
Eunos/Mazda Roadsterの編隊を見送った後は、釜房湖畔みちのく公園休憩所で少々休息しながら、さてこれからどうしようかなとプランを考えていると、仙台方向からロードが一台走ってきた。なんとなく私より少し人生のベテランだけど本格的に自転車を乗り込んでるようでもない雰囲気の方.....挨拶をして二言三言交わし、互いに気をつけてツーリングを♪と。
こういう如何にもバリバリじゃない感じで体と心の健康のためにゆったりと入門クラスのロード自転車で少し遠乗りする老若男女を、もっと多く見かけるようになれば何となく良いなぁ〜と思う。 そのためには道路行政を含めた環境整備はもちろん、『Eco & Healthy Way of Life』の物心両面からの啓蒙と醸成がないとイケナイ!!! :-)
さてさて、ここからどうしようかな.....いろいろ案はあったのだが、結局、今日は初のコースで涼しい景色を求めてのソロツーリングを楽しんでみようと、秋保大滝を目指すことにした。 空は快晴、まだ10:00amちょい前だが、すでに夏の太陽がジリジリ照り.....まずは釜房ダムへ。
堤体の上を走り、ダム管理事務所の裏を回って、.....クルマだと気がつかずに通り過ぎてしまうのだが、この釜房ダムの堤体から放水口に至る全体をしっかりと見るのって初めてだ。
さて、釜房から秋保へのルート、クルマでは数度通ってはいるが、自転車で走るのはたぶん初めて.....けっこうキツイ斜度の坂でいきなりのup&down。 が、登りは急でも、そう長くはなさそうとダンシングを少し入れつつ景色を楽しみながら.....早くも汗ボタボタ!.....こりゃ考えてたよりかなりキツイなぁ〜などと思いながら越えて秋保湯元へ出た。 そのまま温泉街を通り抜け、西へダラダラ登って旧道を進むと天守閣自然公園を過ぎたあたりから交通量はぐっと少なくなり、自転車天国の風情になる。 ここからはなかなか走りやすい!
さらにダラダラと登っていくと神ヶ根温泉手前あたりで、道なりに右へ名取川畔にヘアピンカーブで下る.....と何やら子供たちの歓声が聞こえ、道路脇には駐車スペースがあり満車!?になってるところにさしかかる。 なんでだろーと思いながら進んで名取川に架かる橋の上から見ると、清流に立ち込んで長い竿で鮎を狙ってる釣人、さらに離れて奥の方には川遊びに興ずるたくさんの子供連れファミリが.....青空、夏のカンカン照りの日差しの下、とても涼しそう&楽しそうに遊んでいる♪
橋を渡って再び登ると県道62に出るので、左折して西へ進むが、流石にこの好天のせいか仙台から秋保大滝方面へ向かう交通量はけっこうあるので少々気疲れしながらクランクを回す。 相変わらずカンカン照りの好天なので、これまた体力を消耗するのだが、こまめにボトルのドリンクで水分を摂りながら走る。
途中で道路標識は国道457になってるが、そのまま少し進むと秋保中学校から再び標識は県道62に戻る。 ここから秋保大滝まで何kmあるのかは正確には解らないまま、とにかく西へ西へと走ると、やがてまたけっこうなup&downが現れる! 好天過ぎてジリジリなので無理し過ぎないように、淡々とマイペースで走ることが大切だ。 途中、数台のロード乗りとすれ違いながら、やがて秋保大滝まであと一桁kmという看板が出て来るのでひとまずやれやれと.....そのまま上り坂をそこそこのペースで登っていくと.....をぉ、遂に秋保大滝不動尊に到着。 ;-D
この奥に、目指す秋保大滝があるはずと、愛機ロードを大銀杏の木の看板の脚にロックして駐機、階段の散策道を降りて行くと滝見の展望台に至る。 流石に滝を見に来てる観光客で凄く賑わっているので、写真を撮るのも順番待ち状態!? いやぁ〜しかし見事な名勝『秋保大滝』(あきゅうおおたき)は巾6mで落差はなんと55m! 流石は日本の名滝百選の一つ、かなりの大迫力で見応えがある。
しばらく、その涼しそうな景色を楽しんで時計を見ると、もう昼近くになっている。 滝見の茶屋で「甘酒」と看板にあり、それなりの値札が掲げられていたので麹で造ったものか?と店の人に聞いたが残念ながら麹造りではないとの返答なので頼まずに散策道を戻り、まずはレストハウスでソフトクリーム補給♪ いやぁ〜染み入る涼味、ただ完全に観光地品質&観光地価格なので.....まぁ、補給と割り切ればそれなりにと.....。
さて、ここから山形へ戻るのだから早めに昼食を摂ろうかと、せっかくだから20年以上鰤に「たまき庵」さんに入ってみることに。冷たい饂飩が食べたいなと思ったのだがあいにくと今日はやってないと言われ、ガッカリ.....しかたなく田舎ざるにしたが昔と変わらぬ超太い蕎麦、噛み締めながら味わい、蕎麦湯もしっかり塩分補給して昼食チャージは完了!
いよいよ帰路につくのだが.....このカンカン照りの超好天の中を再び大きく回り、川崎町へ戻って更に笹谷峠を登り返すのもちょいと大変かなぁ〜と考えて.....、結局は国道457で北上し、作並から関山トンネルを使う国道48で天童を経由で山形へとルーティングして走り出す。
まずは来た道を仙台方向へ戻り、国道457を左折して北へ、上愛子で作並街道・国道48に入り、北西にだらだらと登っていく。流石に幹線国道なので大型トラックや大型観光バスがひっきりなしに走っているわ、盆休みUターンで不慣れな他県ナンバの自家用車も危なっかしいわ.....、去年走って痛感してたのを思い出したが、道幅も余裕ない上に路面がガタガタで継ぎ目も酷く、まったくもって気持ちの良いものではない。 ;-(
西仙台ハイランドの入口を過ぎ、作並温泉を目指して登っていくのだが、やはり好天過ぎの消耗で少々疲れが出てきてるかなぁ〜と思っていたところに「ニッカウヰスキ宮城蒸溜所 見学歓迎」!との看板が目に入ってしまい、をぉ、これはバッカス(酒神)の恵み!冷房の効いた部屋で涼めるはず.....時間的にも余裕があったので無理&躊躇せずに逃げ込むようにと、ゲートをくぐってみた。 ;-)
工場の敷地内はとても良く整備され気持ちが良い環境で感心しながら進むと、大型バスの団体から盆休みで観光してる個人ファミリまでが大勢見学に来ている。 聞けばこの盆休み期間でも1000人/dayの見学者が来ているのだとか。 ちなみにロード自転車で行っても車両の運転者であるから、アルコール摂取しないように厳格に管理されるので、ニトロ注入は不可能である。 工場内の見学ツアー終了後の試飲&売店コーナでは、特別なシングルモルトの芳醇な香りだけをチェック!ながら樽熟成の妙味についてベテラン担当者の方から詳しく話を聞いたりと、蒸留酒にも興味のある私は十分に楽しめる。 今回は純粋に涼ませてもらい、新川川(にっかわがわ)の仕込水やジュース&お茶で水分補給してシッカリ休息することが出来たのは非常にありがたかった♪
さて、時計を見ると15:00を回り、十分に休息もできたので再び走り出す。 少し雲が出てきていて、暑さが緩和されているので走り易いなぁ〜と感じながら登る。 作並温泉を過ぎ、いよいよこれが二度目の関山トンネルだ。 サドルバッグに装着したテイルフラッシャ&ヘルメットの後ろに付けたフラッシャとダブルで点灯してトンネル内を走るのだが,仙台から山形方向は幸いなことに下りなので、ガシガシとペダルを踏んでそれほどクルマの流れにもストレスを掛けないスピードで通過出来る。
無事に関山トンネルを通過して県境を越え、山形県へ入ってからは荒れた路面の振動を除けば快調な下り、最終補給ポイントの盆休み最終日で大賑わいな関山・大滝ドライブインで小休止。 ここでも涼しげな大扇状に広がる滝を見て、まずはここまで来れば一安心と。 ;-)
その後は緩やかな下りと追い風に乗り、快調に飛ばして天童へ、さらにいつもの県立中病院前の広い県道を使って南下、山形市内へ戻り無事に着艦した。 この日は距離としてはそれほどでもなく132.1kmしか走ってなかったが、やはりジリジリ真夏の日差しの中での消耗は厳しかったなと再認識.....。 :-0
自宅へ戻ると.....Eunos/Mazda Roadsterのミーティングからエコーライン経由で寄港した息子のレーシングストライプ入りなNA6CEと再会.....。
ともあれ、互いにお疲れさまと♪ ;-)
Posted at 2009/09/03 23:04:13 | |
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