道といっても舗装されてる場合もありますからねw)
ちなみに、これを解消するのに三遠南信道が建設されているそうです♪
2012年の少し大きなオフのとき、愛知県新城市のダムへ行った際に、
無料開放されていたのを走った記憶がありますw
そして、林道についても触れておきたいのですがw
林道は道路法に基づかない道路なので、
さっきの県道や市町村道の未舗装部分には該当しませんww
林道は森林法に基づいたモノであって、公道ではないんですね~w
そしてその森林法に基づいて建設された道路であれば、
片側2車線で舗装された高級道路でも林道だったりしますw
けっこう奥が深い、道路ってwww
その他、道路法に基づかない道路って何種類かあって、
私道とか農道、港湾道路、自動車専用道路なんかもそうらしい♪
見た目はそこいらの道路と同じだから、外観での判断は不可能に近いw
↓宇部興産専用道路(山口県) |
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山口県宇部市にあるらしいこの道路、
宇部興産っていう会社の私道(全長28km)で、
一般車両は立入禁止で大型トレーラーだけが連日走りまくってるらしいw
なんて贅沢なプライベート高速道路だwww
・・・・・・・
その他、面白かった内容としては、
国道の欠番でしょうか・・
国道59号~100号、国道214号~216号は欠番ですw
そう言われてみれば、国道60番台なんて無いですよね???
理由は・・気になった人は調べてみてください♪
けっこう面白い歴史が隠されていますw
そして国道ネタついでにもうひとつ・・
先日、佐渡に行ってきましたが、
新潟港から両津港のフェリー航路は、海上なのに国道350号なのですw
道路法では、道路の定義を陸上に限定してないのですww
フェリーの中にその旨を示す看板があるらしいとのことだったので、
けっこう探したんだけど、見つからなかった・・
道路を知ると、運転がもっともっと楽しくなりますw
ダムだけじゃなく道路にも興味を持ち始めて・・
ついには廃道にも行ってみたくなったりwww
私のディープな趣味は、いよいよ次のステージへ!?wwww
参考までに、著者紹介♪
平沼義之さん
山さ行がねが(著者のHP)
秋田弁で「山に行かないか?」という意味ですw
廃道業界では相当有名な方のようですw
道路レポート、めちゃくちゃ面白い♪
『廃道をゆく』というシリーズの本、買ってみようかなwww
そして、秋田県潟上市出身らしい☆
もしかしたら、中学の先輩だったりして?w
次回予告!
道路の知識も吸収して挑む、新潟ダム巡業の旅w
お楽しみにww