
購入して1年が経過した我が家の通勤快速号☆
特に不具合もなく毎日快調♪
ただ、ある日、コイン洗車して窓を拭いてたら、なんだかオイルの焼けた匂いが・・
その時はてっきり隣にいたアルファードだと思って憐れんでましたが、どうやら自分のクルマっぽい・・(´Д`A;)
それから少しして、後輩から
「白煙噴いてますよ!」
「公害です!」
のお叱りを受けました(ノ_`。)
まー購入した時点で15万km超えやったし、しゃーないか・・
(そのぶん激安やったけど♪)
原因はどーせオイル上がりか下がりなので、いっそのことエンジンをオーバーホールすることに☆
メニューとしては、車載でヘッドを外しステムシールを交換、腰下はピストンのみ抜いてリングと子メタル交換、タービンもオーバーホール、ついでにATFも全交換することにしました。
実はK6Aはお初なのでドキドキ☆
ちょっと楽しみ♪
まずはヘッドカバーご開帳~
だめだこりゃ・・( ´Д⊂
とにかくカーボンが凄くて、どこ触ってもザラザラジャリジャリ・・
フロントカバー内側は真っ黒・・
なんか煙突の中みたい(笑)
ピストンは2ndリングの張りが弱い感じ、オイルリングも固着一歩手前でした。
オイルパンの中もザラザラ・・
とーぜん、腰下もジャリジャリ・・
んーどうしたものか・・(´Д`A;)
このままテキトーに掃除して組んでいいのかっ⁉
やっぱそうなるっスよね~(T-T)
あぁ・・予定外・・
問題のステムシールはカッチカチのゲロゲロ・・
これでは白煙も出るわねー
ついでにウォーターポンプも交換!
コイツも賞味期限切れでした・・
とはいえ、白煙以外は特に問題もなく快調だったためか、ピストンやバルブ、シリンダー等は掃除すれば使える感じだったのでそのまま再利用♪
バラバラにしてお風呂にドボン!
スラッジやカーボンの付着がひどかったバーツは全て煮込んでやりました!
キレイに洗って乾かしたら、どんどん組み立てていきます♪
しかしメタルクリーンは凄い!
煮込むだけでスラッジはほぼ取れ、カーボンも少し擦ればキレイに取れてしまいます♪
ヘッドもキレイになりました♪
各ポートの段差はカーボン除去のついでにサラッと削っときました☆
バルブも磨いて擦り合わせして気密もバッチリ♪
面研はしないので、保険にカッパー入りの液体ガスケットを塗っています。
ヘッドを載せてカム周りを組み立て、いよいよ初のシム調整!
実は、ヘッドを外した際、カムを外して何気なくヘッドをひっくり返したらバルブリフターが落ちてしまい、どこにどれがついてたのか分からなくなったため、全てイチからやり直しです・・(TεT;)
カム組んで測ってバラし、シム変えて組んで測ってはバラし・・
5回繰り返してやっと狙い通りに♪
クリアランスは0.20から0.25の間に収まってるので問題ないかと(*´∀`)
これはF6Aにはない地味で大変な作業やな・・(´Д`A;)
が、一度キマればF6Aよりも良いかも♪( ´艸`)
シムが決まればカムチェーンを組み、どんどん組み立てていきます♪
はい完成~♪\(^o^)/
ヘッドカバーとフロントカバーはオーバーホールした感を出すために軽くブラストしました♪
インマニを取り付けてますが、今回はミッションはそのままでエンジンをバラしながら降ろしたため、エンジン単体で載せてから組み立てていかないと入りません。
このやり方なら、エンジンクレーンがなくても一人で降ろすことも載せることも可能ですが、大変すぎるのであまりおススメしません(笑)
が、気の合う仲間が近所にいるなら余裕でイケます☆
是非お試しあれ~(笑)
で、お次はタービンのオーバーホール~
こちらもジャリジャリ感満載でした・・
軸もまぁまぁガタガタ・・
これも全バラののちに煮込み、カーボンを除去してから、ヤフオクとかで出てるオーバーホールキットを使って組み立てます☆
ただ、この手のHT06だとフローティングメタルくらいしか部品が合いません( ´Д⊂
そのフローティングメタルも純正は外側に溝があり(画像左)、キットのは溝がない・・
だったら溝を掘ればいいじゃないか!
てことで、リューターで溝を作ってやりました♪(画像右)
もうここまで来たらやるかやらないか気分の問題です(笑)
では、エンジンを載せていきます!
エンジンを横にして下から通し、ジャッキ上で立ててから持ち上げていき、いいとこまで来たら担いでミッションと結合します。
ちなみに、鋳鉄ブロックのF6Aでは100%無理!
アルミブロックのK6Aならではですね~☆
あと、降ろす際は問題ありませんでしたが、載せる際に手間取ってしまい、トルコンが外れてATFを壮大に撒いてしまいました・・( ´Д⊂
ま、どーせATF換えるつもりやったからいーけど・・( ´Д`)y-~~
載ったらこんな感じ♪
ちなみに、画像ではお伝え出来ませんが、一度組んでエンジン始動したあと、リアのクランクシールからのオイル漏れを発見したために再びエンジンを降ろしてシール交換し、再度載せる際にATFをブチ撒いため、計3回エンジンを着脱しています(笑)
そうそう、トルコンのATFを抜いた際は、組む前にトルコン内に新しいATFを入れてから組むそうです。
その際はインプットシャフトのシールも交換しておきましょう♪
漏れたらもれなくエンジン着脱作業がついてきます(・∀・)
最後はATF交換☆
特に不具合はなかったんですが、気分的に換えたいのでやってみます!
もし壊れたらAT買います(笑)
まずはドラシャ接合部の下にあるドレンから古いオイルを抜き、オイルパンを外します。
ドレンから抜いてもオイルパン内のオイルは抜けないため、オイルパンを外すと滝のようにオイルが出てきます!
ボルトを1~2本だけ緩めて残し、必ず受けを下に置いてから外しましょう(*´∇`)ノ
外したオイルパンの中はこんな感じ~
一見キレイに見えますが、モリブデンの粉のようなグレーの鉄粉がねっとりと溜まってます・・
ストレーナーも外して洗浄します。
こちらも鉄粉が結構ついてました。
キレイに洗うと気持ちイイ(o´∀`o)
組み立ててATFを入れていきます。
ホムセンでジョウゴを買い、ゲージ穴から注ぎました。
ちなみに、ネット等では「抜いたオイルの量を測り、同じ量を入れる」とありますが、うちの場合、トルコンから盛大に漏れたこともあり、元の量が正確に分からない・・
なので、ゲージを頼りに入れましたが、全然問題ありませんでした♪(´▽`)
こんな感じで無事作業完了しました♪
実は、全て組みあがった後にエンジンチェックランプが点灯するというオチがありましたが、ノックセンサーの接続し忘れという初歩的なミスでした(;´▽`A``
チェックランプ点灯中は少し回転が重く、燃費も悪い感じでしたが、消灯後はなんか回転が軽く感じられます♪
ノックセンサーだけに、異常があると点火時期を遅らせるとかの制御がかかるんかな~
それともプラシーボかな~(笑)
いずれにせよ、快調に動いております(´▽`*)
ま、K6Aも余裕っしょ~( ´Д`)y-~~
なーんてね(笑)
そんなこんなで、決して一筋縄ではいきませんでしたが、なんとか無事終えることができました(´▽`)
これでもう思い残すことはない⁉(笑)
おまけ☆
クランクキャップボルトのアタマ舐めたときにゃ血の気引きましたわ・・(´Д`A;)
ヘッドボルトでなくてよかった・・
マジで・・(;´Д`A