冷やして外そう🐧

作業記録とはちょい違うことを追記してますがコレは指名して読んでくれる方へのサービスです。まぁー当てになるかは分かりませんけど、変人の変わった考えです。

インスタの整備動画で見てやって見たかったのが圧入部品を液体窒素で冷やして嵌める冷やし嵌
でも、それって外しにも使えるんじゃ無いか？って思ってたらロックタイトからそんな商品が販売されてました

予想される消費量から考えると高いので冷却温度があまりないけど、怪我の時に使うコールドスプレーを代用品にやってみようと思いました。それに合わせてグリスも調合したわけです

実は技法を試したいから作業部位を決めてますw
朝からハブベアリングの分解


先日バラしたばかりなのにまた外されるブレーキ達
タイロッドエンドなんか手で殴って外れたりします✊



冷却。1本580円なので半分くらい使って冷やします。どっかの加工屋さんが実験でロックタイトのスプレーで部品を冷やしてましたがあまり冷えてませんでしたが直に当ててなかったからだと思うので…しかしコレ微妙にメンソール臭がしました💦

で、ハブを殴ってみましたが軽くでは外れませんでした。ベアリングのインナーレースも冷えちゃうので当たり前なんですがそれでもいつもよりは随分軽い打撃で済みましたが多分、一般人の軽い打撃ではないです。整備士でも大型をやってる人のハンマーの打撃力はかなり強いので…。前にも書いたことが有りますがハンマーで叩くのでもコツが有って、ちゃんと扱えてると打音が全く違います。面を意識してドッ‼️って感じです？



ボールベアリングのボールと対面
もう8万キロ使ってますが汚れもなくグリスも軟らかいままでしたがあまり良い感じのグリスじゃないですね。
ドライブシャフトのグリスの方が悲惨でしたけどね。ドライブシャフトは絶対にグリス交換した方がいいです。多分、ブーツを外した瞬間にやらなかったことを後悔します
ハブベアリングのグリス交換はエクストラステージですけど…。
EK9が支配してた頃にハブベアリンググリス交換は流行りましたが今はあまりしてる人は居ないみたいですね。まぁーめちゃくちゃ体感も出来ない割に工賃が高いので当たり前だけど

純正グリスをチビマイナスで中に傷付けないようにほじります。パーツクリーナーで洗うとシールを痛めたりしますし二列有るベアリングの奥側はインナーレースが外れないので確実な給油は出来ないので新しいグリスを添加するってイメージです



多層フラーレン構造二硫化タングステン入りウレアグリスを注射器を使ってベアリングの中に充填しますがあまりガチガチに詰め込むのはトラブルが起きますからほどほどにします。理由はグリスも熱膨張しますからね
この極圧剤を使うとモリブデンより優れた潤滑でちょっと発熱量も下がるのですが…
一応、記載しますが研究では少な目のグリス量の方が低抵抗になる事が判明してます。コスト削減と燃費向上って都合の良いことですが…グリスって摩耗は防ぐけど、ちょっと動きは重たくなるんですよね。
ハンドスピナーのベアリングは完全脱脂ですからね。






昨日、買ってきたネジだけのボルトと長ナットと部品の当たり面にピッタリなボックスを組み合わせて安インストーラーをこさえました
ネジのパワーは凄いのですがやはりボルトやナットが鈍な鉄ですから上手くいくかは正直言って不安でしたが冷却スプレーが直当て出来る入れる作業では効果が的面でしたが温度が上がるのが早くて先にやった左側はちょっとパワーで嵌めた感じになりましたが案外ボルトは大丈夫でした。九州の友達にもらった高級二硫化モリブデングリスの効果かも知れません
お高いプーラーとかもネジ山に二硫化モリブデングリスを塗って使いますが塗らないと痛んだり硬かったりします。
右は左より手早くやったらめちゃくちゃ楽にできました。冷やし嵌め…凄いです。
焼き嵌めは昔、フライホイールにリングギヤを付けるのに良くやりましたが結構シンドイし炙り方にもコツが要るし…ストンって落ちた瞬間には楽しいって思うんですけど夏はしたくないですね




リヤのベアリングにも給油ですがブレーキのOHもしときました。ただ、ハブセンターナットが緩かった。自称格安車検屋が規定トルクで締めてない。ハブベアリングってプリロードがちゃんとしてないと摩耗量が増えます。キツいより緩い方がマシってデータが有りますがちょうどいいトルクの範囲は意外と狭いのです。って言うてもテーパーローラーベアリングじゃないのでそこまでとは思いますがそれより左側はゴミ入れたか脱着の時にこじったかで車検後から音がしてました。一回傷付いたら交換しかないのでガタは無いし放置してましたが交換する時が来たなって感じです。
単に冷凍庫で冷やしやるってのがしたいだけですがw
車検時がハイマウントを交換してますが作業後はめちゃくちゃ汚れてるし傷だらけだし悲惨でした。ハブベアリングは立証が難しいので諦めてたのですがそっちはクレーム付けたんですが格安車検なんでの一点張りでした。
やっぱり他人任せはダメですね。FTOはユーザーにしようか…まだ有給が無いので微妙です。一発合格なら良いけど…

で、グリス交換の結果なんですが音がしたベアリングの復活はありませんでした。
モリブデンもタングステンも皮膜を形成して細かな傷を埋めることで接地面積が増えて極圧性が出ますが音がするような大きな傷は埋まりません。
多層フラーレン構造二硫化タングステンの場合には作用が大きいって事で微妙に期待したんですが当たり前の結果でしたw傷じゃなくへしゃげてるんかな

転がり抵抗に関してはF-1で渋滞が怖くてあまり走って無いのですが徐々に変化が出てきました。お店の駐車場とかでクラッチ繋いでアクセル踏まずにアイドリング回転数で動いてる時のエンジン音が軽くてスピードが早くなりました。軽くアクセル踏んで巡航してる時にもそんな感じです。微妙な差なのですがパワーアップが見込めないNAエンジンだと、こう言う微妙なロスの低減の積み重ねは大事かなと思います。金持ちか自分で出来る人のメリットですね。ホムセンの帰りに気がついたので反応が始まったばかりなのかも知れないです。まだ経過観察です。販売店が言うほどの即効性は無い感じです。
ちなみに注射器の押し込み棒が複雑骨折しました
なのでミッション取り付けボルトを代用品にしてますが今度は針が飛びました。固いグリスを注入するのは中々難しい面があります


ホームセンターの駐車場で熱いマシンに出会いました


中々ハードに弄ってます
ジャンルは違いますが手を掛けて愛されてる車は好きですね。オーナー様、勝手に写真撮ってアップして申し訳ないです
良いマシンだったので衝動が止めれませんでした。

安い添加剤が販売されてました


有機モリブデングリスでこの値段だと理想的です。本来、モリブデンって安いからいいのだから
エステルが入っていてらモリブデンが負けて作用しません