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底穴式改造ダンパーは、基本的にダンパーオイルしか変更できません。
オイルの粘度と量を変化させることで、ある意味「減衰力調整機能」を有する事になります。
面倒ですけどね。

ベースは通常、数万ｋｍ使用した中古であるので、あまり極端に硬いオイルを入れたり、オイルの量を増やしたりすると、ロッドシールからの「抜け」が心配になりますから、私はＫＹＢのフォークオイルを純正と同量入れて製作します。

底に開けるネジ穴はＭ６～Ｍ８が適当でしょう。
私はＭ６を使用して、ネジのシールには銅ワッシャーを使用していますが、
ヤフオクで売られてるものは、シールテープを使用している様子。
画像は、某トゥデイ乗りがヤフオクで購入した改造ダンパー。
私がシールテープを使わないのは、テープの切れ端がダンパー内に入って、ベースバルブの作動不良起こす可能性を考えたから。

では、このベースバルブにゴミが入ると、どうなるのか？
インナーチューブ底にあるベースバルブは、ダンパーの縮み側減衰を起こす役割ですので、ここに僅かでも小さなゴミが入ると、縮み側の減衰が正常に出ません。

シールテープの他に、穴開け時の切屑がダンパー内に入ると同様な結果となりますので、穴開け時は切屑が入らないよう細心の注意と作業が必要です。

圧縮エアーで切屑を飛ばしながら穴開けしたり、強力な磁石を遣って切屑を落とさないよう工夫しましょう。

それでも、多く作っていると失敗は付き物ですので、その時は「乗り心地重視の新型」として、伸び側のみ硬い減衰力を持つ仕様と割り切りましょう。（笑）

ベースバルブにゴミが詰まるという偶然を待たなくても、同じ仕様にする方法はあります。
ケース底から栓をするボルトを少し長い物にすれば、それがベースバルブを押し込んで、その機能を奪ってくれます。
もちろんそれは、ダンパーの機能としては「壊れてる」状態ですが・・・（汗）
しかし、硬い直巻きスプリングと組み合わせバンプラバーを入れなければ、底突きの心配も無く、ハンドルの切り始め応答が甘いけれどスポーティーなサスが出来上がります。
怪我の功名という奴でしょうか。（笑）


しかし、それ以外は純正と同じですから、組み合わせるスプリングは先に挙げたトゥデイ専用ローダウンサスでないと、ジャッキアップ時にスプリングが遊んでしまいます。

更に続くかも？

テスト結果として、サーキットでは８Ｋ直巻き仕様にタイムで劣ったキャットウォークですが、
そんなの当たり前ですよね。（笑）

今回は、私が乗って感じたインプレです。
３年前にＴＳタカタサーキット走った時は、この足だったんですが、ベストラップは３５周走った末に出した７９秒６８５（遅っ）。

今回、キャットウォークで出したタイムは１３周目に出した７８秒９４（マジ遅っ）。

オーバーヒートで走り込めなかったのは残念ですが、それでも一応タイムアップしてます。
ちなみにエースドライバー運転で７６秒５６５でした。
タイヤが違うから、純粋に足の比較になりませんが・・・

サーキット走った印象は、非常に安定してるな～って事。
言い換えれば「アンダー強い」って事になるんでしょうが、ブレーキ残しつつターンインしても簡単にケツが出ません。
そして、ガンさんドラテク道場のＦＦ教習者にして良いほど、加重移動を体感できます。（ロールが大きいとも言う）
恐らくこの足は、サーキットのタイムを狙ったものではなく、峠やサーキットで腕を磨く為のサスキットなんでしょう。

乗り心地は少々？悪いけど街乗りが嫌になる程では無く、サーキットで速いタイムは出ないけど、ラジアルでもＳタイヤでもそれなりに履きこなせて走れるオールラウンダー（全てが中途半端って言うな）です。

とりあえず、走行会の模様です。

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動画に出て来るトゥデイのうち、
レーシングカラーの「オートメカニック木山」さんのトゥデイ以外は、
どれもキャットウォークorタイプＲ装着してます。

ＴＳタカタ走行会では、足の比較テストを企画ネタとして行いました。

もう生産終了して長い時間経ってますし、営業妨害にはならないと思いますが、
問題が有れば削除しますので、ご連絡ください。

比較したのは定価\136500のハーフウェイ製キャットウォーク
と、
タダ同然の自家製寄せ集め流用足。（爆）

結果は既にパーツレビューにアップした通り、キャットウォークの遅さが際立つものとなりました。

もちろん、テスト走行は私じゃなくて、四国支部の軽耐久エースドライバーが担当してます。
ある程度は予想された結果でしたが、もう少し猫足に健闘して欲しかった・・・

同じ車両とタイヤで比較テストしたのは、初期型の「黄色バネ」でしたが、後期型の「白バネ」付けた私のＪＡ２も同様、エースドライバーが乗っても全然タイム出ませんでしたから大差無いです。

レース用にこの足買った人は、さぞやガッカリした事でしょうね～

と言って、これがストリート用の足かというと、乗り心地がお世辞にも良く無くて、「いったい何を狙って作ったのだろう？」との疑問を持たれて仕方無いと思います。



つづく

オフ会でトゥデイ並べてダベるのも楽しいですが、
やっぱり車は走ってなんぼです。
でも、実際にサーキットでトゥデイを走らせるオーナーは少ないのが実情。
「サーキット走行会はちょっと・・・」
って方の気持ちはわかります。私もそうでしたから。

今となっては、シケた考え持ってたな～と笑えますが、
では、サーキットの何処が楽しい？と訊かれると、言葉で表すのは難しいです。
ゴルフやってる人なら、「打ちっぱなし練習場とコースの違い」って言えば解り易いでしょうか・・・