2025年02月14日
まぁ〜比較的よく出てくる交換部品です
ディーゼルではメジャーですがガソリン車でも付いている場合もあります
内燃機関…ようはエンジンで燃料を燃やすと出てくる有害ガスの窒素酸化物ですが化学式で言うと窒素が酸化してNOですが、一酸化窒素、二酸化窒素、等と酸化で結合した酸素の数で特性が違うし、同時に出てくるので酸素の数はxにして総称にしてます
あまり書かれてる事が無いので書き出しますが窒素酸化物の量はエンジンの運転状況で変わります。
当たり前ですが高負荷時には大量に出ますが燃やす燃料も多いので単純にわかりやすいかと
燃料は燃焼温度が高いと窒素酸化物が増え、燃焼温度が低いと煤が増えます
これはディーゼルもガソリンも同じですが引火点やらは違うけど炭化水素の混合物ってのは同じなので大体は似たような事になるって考えるのが楽ですかね。
厳密に言うと違うことは色々とありますが…そんなのはユーザーには必要ない情報なので
で、運転状況で排出量が変わるのですが基本的にNOxセンサーからの情報で基準値に収まるようにエンジンコンピューターは燃料の量、点火時期、EGR量を調整してます
簡単な制御パターンとしてはNOxが多いから燃料を増やしますってやります
燃焼温度や燃料が燃えている時間等でも窒素酸化物は変化するので、点火時期やEGR…排ガス再循環で排ガスをエンジンに吸わせて燃焼温度を下げたりします
ただ…本来は燃焼温度が高いってのは効率が良いって事なのですが乗る人が嬉しい事は大体、環境には嬉しく無い事になるのです
ただ…環境に配慮し過ぎて燃費やエンジンパワーが低いのはエンジンとして問題なので、出来る限り両立出来るように制御します
ただ、このNOxセンサーが汚れや経年劣化、故障で正確な測定が出来なくなるとエンジンコンピューターはよほどの異常な数値以外は、その数値を元に制御します
勿論、エンジンの制御には、吸入空気量、過給圧、特定の範囲は燃焼速度や様々なセンサーからの情報で動くのでNOxセンサーが壊れてたり不調でも、それなりには動きます
ただ度合いでエンジンは不調になっていきます
他のセンサーも経年劣化しますし、総合のズレでも変化します
そのへんも考慮して、ズレを補う為にも運転状況で様々なセンサーからの情報でエンジンコンピューターは考えて補正していきます
世代にもよりますが加速具合からエンジン出力を算出し、燃焼効率を割り出して考えたりとかしてます
トラックで煤焼きが多いって時にはチェックランプが点灯するほどではないけど、センサーは呆けていて、NOxが多いから燃料を増やしてやNOxを減らそうと点火時期やEGRの量を変えますが…実際にはNOxは少ないのでただ煤の発生量が増えたりパワーダウンしたり異常燃焼してエンジン音がうるさくなったりします
パターン違いでEGRの経路が煤で詰まって排ガスの再吸入量が減って燃焼温度が上がりNOxが増えたり異常燃焼したりもしますがこれもNOxセンサーの不調と共通点があり放置すると、許容範囲を超えた異常燃焼でエンジンやマフラーがぶっ壊れたりします
煤焼きが出来なくなるケースや尿素付き車両なら減り過ぎるや減らないとかも出てきますがNOxの量に合わせた尿素を吹き込むのでNOxセンサーが絡んでくるケースがあります
ちゃんとした情報が出てこないので高いだけの疫病神的に書かれますが燃費とパワーと排ガス量をバランスさせる為に仕事してる重要な役割がNOxセンサーにあります
パターン違いのEGRの詰まりを書いたのはNOxセンサー不良だと思ってもセンサーじゃないパターンがあるって事を言いたかったので書きました
あとはNOxセンサーはセンサーの温度が高くないと作用しないのでセンサー温度を早く上げる為にヒーターが付いてますがこれも経年劣化で時間がかかるようになっていきます
なので安易にエラーコードや数値だけで判断が出来ないので診断は難しいって事です
ヒーター回路ショートなら確実にセンサーですが。
私の仕事みたいにサブスク的な自社整備工場だと時間と体力の限り分解確認とか出来ますが…
ディーラーメカからしたらチート技に思うでしょうねw
このへんは構造や原理、作用を知らないと理解出来ないですが業務時間内だけで覚えれる天才系は金にならん整備士にはならんのでプライベートにも勉強は必要だと思います
でも多分、基本的なことを覚えてからなら気になった時に集中力が続く時間だけ調べるくらいで終わると思います
教えてもらわないと覚えれないでは何でも上達はしないと思います。
ただ…普通には得れない情報は知ってる人が教える必要はあるとは思ってますが興味を持って自習と授業では効率が違うとも考えてますが…
Posted at 2025/02/14 21:43:05 | |
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