
出かけた先で、お店の駐車場に停まっていた一台のクルマに目が留まりました。
スプリンターカリブ・ロッソ
以前ブログでも言及したことがありますが、E110系カリブはヨーロッパではカローラワゴンとして売られていました。
国内ではE100系カローラワゴンが人気を受けて延命、E110系のメカニズムを与えられて、カリブと共に販売されていたわけです。
そして、ご当地ではE110系はこの「ロッソ顔」が標準。
かの名ラリーカー、カローラWRCもこの顔でした。
この、国内と海外での顔の使い分けはどんな理由からだったのか不明ですが、国内ではカローラシリーズと言えばコンサバティブなデザインを要求されるものですからね。
確かに「ロッソ顔」ではちょっと浮いた雰囲気になっていたかも・・・
久しぶりに見たロッソでしたが、相変わらず「なぜ、この顔をつけたモデルを国内で売ったんだろう?」と不思議になりました。
当時、カローラWRCの活躍で、国内にもE110系カローラのハッチバックを・・・という機運が確かにありました。
E100系ハッチバック、すなわち私が乗ってたカローラFXが不人気であったことを受けて、次期モデルのE110系ではハッチバックをラインナップしなかったのだと・・・元オーナーとしては不本意ながら、そう思います。
ところが、WRCでの活躍で国内にも需要があるのだということがトヨタもわかったのでしょう。
同じくWRCを戦うインプレッサ、ランサーはベースモデルが人気となり、確実に売れていたわけです。
ソレならば、素直にカローラWRCベースの「E110系FX」を国内でも売れば良いのに・・・
で、以前から思っていることですが、カリブ・ロッソは国内にハッチバックを導入する試金石だったんではないか?と。
国内に無いハッチバックをいきなり導入するリスクは避けたい。
では、とりあえず国内に存在するセダンかワゴン=カリブにヨーロッパ顔をつけて、販売面でのインパクトを確認してみよう。
セダンでやるのは冒険しすぎるし、それならカリブだろう・・・とか。
ちょっとムリな推測ではありますが(汗)、トヨタって他メーカーのような冒険的なことしないですからね。
「石橋を叩いた痕跡」みたいな印象があるんですよ、ロッソって(汗)
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FX | 日記
Posted at
2010/06/27 21:56:04