
昨季は、一度も西洋かんじき(スノーシュー)を履かず仕舞いだった.....まぁ、いろいろあったから、それは仕方が無かったか.....。
だが、今季こそは再び、冬場の心臓バフバフなトレーニング&自転車で使う筋肉群とかなり近いところのオフシーズン維持、さらに精神の開放というか静寂の中での自分との対話として、やっぱりコレだよなと。
そう、
こないだは軽く足慣らしにと西蔵王の裾野を徘徊し、感触は少し取り戻しておいた。 :-D
.....ってな訳で、この日は疾風@黒柴♂と一緒に、久し鰤に笹谷峠へアタックと♪
記憶が定かではないくらい
冬季の笹谷峠は御無沙汰してたか.....、どうやら3年鰤なのか!?
ともあれ、ささっと準備をし、疾風♂をLA-RN4に乗せて離陸、いつものようにR286で関沢ICへ向かい、料金所の上のPスペースに到着。 なんと驚くことに、ほぼ満車状態!? どうやら、スノーシューイングが静かなブームらしいというのは本当なのかも。 :-)
雪がちらつく中、スノーシューを装着して出発。 冬季封鎖のゲートを越えて、高速道の笹谷トンネル入り口を左手に見ながら、ゆっくりと登り始める。
旧街道の看板があるところから、林の中に入って行く。 時計は、この時点で13:00を示していた。
スノーシューと山スキーのトレイル、やはり先行者が結構いるようだ。 疾風@黒柴♂は、なにやらいろんな獣の臭いがする山ってのが大好きなので、もう、スイッチONの元気一杯!
標高もあって、気温が低いので雪は軽いが、深雪のラッセルでのヒルクライムはかなりの負荷なのだ。 早くも心拍は上がり&体の中はポカポカだぁ〜! まずは小休止を取り、フリースを脱いで、疾風♂も軽く補給♪
うぅ〜む、さすがにこの季節は雪がたっぷり、しかも、だんだん降って来る雪が増してきたなぁと思いながら、ゆっくりゆっくりと登って行く。 積雪が浅いところは、ビュー!っと突風が吹き抜けるようなところなので、そんな瞬間は流石の疾風♂も、そろそろ嫌気が差してきたのか、立ち止まってしまい、もう帰ろうよぉ~!?な視線でこっちを見始めたり......。 をいっ! ;-0
まぁ記憶がもはや定かではないので此処blogを辿ると、前回のソロが上記Linkの2010年02月13日以来で、なんと
疾風♂と一緒に冬の笹谷にアタックするのは.....2009年01月24日以来の4年鰤かぁ~!? そりゃ、ワンコで3歳7ヶ月の時と、今の7歳7ヶ月ちょいって、犬年齢的にはエライ違いか.....。
さて、中頃から上になってくると、一段と雪が激しくなり、そして厳寒期の笹谷ってこうだよなという強い風が吹いている。
特に、林道ショートカットから旧R286に出ると、吹きっさらしの九十九折ヘアピンカーブでは雪が吹き飛ばされてしまってアスファルト路面に厚い氷層.....かと思うと、風裏では一気に数mの深い吹き溜まり! 首元まで雪に埋まって同じ高さになってるカーブミラーに映して、疾風♂と一緒のphotoなどもパチリ♪ ;-D
いやぁ〜、西蔵王とは別次元の、此処は天候次第で立派な冬山になるので、やはり万全の体調&それなりの装備じゃないとなぁーと改めて思いながら、ゆっくりと登る。
それにしても、突風が、時折かなり酷くなってきた。
途中で、別パーティ2人組のスノーシューイング先行者が降りてきたので、挨拶をして上の状況を訊くと、笹谷峠の鞍部な県境はメチャクチャ暴風&吹雪らしい。 きっと
4年前のこんな状況なんだろうなと、容易に想像が付く。
ともあれ、時間の余裕を見ながら、登れるところまで行ってみようと、ラッセルしながら、後ろに付いた疾風♂と登る。
それにしても、流石にかなり標高のある此処まで登り、さらに暴風と吹雪の中でラッセルしながら進むと、純毛の超良質な毛皮を着ている疾風♂も、この表情だ!? 黒柴ってより、こりゃもう、胡麻塩柴犬だぁ~。 :-0
まぁ、疾風♂、もう少し付き合えっ! :-0
ようやく、あと少しで峠の鞍部・県境への視界が開ける前の、最終ターンの九十九折あたりかなというところまで来たが、此処のメチャ深い数段の吹き溜まりの稜線が、思っていた以上に急角度な雪庇状に発達している!?
時計を見ると、針は14:00少し前、時間的には余裕は未だ残っていたので、進もうと思えば進めないことはなかったのだが.....きっと折り返しての帰りで更に雪庇状な角度がキツくなってくると、少々てこずるかもなと考え.....、ちと悔しい気持ちもあったけど、疾風♂の「もう勘弁!父ちゃん、帰ろうよー!!!」と訴えるような顔を見ていると(冒頭のphotoが、それ).....いつもならクッキリと見えるはずの高圧送電鉄塔も霞んで良く見えないような吹雪&視界なので、やはりここは無理せず、途中撤退、折り返して戻ることにした。 :-|
「さぁ、帰るぞぉー!」、この一声を聞いたとたんに、疾風♂は待ってましたとばかりに!?今度は俺が先頭だと、ぐいぐい引っ張りながら先になって降り始めた。 うぅ~みゅ、相当に今日のこの天候状況下では厳しかったようだな、やはり。
それにしても、つい十数分前に付けてきた筈の一人&一匹の足跡が上手くトレースできないほどすぐに新雪で埋まってるところと、比較的はっきりと自分達の足跡が残ってるところと、変化が激しい.....。
さて、元気に降りていく途中、疾風♂は何やら怪しい臭いに反応してか、ときおり黒い鼻先を深い新雪に突っ込んでいるが、それって冷たくないのかっ!? :-0
ぐははっ、黒鼻は霜焼けにならないんだね!
ともあれ、所々で急斜面をショートカットで、これぞスノーシューイングの醍醐味な深雪を煙のように巻き上げながら飛ぶように雲上ウォークダウン!なども交えながら、登りの倍以上の速さでドンドン降りていくと、やがて沢に掛かる小さな橋のところまで戻ってきた。
もう此処まで降りて来れば、上とは別世界で、風も雪もメチャクチャ優しく感じる。 :-)
この赤い『WILDLIFE PROTECTION AREA』(鳥獣保護区)の看板まで降りてきたところで、時計は14:50を示していた.....うぅ~む、途中撤退で折り返してから僅かに約50分である。
ここで、ソロで降りていた先行者に追い付いた。 料金所の上のPで声を掛けたら、なんと初めてという初老の方だったが、やはり、スノーシューイングは静かなブームなのかも。
さて、本当に下界は穏やかで楽だぁ~♪と実感しながら、ゴールのフェンスまで無事に帰還♪
Pに駐機していた母艦LA-RN4へ余裕で到着。 ;-D
スノーシューほか、装備を解き、手際良く雪を払って、撤収も完了♪
ちょいとばかし犬齢も感じてしまった疾風♂、すっかり母艦の中の定位置で.....山岳系ロード自転車乗りなら御馴染みな『ブラン・ポア・ルージュ』柄&りらっくま.....に超まったりだね♪♪
いやぁ~、初の途中撤退だったけど、これも良し、かと。 ;-D
Posted at 2013/02/28 12:54:55 | |
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