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soundproの愛車 [フォルクスワーゲン Type1]

整備手帳

作業日:2018年12月21日

ラブリーなiPodとラブリーなビートルがJOYN♪

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 12時間以内
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クラシックなフォルクスワーゲンのダッシュボードです。
モデル名は「Type1」といいます。戦前のドイツで開発が始まり、大戦の混乱期を超えて、戦後になって本格量産された最初のモデルということでつけられたタイトルだそうです。
2003年にビートルにバトンタッチするまでの65年間に渡って生産されたのが、なんと2153万台!同一モデルの販売台数としては世界一だそうです。

そんな自動車工業史の遺産のようなクルマが当店にやってきてくれました。(^o^)
しっかりとレストア&メンテされ、ほぼ初期型のインテリアのコンディションも最高!
とくれば、外観の変更は超NGなのは当然のこと。
当店得意のオリジナリティを損なわないサウンドアップをご依頼いただきました。

このおクルマは、[①初回の施工]に続いて、[②再生側のグレードアップ]で再度ご入庫いただきましたので、その変遷もお伝えしてまいります。





①初回は貴重な純正ラジオデッキをメインユニットとして、アンプとスピーカーの新規インストールを行いました。

ソース確保には、純正ラジオデッキのアンテナ入力を使いました。
ここにFMモジュレーターをつなぎ、有線接続したiPodの音声を入力します。
デッキからの出力は、後部座席の後のラゲッジスペースに隠して設置したスピーカーボックスに入り、ここでカロッツェリアの小型アンプGM-D1400Ⅱで増幅され、JBLのコアキシャル3wayとサブウーファーから響いてくるという仕組みです。

「2.1chパワードスピーカーユニット」みたいなものになるので、作り物としては相当ですが、リヤシートバックの奥(ラゲッジ部分)に収まるため、室内側からの見た目の変化がでないというのがポイントです。
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施工前の接続はこんな感じでした。
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そして再入庫時には、②再生側のグレードアップを行いました。
初回のシステムでは、純正ラジオデッキの現役続投を優先したため、iPodの素敵な音がモノラルになってしまう点がネックでした。
また、ラゲッジに新設したJBLのスピーカー群を活かし切るために、アンプの手助けもあるといいなという欲求もでてきました。

そこで、2つの課題への解決策として、当店人気商品の小型アンプ・サイバーストークのJOYNを取り付けました。

お客様のこだわりポイントをしっかり受け止めつつ、のりもの博物館のアイドル♪のサウンドアップを果たすことができました。
施工の様子をどうぞ御覧ください(^o^)
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こちらがメインユニットとなるサイバーストークのJOYNです。

本機は、①純正オーディオのスピーカ出力②ブルートゥース接続機器③AUXの3系統のソースを入力し、小型高性能アンプで増幅し、スピーカーを鳴らす製品で、リーズナブルで小型、取り付けも比較的簡単で、手軽にソースのクオリティアップが図れる点がウケています。

初回のシステムでは、FMモジュレーター経由でiPodのソースを純正ラジオに取り込み、モノラルの出力をリヤのスピーカー群に供給していましたが、再入庫時にJOYNにグレードアップしました。

純正ラジオは引き続きオブジェとして活躍していただくとして、モノラル出力は封印してしまいます。
よって、JOYN本体へはスピーカー出力としての入力はなく、ステレオミニプラグでAUX有線入力するiPodがメインソースとなります。
JOYNは5.0V-2.1AのUSBポートも備えていますので、充電しながらの再生も可能です。

チャート図にもあるように、ブルートゥース接続の経路があり、マイクも仕込んでありますので、ハンズフリー通話ができる他、コントローラー切り替えによって、スマートフォン内のソースを無線再生することもできます。
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施工後の後部座席の様子です。(施工前と変わりませんが)

おだやかな空気が感じられる、標準の後部座席の様子です。
シートバックは前方への可倒式になっています。

リヤガラスに接しているファブリック張りのリヤトレイの前方に、シートと共生地で貼ったボードがあるのがおわかりになるでしょうか、これはこのクルマのオーナーさんの定番?のカスタムのようで、ボードを外すとちょっとした容量のラゲッジスペースになっています。
要は目隠しということですね。

当初、ご来店いただく前は、このスペースに家庭用のスピーカーボックスをおいて、純正ラジオとケーブルで直結して鳴らしていらしたそうです。
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こちらがスピーカー設置の様子です。

撮影のために、上述のボードを外して、シートも前に倒した状態です

ラゲッジスペースの下半分の容量を拝借して、アンプ収納部を含んだスピーカーボックスを作り込みました。
両端のスピーカーは、JBLのコアキシャル3wayのCLUB9630、中央のサブウーファーはは同じくJBLのWS1000です。

アンプは狭い所インストールでは常連のカロッツェリアGM-D1400Ⅱです。
同機は4chアンプですが、2chはそのまま使って、残りの2ch分をサブウーファー用に一つにつなげて(ブリッジ接続)使えるようにもなっているので、今回はそのパターンで接続しています。

この「パワード・スピーカーボックス」と車体側との接点は、アンプへの信号入力と電源供給を行うカプラーひとつだけなので、ボックスごと取り外せるようにしてあります。
大荷物を積んだり、大掛かりなメンテナンスの時など便利だと思います。

なお、通常はリヤシートを立てて、目隠しボードを上に乗せた状態で聴くことになりますが、実際に聞いてみた感じは、昔懐かしい巨大ラジカセをリヤシートでガンガン鳴らしてる。くらいで、なかなかイケるねという印象です。

ボードは確かに障害にはなっていますが、コーンに肉薄しているわけではなく、手前の空間で一定量の空気を動かし、波動が生まれるので、相応の突破力を伴って表に響いてきている。という感じですね。

標準の外観を崩さない前提で、これだけ聴ければなかなかなんじゃないでしょうか。
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今回はクラシックカー、と呼んでもいいですね。特にオリジナルコンディションを大切にしたいクルマのサウンドアップ事例でした。

最近は年式に関係なく、外観を変えない、あるいは変わってもちょこっとで、かつセンスよく。。といったお仕事が多くなりました。

そんな中でも、再生デッキとしての機能はハイダウェイのJOYNに切り出すことができたものの、純正スピーカーがドアにないという幾分難易度の高いケースでした。

ローバーmini等なんかもそうですが、ドアにスピーカーがないクルマは少なからずあり、ドアをいじらない場合、リアトレイを設置場所にするパターンが多いですが、今回は幸いにしてラゲッジスペースに余裕がありましたので、エンクロージャーを作って収めるという手が使えました。

音の入口については、初期のシステムで採用していたのがFMモジュレーター方式でした。
一回電波にのせてラジオに受信する「FMトランスミッター」に比べて、有線接続の分、格段にノイズは減り、ディテールもつぶれにくくなるので、デッキの存在も機能も活かしつつ、iPhone等の外部入力を高品質で取り込みたいニーズにはちょうどマッチします。

これが、再入庫時にはJOYNにグレードアップ!となったわけですね。
本体は見えないところに設置して、キットカット一本分強のサイズのコントローラーのみ室内に設置するだけで運用できる手軽さが、JOYNのセールスポイントです。
今回はコントローラー部分も含めてグローブボックス内に収めてしまい、「オリジナル室内外観キープ」のポリシーを貫きつつ、定評のあるアンプによって音質アップも達成することができました!

年式の新しい車だと、音質向上の手法は予算別にだいたい絞られてきますが、旧車となると、時代を反映したクルマの作りの違い×使えそうな機器・工法×オーナー様のご要望の掛け算で、バリエーションが広がってきます。
当店は、難易度が高そうだったり、他店さまで断られた案件ほど燃えてしまうタイプですので、基本的になんとか答えをお出し致します。
なんとかしたいんだけど、どうしたもんだろう。というお客様はどうぞお気軽にご相談ください。
ご連絡はコチラからどうぞ♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!

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