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2013年02月09日 イイね!

初めての途中撤退@冬の笹谷峠.....

初めての途中撤退@冬の笹谷峠.....昨季は、一度も西洋かんじき(スノーシュー)を履かず仕舞いだった.....まぁ、いろいろあったから、それは仕方が無かったか.....。 

だが、今季こそは再び、冬場の心臓バフバフなトレーニング&自転車で使う筋肉群とかなり近いところのオフシーズン維持、さらに精神の開放というか静寂の中での自分との対話として、やっぱりコレだよなと。 

そう、こないだは軽く足慣らしにと西蔵王の裾野を徘徊し、感触は少し取り戻しておいた。 :-D

.....ってな訳で、この日は疾風@黒柴♂と一緒に、久し鰤に笹谷峠へアタックと♪

記憶が定かではないくらい冬季の笹谷峠は御無沙汰してたか.....、どうやら3年鰤なのか!?

ともあれ、ささっと準備をし、疾風♂をLA-RN4に乗せて離陸、いつものようにR286で関沢ICへ向かい、料金所の上のPスペースに到着。 なんと驚くことに、ほぼ満車状態!? どうやら、スノーシューイングが静かなブームらしいというのは本当なのかも。 :-)

雪がちらつく中、スノーシューを装着して出発。 冬季封鎖のゲートを越えて、高速道の笹谷トンネル入り口を左手に見ながら、ゆっくりと登り始める。 



旧街道の看板があるところから、林の中に入って行く。 時計は、この時点で13:00を示していた。



スノーシューと山スキーのトレイル、やはり先行者が結構いるようだ。 疾風@黒柴♂は、なにやらいろんな獣の臭いがする山ってのが大好きなので、もう、スイッチONの元気一杯!



標高もあって、気温が低いので雪は軽いが、深雪のラッセルでのヒルクライムはかなりの負荷なのだ。 早くも心拍は上がり&体の中はポカポカだぁ〜! まずは小休止を取り、フリースを脱いで、疾風♂も軽く補給♪

うぅ〜む、さすがにこの季節は雪がたっぷり、しかも、だんだん降って来る雪が増してきたなぁと思いながら、ゆっくりゆっくりと登って行く。 積雪が浅いところは、ビュー!っと突風が吹き抜けるようなところなので、そんな瞬間は流石の疾風♂も、そろそろ嫌気が差してきたのか、立ち止まってしまい、もう帰ろうよぉ~!?な視線でこっちを見始めたり......。 をいっ! ;-0



まぁ記憶がもはや定かではないので此処blogを辿ると、前回のソロが上記Linkの2010年02月13日以来で、なんと疾風♂と一緒に冬の笹谷にアタックするのは.....2009年01月24日以来の4年鰤かぁ~!? そりゃ、ワンコで3歳7ヶ月の時と、今の7歳7ヶ月ちょいって、犬年齢的にはエライ違いか.....。

さて、中頃から上になってくると、一段と雪が激しくなり、そして厳寒期の笹谷ってこうだよなという強い風が吹いている。

特に、林道ショートカットから旧R286に出ると、吹きっさらしの九十九折ヘアピンカーブでは雪が吹き飛ばされてしまってアスファルト路面に厚い氷層.....かと思うと、風裏では一気に数mの深い吹き溜まり! 首元まで雪に埋まって同じ高さになってるカーブミラーに映して、疾風♂と一緒のphotoなどもパチリ♪ ;-D



いやぁ〜、西蔵王とは別次元の、此処は天候次第で立派な冬山になるので、やはり万全の体調&それなりの装備じゃないとなぁーと改めて思いながら、ゆっくりと登る。

それにしても、突風が、時折かなり酷くなってきた。  

途中で、別パーティ2人組のスノーシューイング先行者が降りてきたので、挨拶をして上の状況を訊くと、笹谷峠の鞍部な県境はメチャクチャ暴風&吹雪らしい。 きっと4年前のこんな状況なんだろうなと、容易に想像が付く。

ともあれ、時間の余裕を見ながら、登れるところまで行ってみようと、ラッセルしながら、後ろに付いた疾風♂と登る。



それにしても、流石にかなり標高のある此処まで登り、さらに暴風と吹雪の中でラッセルしながら進むと、純毛の超良質な毛皮を着ている疾風♂も、この表情だ!? 黒柴ってより、こりゃもう、胡麻塩柴犬だぁ~。 :-0



まぁ、疾風♂、もう少し付き合えっ! :-0

ようやく、あと少しで峠の鞍部・県境への視界が開ける前の、最終ターンの九十九折あたりかなというところまで来たが、此処のメチャ深い数段の吹き溜まりの稜線が、思っていた以上に急角度な雪庇状に発達している!?



時計を見ると、針は14:00少し前、時間的には余裕は未だ残っていたので、進もうと思えば進めないことはなかったのだが.....きっと折り返しての帰りで更に雪庇状な角度がキツくなってくると、少々てこずるかもなと考え.....、ちと悔しい気持ちもあったけど、疾風♂の「もう勘弁!父ちゃん、帰ろうよー!!!」と訴えるような顔を見ていると(冒頭のphotoが、それ).....いつもならクッキリと見えるはずの高圧送電鉄塔も霞んで良く見えないような吹雪&視界なので、やはりここは無理せず、途中撤退、折り返して戻ることにした。 :-|



「さぁ、帰るぞぉー!」、この一声を聞いたとたんに、疾風♂は待ってましたとばかりに!?今度は俺が先頭だと、ぐいぐい引っ張りながら先になって降り始めた。 うぅ~みゅ、相当に今日のこの天候状況下では厳しかったようだな、やはり。

それにしても、つい十数分前に付けてきた筈の一人&一匹の足跡が上手くトレースできないほどすぐに新雪で埋まってるところと、比較的はっきりと自分達の足跡が残ってるところと、変化が激しい.....。

さて、元気に降りていく途中、疾風♂は何やら怪しい臭いに反応してか、ときおり黒い鼻先を深い新雪に突っ込んでいるが、それって冷たくないのかっ!? :-0



ぐははっ、黒鼻は霜焼けにならないんだね!



ともあれ、所々で急斜面をショートカットで、これぞスノーシューイングの醍醐味な深雪を煙のように巻き上げながら飛ぶように雲上ウォークダウン!なども交えながら、登りの倍以上の速さでドンドン降りていくと、やがて沢に掛かる小さな橋のところまで戻ってきた。



もう此処まで降りて来れば、上とは別世界で、風も雪もメチャクチャ優しく感じる。 :-)



この赤い『WILDLIFE PROTECTION AREA』(鳥獣保護区)の看板まで降りてきたところで、時計は14:50を示していた.....うぅ~む、途中撤退で折り返してから僅かに約50分である。

ここで、ソロで降りていた先行者に追い付いた。 料金所の上のPで声を掛けたら、なんと初めてという初老の方だったが、やはり、スノーシューイングは静かなブームなのかも。



さて、本当に下界は穏やかで楽だぁ~♪と実感しながら、ゴールのフェンスまで無事に帰還♪



Pに駐機していた母艦LA-RN4へ余裕で到着。 ;-D



スノーシューほか、装備を解き、手際良く雪を払って、撤収も完了♪



ちょいとばかし犬齢も感じてしまった疾風♂、すっかり母艦の中の定位置で.....山岳系ロード自転車乗りなら御馴染みな『ブラン・ポア・ルージュ』柄&りらっくま.....に超まったりだね♪♪

いやぁ~、初の途中撤退だったけど、これも良し、かと。 ;-D
Posted at 2013/02/28 12:54:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 体&心 | スポーツ
2013年01月23日 イイね!

部屋の中でも低温障害!?

部屋の中でも低温障害!?こう冷え込む日が続き、しかも今や我が家はカミさんが逝ってしまってからというもの、平日って、ただ一匹、疾風@黒柴♂が留守番をしてるだけなので、冬になっても日中はストーブを焚くこともなくて.....晴れて日差しが入ることも少ないと.....室内でも恐らく、上がっても一桁台の気温で推移してるようだ。

その影響が端的に現れてるのが寒さに弱いコーヒーの木と.....バナナだ。

特に自転車乗りにとって最も重要な(!?)果物の一つであり、糖質とヴィタミン群やミネラルもバランス良く含む完全食品.....最近では、特に鬱予防とか快眠導入に有効とか.....トリプトファン>セロトニン>メラトニンの連鎖をきっちりと機能させるには、このバナナを食べて、牛乳を飲んで、朝の太陽の光を浴びながら有酸素運動ってのが、とっても良ぉ~く効くってことらしいので、まず、我が家では常備していて、ほとんど毎日欠かさず食べている。 :-)

この、バナナがここんとこ、買って来てから少しすればシンナムアルデヒドを主成分とした芳香を増しながら黄色く追熟して『旨いぞサインの雀斑』が出るどころか、なんと低温障害で黒ずんでしまうのだ! ;-0

うぅ~む。

今年から急に味覚が大人になったのか、これまで林檎しか果物は食べなかった疾風♂、今や、葡萄も柿も、西洋梨も、驚くことに蜜柑まで食べるようになったが、このバナナだけはどうも苦手なままなので「俺は別に、バナナが熟さないままに黒くなっちゃっても関係ないさ!」と素っ気無いが、こっちとしては旨いバナナって大切なんだよな。 :-(
Posted at 2013/01/25 12:29:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 体&心 | 暮らし/家族
2013年01月19日 イイね!

落胆的実感也体力低下.....

落胆的実感也体力低下.....こんな快晴に、家で燻ってるのは余りにも勿体無いぞっ!ということで、たぶん、恐らく、いや間違いなく二年鰤(....まさか三年鰤ぢゃないよなっ!?のはず.....)に、スノーシューイングに行こうと出撃準備に取り掛かった。

まずは、サーモスで持って行くべく『六根浄ブレンド』のコーヒーを円錐型紙濾過方式にて抽出して詰め、朝の散歩途中に調達してきたパンを切って.....この時点で、鋭く勘の働く疾風@黒柴♂は、早くも空気を読んで私の動きを察知! これは、きっと.....「とーちゃん、お山ですねっっっ!!!」とばかりにソワソワしだして、やつの補給食となるお気に入りのビッケ(わんこビスケット)やら、ジャーキーだの、サラミスティックだの....ショワショワの袋に入れてると、総員出撃準備急げっ♪とばかりに尻尾を振りながら私の背後から前脚で連続の蹴り技を繰り出して急かす。 ちょっと待てっ!.....リール式のロングリードは何処に仕舞ってたんだ?

ともあれ、ガレージに仕舞い込んであったスノーシューとポールを引っ張り出し、レザーのスキーグラブと、これは普段使いの透湿素材のスパッツ&Gore-Tex合羽上下をLA-RN4に放り込み、疾風@黒柴♂搭乗仕様にタオルケットetcを敷いて、準備完了! もう待ってられません状態の疾風♂と乗り込み、いざ離陸っ。

まぁ暫く鰤な足慣らしなので、向かうところは.....いつもの西蔵王方面♪ しかし、これまたいつものPに駐機する頃には、さっきまでの綺麗な快晴の青空は.....曇っっちゃってたぁ〜!?(少々残念)  ともあれ、里山とは言え冬の天候は変わりやすいのが常なので気にせず、スノーシューを履いて、ゆっくりと疾風♂と一緒に歩き出す。

登り始めの下の方では気温が少し上がったのか重たく湿り気があるものの、雪の量としては結構あり、早くも気合の入った疾風♂は、もう久々の里山だからこその獣の臭いに興奮を抑えられない。 そっちこっちと雪の中を走り回りながら、どんどん先行してくれる。 ルートはいつもの林道で、そうだよなと思い出しながら登っていく。 どうやら複数の先行者がいるようで、何タイプかのスノーシューの足跡をトレースする格好で、ゆっくりと30〜40cmほどの雪を踏み締めながら歩いていくと、徐々に、はぁはぁという呼吸になり、心拍数も上がってくる。

静寂の中、なんとも空気が旨く、爽快な汗を少しかきながら.....野兎などの獣の足跡を目で追いながら.....やっぱり、スノーシューで歩く里山は独特の愉しさだ。 ;-)

しばらく登っていくと獲得高度に従って気温も下がり、だんだん雪質は軽くなるのだが深さも増すので脚への負荷は大きくなってくる。 もはや私と同年代に差し掛かってる疾風♂は、先頭切ってのラッセルは.....「はいぃ〜此処まで!先頭交代、とーちゃん宜しくっ!」とばかりに、早くも私の後ろに回って付いてくる格好で体力の消耗を抑えながら、雪に鼻を突っ込んだりして獣の臭いを楽しんぢゃお〜モードだ!? うぅ〜む、賢いな。

途中で小休止を数回取りつつ歩みを進め、少し視界が開けるところを抜けると、見慣れた高圧送電鉄塔に差し掛かる。 その下を通りながら更に登り、ヘアピンカーブでは数箇所、林道から外れて急斜面をショートカットで負荷を掛けてみるが、いやぁ〜やはりここのところ自転車オフシーズンのさぼりが如実に露呈.....呼吸も荒く、心拍も一段と高くなり、汗だくだく!

さて、いつもの補給ポイントまで来たので、眼下に広がる山形市街を眺めながら、しっかりと疾風♂も一緒に補給をして、セルフタイマでphotoもパチリ♪



脚を止めて汗が引くと、やはりあっというまに冷えるので、再び登り始めることに。 少し行ったところで、これまた、いつものように途中から、たで沼へ左折するルートに。 たで沼を過ぎたその先は、急斜面を一気に登って、やがてTV塔群の見える広場に出た。



そこから更に、カブトムシ養生中の看板を右手に見ながら進み、フィールドアスレチックの遊具がある広場を抜けて、メインの通りに出た。 此処まで来ると、先行者の足跡は無く、全くのバージンスノーの深雪ラッセルだ! もう、疾風♂は先頭は全く引かずに、ひたすら私がラッセルする後を付いてくるのみ.....まっ、解かるけどね、いくら四本脚の4WD爪スパイク装備でも胸まで深い新雪では、元気なワンコだって草臥れちゃうもんな。

ともあれ、もう少し進み、TV塔の展望台への細い階段路へ左折、最後の急な登坂に.....いやしかし、こんなにキツかったっけ!? 今回は久し鰤のスノーシューイングで、足慣らしなんだから.....時計を見るとだいぶ時間も掛かってるし.....というのを言い訳に、最後の急斜面は少し登ったところでUターンして引き返すことにした。



深雪の急斜面を、やや後傾姿勢にして左右の太腿を交互に大きく上げながら一気に降るのは、これぞスノーシューイングの醍醐味の一つ、雪煙を巻き上げながらまるで分厚い雲を駆け降りる感じが興奮する♪

ややへばり気味だった疾風♂も、「さぁ帰るぞー!」という声を聞いたとたんに、それはもう元気一杯に先頭に出てハイペースで下って行くのには笑ってしまった。 ちゃんとついて来てるかなと時々振り返る疾風♂、その後を心地よい疲労感とともに追いかけるように順調に降りてPに戻り、撤収。

いやぁ〜、やっぱりスノーシューイングは愉しいなと再確認の足慣らしであった。 :-D

#翌日は、御約束で、太腿付根部の筋肉痛.....これはロード自転車で追い込んでクランク回して走ったときに近いヤツなので、やはり自転車に乗れない冬季の山形では有効なトレーニングにもなると、これまた再認識だ。
Posted at 2013/01/24 21:23:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 体&心 | 暮らし/家族
2013年01月16日 イイね!

如何に悲しからむ悔しからむ.....

如何に悲しからむ悔しからむ.....余りに突然の訃報に、ただただ吃驚、俄かには信じ難かった。

拙blog此処へのコメントで、よっしゃんからinfo.をいただき、我が目を疑い、即座に「天の戸」さんのblogをチェック.....迂闊にも、ここんところワッチしていなかったのだ。
こともあろうか、うちのカミさんの10回目の月命日の前日に逝去されていたとは.....。

.....本当に信じたくないのだが、すでに初訪問から一昔遥かに越えて毎年毎年、定点観測として御邪魔して異業種交流会化し、春と夏の2度のロード自転車でのソロ・ツーリング襲撃を入れると通算では20回近く訪問、逝ってしまったうちのカミさんも「美稲」(うましね)が大好き&疾風♂と一緒に蔵にも行って歓待されたこともあり、四十九日納骨法要に際しては御引物の酒は絶対に此処だろうと相談しに行き、その3/31に会ったのが、なんと、最後になってしまった。

あの、「まぁまぁまぁ、出羽さん今年も、よく来たねぇ〜!(実際は横手弁で...こどしも、よぐおざったなぇ〜...だったように記憶)」という、人懐っこい笑顔の柿﨑秀衛社長(浅舞酒造・「天の戸」蔵元)には、もう二度と会えなくなってしまったのだ。

これまで東北を中心に50以上の蔵見をした私にとっても、「天の戸」さんは唯一無二の特別な蔵。 これまで、どんなに多忙でも、柿﨑社長の笑顔と、森谷杜氏の爆笑トーク&現場改善、蔵の皆さんの活気を貰いに.....お邪魔してきた。 蔵で遅くまでワイワイやった後の定宿での二次会にも、柿﨑社長と森谷杜氏はよく来てくれて、様々な熱い話が飛び交った。 もう、あの柿﨑社長のニコニコ笑顔が見られないなんて.....。

まさに、痛恨の極み。

ただただ御冥福をお祈りするほかないのだが.....。

それにしても、まだまだやり残した事も多いはずの満55歳の若さで逝かれてしまった御本人の無念さ、さらに何と言っても最愛の奥様の悔しさと悲しさと寂しさを思うと.....昨年の3/9末期癌の宣告から僅か数日で最愛の伴侶・うちのカミさん@50歳と少しを突如として失ってしまった私としては、もうそれは決して他人ごとではなく.....。 私は、あれから僅か10ヶ月では埋まる訳もない大きな孔が心に空いたままなのに、更に、この度の柿﨑秀衛社長の突然の訃報、もう深い溜息をつくばかりだ。

ほんとうに、ほんとうに涙が溢れて止まらなかった。

どうか、安らかにと......御冥福を祈るしかないのが、あまりにも悔しく、悲しい。(合掌)

土曜日は、もう、居ても立ってもおられず、天に昇られる前に一目お会いしようと最後のお別れに馳せ参じた。 大雪の悪天候の中、早めに出掛けたのでなんとか滑り込めたが.....ぼろぼろに泣いて泣いて、涙が止まらなかった。 白雲の上に昇って逝かれるのをお見送りして.....。

そしてこの日は、葬場祭(神式の御葬式)。
まだ真っ暗な早朝に疾風♂を叩き起こして夜明け前の散歩を済ませ、再び愛機ZE1を駆って大雪の県境を越え、秋田県横手市平鹿町浅舞へ向かった。

それはそれは、とても多くの方々が、柿﨑社長への断ち難い想いを胸に、集まって来られていた。 会場では、「北の盆」えのもとさんが見つけてくれ、隣に着席。
雅楽の調べで厳かに始まり.....もう最初っから涙が溢れて駄目だった.....ポケットから取り出したハンカチは、ぐしょぐしょだ.....。

最強のタッグで心血注いで「美稲」を生み出した盟友・森谷杜氏の弔辞.....、我が娘と同じ御名前の真ん中の娘さんを含む三姉妹のお別れの言葉.....、そして10ヶ月前に私も如何に悔しく悲しく寂しいものか身をもって知った最愛の伴侶を失うことを、そう簡単には受け入れられない奥様の最後の喪主挨拶.....一つひとつの言葉を噛み締めるように聴いて、ただただ、涙を流すしか、すべがなかった。



そう、泣くしかないんだったよなと、我が事を思い出して、泣いた。

泣いて泣いて、もう泣いて泣いて.....やがて、顔を上げて、そして家族の皆で力を合わせて、前に進もうと思えるようになるはずだから。
私には、解かる。

お悔やみのお返しにと頂戴してきた四合瓶のお酒 『行雲流水』は、もちろん、うちのカミさんの仏壇に供えた。

土曜日に蔵で購って来た「夏田冬蔵」&「吟泉」はもとより、幻化の噂もしきりの「純米精撰」、さらに「北の盆」、もちろん森谷杜氏の揮毫による『疾風』や『カミさんの名前』ラベルの「美稲」.....これは長期熟成体勢か!? いまや仏壇の前に林立する酒瓶に締める「天の戸」の占有率は、圧巻だ。



一生付き合っていける本当に旨い&本物の酒を造り続けたいんだという、酒米と酒それぞれの造り手の思い。

そして、それに共鳴すべく大和民族の酒文化を深く理解し、能書きだけではない&口先だけではない本気応援団の一員である呑み手として、柿﨑社長と森谷杜氏と蔵の皆さんが生み出した「美稲」を、永く、永く、永く.....呑み続けていきたいと思う。

それが、まずは、一番の供養になると.....。

どうか柿﨑秀衛社長、白い雲の上で、先に逝って待ってるはずのうちのカミさんにも、再び微笑みかけて「美稲」を勧めてください。

御冥福をお祈り致します.....。(合掌)
Posted at 2013/01/17 21:38:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 体&心 | 暮らし/家族
2013年01月13日 イイね!

51回目を祝うはずだったのに.....

51回目を祝うはずだったのに.....生きていれば、この日は、うちのカミさんの誕生日を祝うんだったのに、残念ながら、それはもう叶わぬ事になってしまっている。

いつもなら.....今回は何をプレゼントしようか.....とか、何を食べに行こうか.....とか、どんなワイン&お酒を一緒に呑もうか.....とか、ケーキは何処のにしようか.....とか、いろいろ愉しく悩むことが出来たのに。

今となっては、ただただ、深い溜息をつくばかりか.....いや、そんなことはない。

ちょうどこの日、早朝から隣の寒河江市に出掛けて某ボランティア活動をしての帰路に、うちのカミさんがお気に入りだったパン屋を思い出したので寄ってアレコレ買って来たのを供え、私ももちろん娘や友人の方々からの花もたくさん飾って、それはそれは仏壇のまわりを賑やかにしてあげた。

きっと、見えてると思う.....。

疾風@黒柴♂も、何か感じるだろ?
Posted at 2013/01/22 21:49:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 体&心 | 暮らし/家族

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