
さて、レディオベリーFM栃木の実況中継を聴きながら、腕時計の針がスタート時刻を指すのを今か今かと待っていると、アナウンサの声も一段と高まり、いよいよメインであるサイクルロードレースJapanCup2014の火蓋が切られた。
今回は果たして、どんなレース展開になるのか…いつもながら堪えられない興奮を味わえるのは、何と言ってもこの宇都宮森林公園のレース会場に自らの脚を運んだファンだけのもの♪
まぁ、このJapanCupに限らず、周回コースでの長丁場の場合、メチャクチャ気合の入る真の勝負所は…なんと言っても最終盤の残り数周なので…序盤は若手選手たちのアピールや山岳ポイント狙いにフォーカスしての応援&観戦なんだよね♪…などと、ゆったり構えて古賀志の登りに、観戦するファンたちの声援と共に現れる最初の周回をワクワクと待った。
やがて、いつものように先導車とサポートオートバイが駆け登って来たのに続いて先頭集団が…なにっ!?
なんと、先陣切って飛ぶように激坂ワインディングを駆け上ってきたのは、我らが土井雪広選手ではないか!! ;-0
いやぁ~、まさか先頭で我々応援団の前に現れるとは思いもよらなかったので…前半はいつもメイン集団の中頃で余裕綽々の走りっていうのが定番なレース運びのはず…、当方はすっかり油断してて絶好のphotoシャッタチャンスも逃してしまい、ただもう「土井ちゃぁ~ん、行けぇー!!」と叫ぶしかなかったのであった!!!!!
いやしかし、本当に驚いたなぁ~もう♪
それにしても、毎回ながら、ほんの数十cmの眼前を、TVのブラウン管の向こう(拙庵の機材はいまだに最終バージョンのSONY製HDトリニトロンチューブCRT、そう、まだブラウン管なのである!!)の世界のトッププロレーサたちが、マッサージオイルの微かな芳香を漂わせながら駆け抜けて行くのを応援できる、この興奮はロードレースファンにとっては無上の喜びだ♪
今回が、人生において初観戦&初応援となる、前日に千葉県からロード自転車で自走にて駆けつけていたbasewoさん御夫妻は揃いのチームキャップを仲良くかぶって(羨)、これまた凄い興奮ぶりにて熱い声援を飛ばしていた。 ;-D
周回を重ねる中、土井雪広選手からは、これまた御約束の…そう、こちら目掛けて特製ドリンクの入ったボトルを投げて貰ったり…まだまだ、土井ちゃんも余裕、笑顔でレースを楽しんでいる!?
序盤では、チームメンバのホセ・ヴィンセンテ選手を4人からなる逃げグループに送り込んで、チーム右京の主将格とも言うべき我らが土井ちゃん(土井雪広選手)はメイン集団の好位置をキープで周回を重ねる。
いやぁ~、それにしてもメチャ格好いいなぁー!!
JapanCupもそうだが、周回形式のロードレースの場合、プロトン(集団)が駆け抜けて行った後は、緊迫した空気が緩んで、次の周回までの間に観客たちが特設売店に買出しに行ったり、観戦場所を変えるために和やか&けっこうな往来がある。 そんな中、TDF仕様の疾風♂は凛々しくも愛嬌を振りまいている。
そうこうしてるうちに、次の周回が、再び熱い声援の波動が激坂の下から上がってくるのと同時にやって来る。
うぅ~む、此処に来ない限りはTV画面の向こうにしかいない級の、世界トップクラスなプロ・ロードレーサたちの熱く戦う雄姿は何度見ても興奮するぅ♪ ;-D
このジャージのレプリカを纏った女性ファンも多数見かけた、大英帝国はマンチェスタを本拠地に活躍するTeam SKYがプロトンをコントロールして逃げグループとの時間差を詰め始める展開か。
それにしても、いつもながらこの激坂を飛ぶように駆け上っていくスピードは驚異的と言うしかない。 どれだけの激坂か興味あるロード乗りならば、是非とも一度は愛車を駆って自分の脚で、この古賀志林道を含む周回コースを走ってみてほしい。
2009年のフリーライド参戦では、憧れのイタリアチャンピオンなイヴァン・バッソ選手を始めキラ星の如くな欧州プロレーサ達と一緒に走った夢のような時間が実に懐かしい。
さて至福の興奮は、この躍動感溢れるプロトンの迫力っ!
この周回では、プロトンの中でTrekのフミー(別府史之選手)と土井ちゃんは併走.....まだまだ余裕を感じるねぇ♪ ;-)
それにしても、この至近距離での観戦&応援が、実にまったくのロハでっていうのは公道レースなプロスポーツのたまらないところだ。
さて、中盤における見所の一つは山岳賞!
6周回目、ついにチーム右京のホセ・ヴィンセンテ選手がKOMポイントへ向けて駆け上がるっ。 みごとにこの周回での山岳賞を獲得!!
この迫力、そしてシャーと響くスピード感溢れる最強ロードバイクの走行音!
疾風♂も、興奮の表情で応援だぁっ♪
そろそろ終盤へ向けての動きが出て来たのか、逃げグループも、メイン集団も、有力な欧米プロレーサ達が一段とコントロールを強める.....
そんな中、なんと言っても最高峰『グランツール』な欧州プロレース歴戦の経験者には、ひときわ大きな声援を…
フミー!!
ユキヤっ!! (新城幸也選手)
そして土井ちゃん!!!!!
終盤を迎えつつある頃、KOMポイント周辺では来日直前のアクシデントでレース参戦はキャンセルとなっていたファビアン・カンチェラーラ選手が応援に駆けつけ、盛り上がっていたらしい.....。
いよいよ残り2周を残すのみとなると、周回ラップもグンっと上がり…さあ、此処からが本当の勝負なのだが、うぅーむ、ますます厳しい展開か…。 このレースが引退試合となる宮澤選手にも声援を送りつつ注目していると.....逃げグループとメイン集団の時間差も1分を切ったらしい.....いや遂に吸収されたか.....。
そしていよいよ迎えた、最終周回での古賀志の登り.....
もう限界を超えたような、しかし死力を振り絞ったプロロードレーサ達の登りは凄まじい迫力だ。
厳しさも最高潮になり、メイン集団なプロトンもばらけてしまって.....
なんとか最後の力を振り絞る最終周回の3人へ、再び渾身の声援を送るっ!
フミー!!
ユキヤっ!!
土井ちゃん!!!!! 土井っちゃぁーん!!!!!
#力を振り絞った激走のスピードに対して、大声で応援しながらのコンパクトデジタルカメラによるphotoは、めちゃブレブレ&ピンボケ.....御容赦のほど.....。
そんなこんなで、有力選手達が登り去ったのを見届けると、ラジオの実況中継を聴きながら応援陣地の撤収に…。
最終スプリントでゴールになだれ込む様子を聴きながら、古賀志の激坂を疾風♂を連れ、幟や横断幕などの応援機材を携えた我らが土井ちゃん応援団メンバ皆さんと一緒に降りた.....。
結局、最終スプリントでは、どうやらガーミン・シャープのダニエル・マーティン選手の献身的な追走が大きく貢献して、二度目の優勝に輝いたのは同チームのネイザン・ハース選手だったらしい。
スタート&ゴール地点まで降りた頃には、すでに表彰式で盛り上がっていた。
それにしても今回の観戦&応援で会場に詰め掛けた自転車ロードレースファンの増加ぶりは、あらためて昨今のロード自転車ブームを裏付けているのかなと思うものであった。
応援団の皆と別れて射撃場Pへ戻る途中、最後に、鶴カントリクラブ近傍のレースコース脇にて.....ホッとした表情(!?)な疾風@黒柴♂のphotoをパチリ。
.....祭りのあとの独特の空気感.....これもまた佳し♪ ;-D